本邦初！i☆Ris初の実写ドキュメンタリー映画が公開！！

声優アイドルユニット「i☆Ris（アイリス）」が活動12年を迎え周囲をざわつかせている！　今年5月には劇場版アニメ「i☆Ris the Movie – Full Energy!!-」を公開し勢いがついているところに、本作、実写版ドキュメンタリー映画『Live＆Documentary Movie ～i☆Ris on STAGE～』が9月13日に公開となる。約半年の長い密着取材をはじめ、メンバー一人ひとりの今までとこれからが語られていく。ファンにとっては念願の仕上がりとなっているだろう。あるいはファンでなくとも、アイドルの生態を垣間見ることができる珠玉の作品だ。今回はメンバーの芹澤優＆茜屋日海夏に映画の舞台裏を語ってもらえたのでご紹介する。

ーー全体的な質問ですが、ドキュメンタリーの公開を控え、今どういう気分でいらっしゃるかっていうの教えてください。

芹澤優(以下、芹澤)自分たちのライブ映像全体をあまり見返さないのですが、11月に初のアリーナ公演も控えている大事な時期に自分たちの過去を振り返るいい機会になったと実感しました。ファーストアニバーサリーライブの後に武道館の映像が出てくるんですけど、ファーストではコールとかほとんどなくて、お客さんの声がそんなに聞こえてこないんですよね。それが武道館では、お客さんの声が大きくなっている気がして。ファンの皆さんと一緒にここまで作り上げてきたんだなっていうのを実感できて、自分たちの12 年間、めっちゃいい12年間だったなって思いました。

茜屋日海夏(以下、茜屋)今年はi☆Risづくしな1年だなって思いました。劇場版アニメ「i☆Ris the Movie -Full Energy!!-」ではリアルな描写もあるんですけど、アニメならではの楽しいタッチとかファンタジー要素も組み込まれています。その直後の秋にドキュメンタリーというリアルな映像が見られて、しかも、その後にはアリーナ公演も控えていて…。改めてこのタイミングで自分たちの過去ライブ映像を見て、今までの軌跡を振り返ることができたのはめちゃくちゃ良かったなって思うし、それを自分だけではなく、ファンの方々やメンバー全員とも振り返るっていうのがすごく素敵でありがたい機会だなと思いました。

ーー現状のi☆Risの雰囲気はどんな感じですか？

茜屋）自分のシーンしか知らなかったので、他のメンバーのシーンを見て「みんな成長してるんだな、大人になったなー」と改めて感じました。個人の仕事もあるので最近はライブのタイミングでしか(メンバーと)会ってなかったですし「うちら仲いいよね。イエイ。」みたいな関係じゃないので(笑)。

芹澤）i☆Risは絆は深いんですけど、仲良し営業をしないんです。一緒にご飯に行ったりもしないし、プライベートの相談とか仕事の悩みも打ち明けないっていうビジネスライクな付き合いです。それを聞いたみんなはびっくりするんですけど、私たちにとっては1番いい距離感で、慣れ合わないし、足を引っ張り合うこともないです。映像を見て「みんな大変だったんだな、そりゃそうだよね」って思ったり、リアルな話を聞いて初めてメンバーの苦労を知る、みたいなのはありました。まさにドキュメンタリーでした。

ーー茜屋さんは上京するとき、お母さんと離れ離れになるっていうことで、それについてはやっぱり寂しかったりとかありましたか。

茜屋）昔から私は「早く家を出たい、1人になりたい」っていう感じだったんですけど、いざ上京するとなってお母さんに車で送ってもらってバイバイっていう時に、こんなわがまま娘をここまで育ててくれた感謝の気持ちみたいなのが、ぶわって溢れてきて泣いてしまって…。それからも、ちょくちょく実家に帰っては、東京に戻るってなるたびに泣いてて、だんだん年をとるごとに、お母さんのありがたみをすごく感じて、自分もちょっと大人になってきたからお母さんの背中がちっちゃく見えて「こんな小さい体で私のことをずっと守ってくれたんだな」って思ったら、すごく泣けてきました。

ーーカラオケ行きますよね？　どんな曲を歌うんですか？

茜屋）映像では使われてないんですけど、がっつり歌ったんですよね(笑)。アニメ好きの友達もいたのでアニソンも歌います。ボカロが流行っていた世代なので、ボカロソングも歌ったり。i☆Risのオーディションで歌ったのはj-popだったので、j-popも歌ったりけっこう幅広く歌ってました。

ーー負けず嫌いのエピソードありますか。

茜屋）めっちゃありますね！　今も変わらずカードゲームで泣くぐらい負けず嫌いです(笑)。インタビューでも話したんですけど、当時はメンバーみんなに負けたくなくて。本当に負けたくなくて。でも受験勉強もしなきゃいけなかったから1回活動休んだりして。みんなと同じスタートラインになかなか立てないのがすごい悔しくて。家で毛布を口に押し合ってて、うわーって叫んだりしてました。

ーー作品の中では芹澤さんがライバルと思っていたと言っていましたよね。

茜屋）いや、なんというか…。
芹澤）私とひみちゃんが1番優秀でした。優秀争いでした(笑)。これは間違いない。
茜屋）正直そう。同じところに立ってるの芹澤さんだなって思って。当時は1番ライバル。

ーー先輩後輩じゃないんですか？

芹澤）ではないです(苦笑)。同じ一般公募のオーディションで合格してます。やっぱり技術の差と言いますか。圧倒的なオーラが私たちはちょっとバチバチし合っていて(笑)。

ーー芹澤さんは1人旅で神社仏閣巡りをするとか？

芹澤）神社仏閣巡りが好きというわけではないのですが、のどの手術後だったのでまったく人と喋っちゃいけないんですよ。手術後の2週間ぐらいは黙って生活しなきゃいけなくて。親といると喋りたくなるので、1人旅しかないなと思って1人で京都に旅立ちました。

ーーそして、喉の調子が悪くて、実際にi☆Risをやめようとしまったと。

芹澤）そうです。アイドル活動もけっこう激しいし、声優としての活動もあったので、声の消耗が激しすぎて仕事を休んでしまって。せっかくオーディションで勝ち取った声優の仕事を、声が出ないっていう理由で断るという最悪な現象が起きてしまい、デビュー当時から声優が1番やりたかったので、アイドルを辞めるしかないなって思ってました。

ーーボイトレ的なことはしてたんですか。

芹澤）一度手術をした後から月2くらいでボイトレに通い続けていて、そこでだいぶ変わりましたね。ボイトレに感謝って感じです。

ーーお2人に質問なんですけども、今後の展望をざっくり教えて下さい。

芹澤）i☆Risは大きい目標に向かうというよりは、目の前の目標を絶対に達成するというスタンスでずっと12年やってきたので、とにかく今はぴあアリーナ公演かなと思いますね。会場を埋めたいです。

ーーライブはいつですか？　何か展望はありますか？

芹澤）11月4日です。12年間で1番大きい会場でのワンマンライブなので12年目の集大成を魅せたいです。展望はそれくらいだよね。

茜屋）そうですね。個人的には「みんな超頑張ったよね。最高。」という景色を見たいなとは思っています。まずはアリーナを埋めて、その先も伸び続けていけたら1番いいかなと思います。

ーー燃え尽き症候群に陥らないように。じゃあ最後に、お互いのいい部分を教えてほしいです。

茜屋）昔から言われていたと思うんですけど、優ちゃんは努力家。それを表に見せないでニコニコしてるけど、裏ではベランダで泣くぐらい頑張ってる。私はすぐ顔に出ちゃうからすごいなと思います。

芹澤）ひみちゃんは、突き詰める力がすごいなと思います。私は総合力で戦っているというか、全部のことを上手にやりたいタイプだけど、ひみちゃんは１本集中になったり、今これを頑張んなきゃいけないときに誰が声をかけても聞こえないんじゃないかっていうくらい突き詰めて、台本を読み込んでしまうようなタイプ。周りから見てもわかるぐらいのめり込める能力がすごいなと思います。

ーーありがとうございました。

▼予告

▼イントロダクション
声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット「i☆Ris」の10周年プロジェクトの最終章がついに始動。
2022年11月7日、デビュー10周年を迎えて初の実写映画化。まもなくメンバー全員が30歳という人生の節目を迎え、
大人になった彼女たちは、あの時何を胸に仕舞い、いま何を思い、これからどこへ向かおうとしているのだろう。

2012年に声優としてのキャリアと共にアイドルとしてデビューし、熱いライブステージで多くのファンを魅了する存在へと成長したi☆Ris。
紆余曲折あった10年間の活動を半年間に渡り徹底インタビュー。
一人一人の思い出の地を巡りながら振り返る中で見えてきた、今まで誰にも見せることのなかった、迷い、苦しみ、挫折ー、
初めて明かされるi☆Risを続ける理由やファンへの想い、i☆Risへの想い。
伝説のLIVE映像と貴重な撮り下ろしインタビューで綴る、
i☆Risの過去、現在、そして未来を描き出すライブドキュメンタリームービー！

▼Live＆Documentary Movie ～i☆Ris on STAGE～
特設サイト　https://iris.dive2ent.com/livedocumentary/