2018.05.08 upload

SHARE:

15歳で性被害者となった女性の手記を忠実に映画化!『私は絶対許さない』被害者役の主演女優・西川可奈子インタビュー

15歳で性犯罪の被害者となった女性の手記を、精神科医の和田秀樹監督が映画化した『私は絶対許さない』が絶賛上映中だ。ただでさえ衝撃的なテーマだが、さらに完全主観撮影をすることにより、よりリアリティのある仕上がりとなっている。今回は、整形前の主人公役で映画初主演を果たした西川可奈子に撮影時の様子などお伺いすることができたのでご紹介する。

■ご本人コメント

■□■TrenVe Channelにて様々なオフショットムービーなど定期的に公開中!■□■
https://www.youtube.com/channel/UCcVHp01xidNaIgiOEDMoxFQ

「雪村葉子/学生」役 西川可奈子

ーー今回の役がきまってどういう思いになりましたか?
迷いなく、この作品をすべての女性を代表して世に出したいと思いました。
撮影に入る前に原作者ご本人にお会いする機会があって、実際にお話を聞かせてもらってたりもしています。

ーータイトルの「許さない」はどんな気持ちが込められていますか?
葉子さんは、はじめは自分をレイプした男たちに対する復讐心で“生きよう”って決めていました。でも、色々な人たちと出会うことによって復讐の方向性が徐々に変わっていくんです。殺すというか自分の性を武器にして、それを悦ぶ男がいて…というところが復讐心に結びつくんです。なかなか理解するのは難しいところなのですが、“自分が幸せになる”ってことがイチバンの復讐って感じます。

ーー撮影現場の印象を教えて下さい
初めての主観撮りにとまどいました。慣れるまでカメラマンさんと綿密に打ち合わせをして、普通の撮影の倍以上の時間がかかってます。お相手の演者さんも、演技をしている私でなく、カメラを見なくてはいけないので苦労されたのでは。
また、駅前の雪のシーンでは撮影日に雪が全くなくて、トラックで雪を運んで敷き詰めて頂きました。ちなみにメガネはかなり強い度が入った本物で全然見えなくて、高いところの撮影が怖かったですね。
ーー見所をお願いします!
主観映画だからこその臨場感、距離感が生々しくもリアルに描かれ、レイプシーンも忠実に再現されています。普通の映画では味わえない要素がたくさん詰まった作品だと思うので、ぜひ映画館で観て頂きたいです。また、世界的な問題である本作のメッセージが一人でも多くの方々に波及し、被害者の方々の励みになって欲しいと思います。

 

 

西川可奈子
公式プロフィール http://www.k-side.jp/members.html
公式ブログ https://ameblo.jp/888832818/
Twitter https://twitter.com/kanako1105

 

 

 

 

映画『私は絶対許さない』

出演:平塚千瑛、西川可奈子、隆大介、佐野史郎 ほか
監督:和田秀樹、原作:雪村葉子(ブックマン社)、脚本:黒沢久子

テアトル新宿(東京)、第七藝術劇場(大阪)、土浦セントラルシネマズ(茨城)にて公開中。ほか全国順次公開

公式サイト:http://watashihazettaiyurusanai.com/

 

STORY
東北地方の田舎で育った中学3年生の葉子(西川可奈子)は、メガネに化粧っ気のない素朴な女の子。
厳格な父(友川カズキ)と、女々しく意地悪な母(美保純)と、優しいがどこか他人事の様に接する祖母(白川和子)と、小さな弟と妹に囲まれて平凡に暮らしていた。
あの日までは……。


年末、若い男達に無理やり輪姦されたのだった。
元旦に全身傷だらけで帰宅した葉子を待ち受けていたものは、冷たく突き放す家族と親戚だけだった。
体のみならず、心もズタズタにされ、天涯孤独の様な気持ちだった。
ひょんなことからレイプ犯の一人である若者の養父・早田(隆大介)と出会い、援助交際という名の契約を交わす。どうせ私は傷物なんだから……。
冬休み明けの学校でも、瞬く間に輪姦された噂は広まり、イジメが始まった。
その間も援助交際でコツコツと大金を稼ぐ葉子。一刻も早くこの地獄から自力で抜け出すために。そしていつか、あの男達に復讐するために……。


高校卒業後、大都会東京へ。
すぐさま全身整形し、昼間は真面目な学生、夜は学費や生活費を稼ぐべく風俗で働いていた。
そんな中、葉子(平塚千瑛)は客としてきた雪村(佐野史郎)に出会う。彼は将来の夫になる人だった……。
しかし、ある日、彼の真実を知ってしまう……。

そんな体験を実際に持つ雪村葉子さんが35歳になって執筆した手記を元に、その半生をたどる衝撃のストーリー。
彼女は日々何を見て、何を感じ、何に対して復讐しているのか。あの男達への思いは……。

 

取材・編集 記者J

アバター画像

記者J

地球上すべての美しい女性を求め東奔西走。今で言う推し活をむかーしから実践していた漢

YOUTUBE CHANNEL