2019.09.02 upload

人間の狂気を人気女優・堀田真由が魅せる!映画『プリズン13』ネタバレなしのギリギリインタビュー

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テレビや映画にひっぱりだこの注目女優・堀田真由が主演するソリッド・シチュエーション・スリラー映画『プリズン13』が公開中だ。同作は世界を震撼させた実在実験「スタンフォード監獄実験」を基に描く未体験の密室ゲームムービー。密室と人間の狂気が魅せる珠玉の恐怖体験を堪能できる映画となっている。そんな極限状態を演じた堀田真由に撮影時の様子などインタビューができたのでご紹介する。

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ーー出演が決まった時の感想は?
『3年A組』という作品をその前にやっていたので教室の次は牢屋っていう閉鎖された空間に閉じ込められるというテイストは一緒で、何かご縁があるなと思いました。

ーー役柄は自然体な感じですか?
今回の作品は、自分に近いというワケではないんですけど…。すごく責任感が強くて弱い部分はある、でもどんどん強くなっていくっていう女のコだったので等身大な感じがして、演じさせて頂くのが楽しかったです。

ーーもし自分が実際に実験に参加したらと考えるとどうですか?
この作品をやらせて頂く前に台本を読ませて頂いて、人ってこんなに狂うのかなとか、人に指図されても嫌だって言わないのかなとか色々なことを思いました。でも、撮影が始まって看守と囚人っていう二つの役割になったとたんに人って豹変するんだなって感じたので、自分もリアルにそこに立ったら人間が変わってしまうんじゃないかなっていう興味はあります。

ーー撮影現場で印象に残っていることはありますか?
最初に頂いた台本が現場ですごく変わっているところです。主人公をやらせて頂く中で「こういう風にしたい」とか思いが色々あったので、自分の意見もたくさん言わせて頂いたので、すごく変わっていきました。撮影しながらも、台本通りにいかず、その場その場ですごく変わっていったので、緊張感とか臨場感とか、素というものを作りあげられたのかなっていう感覚はありました。

ーーどのくらい変わった部分がありますか?
本当に内容が全然変わったりしたので、原型はとどめていない感じです。

ーー映画全体の見所を教えて下さい
海外でやった映画(スタンフォード監獄実験を題材にした洋画)だと男性だけでの監獄実験だったんですけど、今作では日本で男女。 そこの違いもひとつの面白さですし、観る側が思っている以上に人ってこんなことをやってしまうんだっていうのが表れている作品だと思うので、『3年A組』とか好きな方には、続けて見て頂きたいってすごく思うんです。『3年A組』に関しては、みんなが同じ狭い空間にいる中で、ひとつのテーマについてみんなで考えてここからどうしていくんだっていう、結果みんなの矢印がおんなじ方向に向いたっていうものだったんですけど、『プリズン13』に関しては同じ狭い空間なんですけど、どんどんどんどん人の矢印がいろんな方向に向いていくっていう違いがすごくあったので、密室だったり心理系の作品が好きな方にはすごく楽しんで頂ける作品なんじゃないかなと思います。

ーー人間の狂気が一番出ているのはどんなシーンですか?
ライトを持ってガーっと行くシーンがあるんですけどそのシーンはすごくて、最初マリがそこにやってきた時とは全く違う顔なので、光もない時間もわからない空間に行ったらこうなるんだっていう結果だったのかなと。撮り方として面白いのは、「強くならなきゃ」「負けない」みたいなことをいうときに「崩れていく顔」と「強くいないといけないという顔」とふたつ撮ってだぶらせている部分。そこからライトのシーンに繋がるんですけどそこはすごく大変でしたね。両方の気持ちをやらないといけなかったので。

ーー撮影中にハプニングとかありましたか?
これもライトを持ってがーっていくシーンの時で、普段は12台のカメラが置いてあるのを使うんですが、カメラマンさんが手持ちで臨場感を出すために一連の流れで撮っていたんですけれど、一連で撮るとフォーカスが合わなかったりとか、お互いにマッチしないと顔が映らなかったりとか色々あって何回もテイクを重ねたんです。そうとう唸っているので3回目が撮り終わった瞬間に音声さんに「何言っているかわかりませんでした!」って言われて(笑)。全部声が裏返っているというか、あれだけ「うわーっ」と言っているので、全部拾われていなかったっていうハプニングがあったりして、逆に場が和んで「よっしゃもう一回やろっか!」ってなったりしました。

ーー固定カメラで撮っているのは、普通の映画撮影とは違いましたか?
いろんなところに360°カメラが置いてあるので、普通の作品だと自分が撮るときの寄りと引きとみたいな感じだったりとか、相手がお芝居されているときは一緒にお芝居をやるっていう感じですけど、360°あるので、常に誰が撮られているかとか気を抜くみたいなことは一切考えられず、舞台に立っていてそれを俯瞰で撮られている感覚でした。

ーー今後の活動予定はいかがですか?
この『プリズン13』から夏秋と映画が6作公開になるんですけど、全部違う役をやらせて頂いていて、『プリズン13』はけっこう等身大だとか『かぐや様は告らせたい』はしっかりしている、主人公に仕えている使用人の役、『超・少年探偵団NEO』は幼馴染の男の子たちのなかで一緒に育ってきた気の強さのある女のコだったり、松尾スズキさんが主演・脚本・監督の『108』では魔性の女のコを演じていて、『殺さない彼と死なない彼女』では、全人類から愛されたいと願うキャピキャピしたかわいらしい女の子を演じていたりとか、本当にどれも違う役を演じさせて頂けたことが自分の強みなので、今後もそれにとどまらずに色んな作品に挑戦したいです。

ーーその先の野望はありますか?
いつどんなチャンスがあるのか、くるのかって、この芸能界は本当にわからないなって思っていて、どんな役でも来た時に私は今100%で行けますっていう風にしていたいので、その準備を常に持っていられる女性でいたいなというか、20代の目標ですね。

ーーずっと女優でありたいと?
好きなことなので続けていたいですし、ひとつのことを続けることって簡単なようで難しいことなので、続けられる仕事が自分の中では見つかったのかなって思うので、極めたいです。
映画『プリズン13』シネマート新宿・心斎橋ほかにて公開中

堀田真由

中島 健  岩井拳士朗  矢野優花  芹澤興人  宇野祥平
伊藤麻実子  立石晴香  岡部 尚  宮下かな子  岡本智礼  近野萌子

前野朋哉  板野友美

監督・脚本:渡辺謙作

主題歌:「Fandom (Remix For A Film)」LEO今井(日本コロムビア)
製作総指揮:吉田尚剛 製作:永森裕二 企画プロデューサー:加賀絢子 ラインプロデューサー:岩淵規 アソシエイトプロデューサー小笠原宏之
撮影:彦坂みさき 照明:志村昭裕 美術監督:山下修侍(A.P.D.J) 録音:鈴木健太郎 スタイリスト:宮本まさ江 ヘアメイク:近藤美香
演出補:田口桂 編集:日下部元孝 グレーディング:廣瀬亮一 音楽:上田禎(navy inc.)
宣伝プロデューサー:松田英訓 撮影協力:東映東京撮影所 協力:アミューズメントメディア総合学院
制作:メディアンド 企画・配給:AMGエンタテインメント 製作:「プリズン13」製作委員会

(C)2019「プリズン13」製作委員会

 

 

堀田真由
公式プロフィール https://artist.amuse.co.jp/artist/hotta_mayu/
Twitter https://twitter.com/mayuhotta0402
Instagram https://www.instagram.com/mayuhotta/

 

 

取材・編集 記者J

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