SKE48ドキュメンタリー映画『アイドル』公開拡大につき、須田亜香里＆大場美奈に緊急インタビュー！！

現在、SKE48の2018年怒涛のひと夏を描いたドキュメンタリー映画『アイドル』が好評公開中だ。公開初期では東京、千葉、愛知でしか観られないということで遠方のファンにとってはつらい状況となったが、この度なんと上映館が拡大！本作でも印象的なシーンが収められている須田亜香里と大場美奈に拡大上映の感想や見所などをインタビューできたのでご紹介する。

ーー拡大公開中ということでご感想をお願いします。

須田　最初は愛知と関東だけと聞いて、遠方のファンの方に観てもらえないかなと…。でも、どうやってこの映画が拡大していくかがまさにドキュメンタリー的でステキだから、徐々に拡大していくのが嬉しいです。また、地方メンバーのそれぞれの地元で上映できたらいいなって思ってます。

大場　ファンの方が会社の同僚とかを誘って観に行っているっていう話を聞いたりしていますが、具体的にはどうしたら大きく広がるのか手さぐりで。でも上映館を増やしたいという気持ちはもちろんあるので、焦らずじわじわと知ってもらいたいです。ただ、映画の内容がとにかく盛りだくさんなので、1回2回3回…となんども観てもらって、北から南まで広がっていって欲しいです。

ーータイトルの『アイドル』についてはどう思いますか？
須田　すごく素敵だと思いますね。直球だしざっくりしすぎてるのかもしれないけれど、もちろん“アイドル”のことを描いているし私たちも“アイドル”だし。そして“アイドル”にはファンの方も含まれていると思うんです。ファンの方がいて初めて“アイドル”が成り立つから。だから自分たちや支えてくれる人、色々な方の顔が浮かぶのですごく気に入ってます！

大場　私も気に入ってます！！　“アイドル”って正解とか間違いがなくて、実際にやったことや起こすことが答えになるものだから、正解を探すんです。その正解を探す姿、もがいている姿がこの映画につまっている。こうしたい、こうしていきたいという結論を出して、私たちの結論が間違ってないっていうことに導くための姿が写っているから、映画を観て改めて“アイドル”というものがわかるのがステキだなと思います。

ーー2018年に盛大に活躍したアイドルの象徴・SKE48としての映画ですよね？
須田　そんなに盛大ですか？(笑)

大場　特殊なアイドルですよ、うちら(笑)

須田　王道じゃないよね？

大場　こんな激動なアイドルなかなかいない気がしますけどねー

ーーといいますと？
須田　48グループの中でもいちばん体育会系だったりして、そういった面でも全然他のアイドルとは違うけど、ここまで精神状態とか実態を晒しているアイドルって今までにないのでは？　AKB48のドキュメント映画とも違いますし。心の奥底をみせることで勝負していますね。ただ一生懸命やっているところを切り取って下さるスタッフさんたちに出会えたってだけかもしれないですけど、それが本当に特別だなって。自分たちは他のアイドルと違うんだなという“オンリーワン”をもらった気がします！

大場　ここまで裏側を見せるのは本当にすごいですよね。SKE48ひとりひとりの人間の心の迷いだったり焦りを忠実に見せるのってチャレンジだなって思いました。ちなみにメンバーがこの映画のことを聞いたのは7月で、すでに1月から撮影が始まっていたようなので、まったくカメラのことを気にしてません(笑)。リアルです。

ーーでは、新たに観てもらう人へのアピールをお願いします！
須田　アイドルに偏見がある人に観て欲しいです！　「アイドル好きな人ってどうなんだろう？」とか食わず嫌いしてる人に観て欲しい。どうしたらそういう人に観てもらえるか今はわからないけど、映画内で先輩メンバーが後輩メンバーにどうやって気持ちを伝えようと葛藤しているシーンもあり、実社会でも同じような悩みを抱えている人もいると思うし、刺激を感じてもらえる映画だと思うので毎日同じことの繰り返しでマンネリ気味の人にも観てもらいたいです。

ーーちなみに、会社の後輩などを『アイドル』観に行こう！と誘うときにはなんと言えばいいでしょうか？
須田「かわいい女の子観に行かない？」です(笑)。

大場「ストレス発散しに行かない？」です。スッキリできる構成だと思うので。新たに観てもらう人には、本当に一人の女の子がアイドルという職業を選んで頑張ってる。12歳～28歳、中学生からいち社会人とか結婚をする人もいるような年齢の女性までが集まって、たった3か月の夏で「こんなことで悩んでるの」って思われるかもしれないけど、一生懸命悩んでもどうしても答えが出せないと時には泣いたりする。でもやってみたら幸せなことがおきたりもするっていう。もう“アイドル”でなくただの人間のドキュメンタリーになってますから。“アイドル”に囚われず観て頂きたいです。

ーー今後の目標などを教えて下さい
須田　SKE48ではやはりナゴヤドームに立ちたいっていうのがイチバンです。どれだけ時間がかかってもよくて、今応援してくれている方、これまで応援してくれていた方、これからSKE48と出会ってくれる方、みーんなで楽しみにしたいんです。慌てず、ちゃんと1歩ずつ踏みしめて今度こそ！って自信をもっているSKE48でいたいですね。

大場　10年やってきて、落ちた時もありました。でも色々なことを行動に移しチャレンジするSKE48から変わらないでいたいですね。もちろん向上心が必要です。それでもSKE48はフットワークが軽いので全国どこでも飛び回ってて、そこがSKE48の強みだなと思います。色々なことに挑戦できるSKE48でいたいです！

ーーでは最後に、ドキュメンタリーなので全体的に真面目な内容ですが、笑えちゃうシーンとかありませんか？
須田　あります！　AKB48世界選抜総選挙ですごく感動的なところ、私も泣いちゃうシーンで、とある卒業メンバーが舞台裏でする喜びの表現がすごく面白いところがあります。「○○ー」っていうのがずっと続くんです。編集した人の狙いだなと(笑)　ぜひ映画館で観てみて下さい！

大場　同じ選抜総選挙の舞台裏で湯浅支配人が見せる表情もギャップが面白いですので(笑)