2026.06.21 upload

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米倉涼子が約30年ぶりにバレエに挑戦!想定外のオファーに「まさかこんな機会を頂けるとは!」

新制作公演「CINDERELLA(シンデレラ)」では、5歳から15年間、クラシックバレエを続けていた女優・米倉涼子が、約30年ぶりにバレエ経験を生かして舞台に出演することが決定。米倉はかつて谷桃子バレエ団の高等科にも所属し、谷本人より指導を受けていた。現在の芸術監督である髙部尚子氏とは「リゼット」(1994年)で共演しており、本作「CINDERELLA(シンデレラ)」では、シンデレラの亡き母で、再生と復活の象徴である大蝶々(マザーバタフライ)を演じることが決定(※大蝶々は米倉涼子と永橋あゆみのダブルキャスト)。存在感がある大役に向けてレッスンの中、公演に先駆け、6月18日(木)にシーバンス ア・モールの谷桃子バレエ団付属アカデミーにて、【「CINDERELLA(シンデレラ)」米倉涼子出演決定報告会】を実施。出演の米倉涼子、芸術監督の髙部尚子氏が登壇し、作品に込めた想いを語った。

《決断まで3週間! 本公演のオファーを受けた時の気持ちを告白》
司会による紹介で、米倉涼子と芸術監督の髙部尚子氏が登場。最初の挨拶で髙部氏は「本公演は全く新しい『シンデレラ』として、只今制作中です。そして、ここにいる米倉涼子さんに本作にご出演して頂けることになりました。どうぞよろしくお願いします」、米倉は「小さな頃からバレエはやっていたんですが、20歳を過ぎてバレエから遠ざかっていたので、まさかこんな機会を頂けるとは思っていませんでした。皆様のお邪魔をしないように、私らしく大蝶々を演じられたらと思います」と緊張した面持ちで伝えた。
本作は世界中で愛されている『シンデレラ』を現代の価値観で再解釈した新しい物語。かつては自身もシンデレラを演じた髙部氏にあらためて本作の新しい視点を尋ねると「装置、衣裳も新しい物を作り、映像演出も取り入れるなど初めてバレエを観る方もよりわかりやすいようにエンターテイメントに近づけた作品にしております」と説明した。また「今回のシンデレラは生き物を大切にする心の優しい少女として描かれており、たくさんの虫たちが登場するのですが、その中でシンデレラの亡き母の生まれ変わりである大蝶々の役を米倉さんに演じてもらいます」と米倉の役どころに触れ、本作のテーマは“親から子への魂の継承”であると明言。髙部氏は「米倉さん演じる大蝶々は再生と復活の象徴、そしてシンデレラを幸せに導く役割なんです」と実感を込めた。
また、重要なキーパーソンである大蝶々役を米倉にオファーしたきっかけについて髙部氏は「今回の私の演出の中での大蝶々は、長めのドレスでどっしりと舞台で存在感を放つ姿をイメージしており『動き回るダンサーよりもしっかりと心で演じる女優さんにやって頂けたら、どんなに素敵な作品になるかな?』と思ったんです。そこで谷先生から直接ご指導を受けた米倉さんが真っ先に頭に浮かびました。米倉さんなら谷先生がモットーとしている心で踊るという部分を理解して頂けるだろうと思いましたし、なおかつ、女優さんの中でも身体能力が高かったこともオファーをした一番の理由です」と力説。これを受け、米倉はオファーを受けた時の印象について「率直に不思議でした。なぜなら、プロのバレエ団のショーの中にバレエダンサーではない人間が板の上に立つのが考えられなかったので、お声がけを頂いた時にすぐに快諾することはできなかったんです」と本音を告白。しかし、その日から出演者の動画を毎日見て研究をしたといい、その上で「これまでの経験から自分にポテンシャルがまだ残っているのかなどを深く考えました。決断するのに3週間くらいかかりましたが、腹を括って頑張ってみようと思いました」と役を引き受けるまでの経緯を明かしていた。米倉の印象について話が及ぶと髙部氏は「すごく真面目な方です。いつも石橋を叩くように挑まれています。また、レッスンのたびに必ず上達されているのを目の当たりにし、女優さんとしてこれまで培われてきたことをバレエに活かされているのだと感じました」と絶賛。
一方、米倉は「これまで強くて逞しくて潔い女性の役が多かった」と振り返り、「優しく人を包み込むような母親の役はやったことがなく、実はそこも悩みどころでした」と本作を演じるうえでの不安を吐露。キャラクターも立ち位置も米倉にとって新境地となる今回の役作りについて「一旦、今までの自分は忘れます。そして、優しい母をイメージし、恥ずかしがらない。まずはそれを頑張ってみたいと思います」とストイックな姿勢を見せた。
すると米倉のこの意気込みに、髙部氏は「これだけのスタイルをお持ちですから、ちょっとしたポーズでも、すごく綺麗なんです。それに米倉さんはしばらくバレエから離れていたとはいえ、基礎が備わっていますから、それがちゃんと観ている人に伝わるんです。ぜひ皆さんにも楽しみにして頂きたいです」と目を輝かせた。
かつて谷桃子バレエ団高等科に在籍していた米倉。実際に谷桃子氏から受けた指導で印象に残っていることについて質問が及ぶと「昔のストレッチのやり方など、いまのダンサーの方にはない思い出があります」と当時を懐かしみ、「谷先生は言葉で伝えるというよりも、空気や感情でご指導をしてくださるんです。それが今の女優として活躍する世界でも役立っています」と心で演じることの大切さを学び、現在の仕事に活きていると語った。

《米倉涼子と髙部尚子芸術監督が語る、「魂の継承」》
イベントの終盤では、本公演に向けてメッセージや想い、見どころなどを直撃する一幕も。米倉は「髙部さんの名を汚さないように大蝶々を演じきれたらと思います。これから必死で頑張っていきますが、そんな素晴らしい作品を大きな劇場で、オーケストラの音楽と共にお届けできるということで、たくさんの方にぜひ観に来て頂きたいです」としつつ、「バレエに興味のある方だけでなく、もっと広く色んな方に観に来てもらえたらうれしいですね」と作品をアピール。
そして、髙部氏は「本作のテーマである“魂の継承”は、ストーリーだけのことではなく、谷先生から我々弟子への“魂の継承”でもあると思っております。ですので、このテーマに非常に親和性を感じております。そして米倉さんのご出演というご縁も含め、今回の作品がいろんな意味で“魂の継承”となるよう尽力してまいりたいと思います」と口にし、イベントは穏やかに終了した。

☆公演概要

≪公演名≫
谷桃子バレエ団 8 月公演 新作「CINDERELLA(シンデレラ)」全幕
≪公演日程≫
2026 年8月9日(日)夜公演/8月10日(月)夜公演/8月11日(火・祝)昼公演・夜公演
≪場所≫新国立劇場 オペラパレス
(東京都渋谷区本町1丁目1−1/ 最寄り駅:京王新線 初台駅 3 分)
≪芸術監督≫
髙部尚子
≪出演者≫
シンデレラ:殿岡遥、森岡恋、赤野芹奈
王子:千野円句(ボリショイ・バレエ団)、李明賢(新国立劇場バレエ団)、森脇崇行
大蝶々:米倉涼子、永橋あゆみ
チケット先行販売:2026 年 6 月 22 日(月)21:00 開始 ※公演毎に先行販売日が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
チケット一般販売:2026 年 7 月 2 日(水)21:00 開始
【谷桃子バレエ団公式HP】https://www.tanimomoko-ballet.or.jp/

谷桃子バレエ団とは
谷桃子バレエ団は1949 年、昭和24 年に創設。1955 年に「白鳥の湖」全幕を大阪で初演、翌56 年東京のサンケイホールで上演。この「白鳥の湖」の舞台の成果は、谷桃子の優れた資質と演技とともに絶賛を受けた。「白鳥の湖」はブームを呼び、全国でも上演、東京のお正月は谷桃子バレエ団の「白鳥の湖」新春公演で始まることが恒例になるなど話題を呼んだ。57 年に「ジゼル」全幕を初演。谷桃子のジゼルは生涯の当たり役となり、最後の引退公演にいたるまで長く踊り続けることになる。この成功により谷桃子バレエ団では「白鳥の湖」「ジゼル」の二大レパートリーとして時代を超えて現在まで上演され続けている。65 年「ドン・キホーテ」を日本で初演。その後「ドン・キホーテ」は日本のバレエ界に貴重なレパートリーとして広まる。23 年に本格始動したYouTube での情報発信では、舞台の完成形だけでなく、稽古の過程やダンサーの素顔、失敗や葛藤も含めて公開することで、これまで閉ざされがちだったバレエの世界を大きく開いた。その結果、従来のバレエファンに加え、若い世代や初めてバレエに触れる層にも関心が広がり、観客との距離が一気に縮まり、現在では「最もチケットが取れないバレエ団」と評されるなど、日本のバレエ界を牽引している。

 

Edited by TrenVe

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TrenVe

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