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『TrenVe』(トレンヴィ)

秋元康プロデュース「劇団 4 ドル 50 セント」に所属しながらも数々の誌面や表紙を飾っている人気急上昇中の安倍乙が奥山かずさとW主演を務めるドラマ『麻雀宝湯記』がついに14日から配信される。そこで配信直前！　主演の安倍乙にインタビューができたのでご紹介する。

ーー今回の作品はどのようにして決まった？
オーディションではなくて、キャスティングの方が選んでくださって、主演は誰でも喜ぶことだと思うんですけど、内容が麻雀ドラマっていうことを知って、ルールとか何も分からないので大丈夫かなって。嬉しさもありましたけど不安の方が強かったですね。

ーー麻雀と温泉もの、グラビアでの活躍が生かされている？
そうですね、温泉でのお色気シーンも多いので、そこではグラビアの経験が生かせているかなと！

ーー今回の作品が初主演？
主演は初めての経験でした。ドラマもちょっとだけ出る役が多かったので、今回、香盤表（撮影予定表）が送られてきた時にその見方すらわからなくて、マネージャーさんに教えてもらいました。麻雀もYouTubeで霜降り明星の粗品さんが解説している動画がすごく分かりやすくて、それ見て勉強しましたね。

ーーいつ頃撮影
去年の9月に撮影しました。
都内は少しで、ほぼ地方ロケだったんですけど5日間で石和温泉と伊東をまわって、すごくハードスケジュールでした。

ーー温泉街。ロケの思い出は？
山梨県の石和温泉で、撮影が始まる前に散歩をしたんですけど、野生の知らない鳥がすごくきれいで鮮やかなので感動しました。星空もすごくきれいだし、温泉も魅力的で、田舎ってすごくいいなって。元々大阪の田舎の方の田んぼがあるところに住んでいたので、故郷に帰るじゃないですけど、リラックスできました。

ーー伊東の方はどうでしたか？
温泉街が風情があって良かったです。撮影でお借りした喫茶店が、古き良きお洒落な感じで印象的でした。そこでパフェを食べるシーンがあったんですけど、撮影がハードで疲れきっていたので、全身に染み渡りました(笑)。疲れているときに甘いもの食べると、こんなにパワーが蘇るんだって！！

ーー共演の奥山さんの印象は？
本当に私の勝手な先入観だったんですけど、グラビアの表紙で見かけるとお顔立ちがはっきりされているから、すごく厳しくてクールな方なのかなって。（笑）口数も少ないイメージだったんですけど、本当にしゃべりやすいし、すごくいい人でした。服も意外に普段ジャージ来てるとか、男前な性格でいい意味でサバサバしていらっしゃるので、やっていて変に気も遣わないし、素でお話させて頂いて楽しかったです。バディが奥山さんで本当によかったです。

ーー作品のポイント、見所を
私的にはやっぱり温泉に入った後の“豹変シーン”が見所ですね。麻雀が強くなるんですよ、牌の手捌きとかも、プロ並みにかっこよくなるので、その変貌ぶりに注目ください！あと、最初は反発しあってる奥山さん演じるチー子と、徐々に距離が近くなって信頼関係ができていくのでそこも見て頂けたらいいなと思います。

ーー決め台詞がありましたね
そうです、「火照ってきた～」っていう(笑)。普段は絶対に言わない言葉なんですけど、女優をやらせてもらってるから経験できる役柄ですごく楽しいって思いました。でもお芝居的には変化を付けるのが難しかったです。普段の真白はおっとりしているけど、本気モードになると頭も冴えるし性格も強気になるので。監督に敵をもっと強く睨んでと指示をもらって悩みながら演じました。監督にはお風呂のシーンもこだわって頂いて、何テイクも重ねてスタイリッシュに撮って下さったので、本当に有難いです。

ーー伊東篇では脱衣麻雀の戦いですね
脱衣麻雀ってそもそもそんなのあるんだってびっくりしました。今地上波ではあまり過激なことができないじゃないですか、コンプライアンスが厳しくなっている中でお色気シーンも楽しめたりすると思います。あと及川奈央さんがすごくきれいなので見て頂きたいですね。

ーー自分で出来上がりを見て感想は
元々46分の尺って決まってたんですけど、台本の段階から内容が盛りだくさんなので収まるのかなと心配だったんです。でも出来上がった本編を見たら、オープニングから中華風の壮大な曲を使って頂いたりしてテンポも良いし、映像もすごくきれいで、カメラワークもかっこよくて感動しました。
でもいま思えば反省点もあります。冒頭のシーンで奥山さんの顔に私がお湯をかけるシーンがあるんですけど、撮影初日でまだお互いに手探りな間柄だったので、遠慮しながら演じた部分がありました。自分からもう少し積極的にコミュニケーションをとっていれば、お芝居も変わったかなって思います。でも奥山さんとは撮影を通じて仲良くさせて頂いたので、もし次回作があれば次は最初から遠慮せずに飛ばしていけます（笑）

ーー最後に今年の抱負は？
2020年は難しい一年でした。劇団の活動も、客席を限定したり、開催がギリギリの発表になって地方から毎回来てくれるお客さんが来れなくなったり残念でした。結果的に劇団のメンバーも個人での活動がメインになってしまったので、今年こそは劇団皆でできたらなって思います。最近はネットで自己発信ができるじゃないですか。『ドルセンTV』っていう劇団のYouTubeチャンネルがあるんですけど、あまり更新できてないので、それを使って何かしたいなと。個人でも飛躍したいんですけど、まずは劇団として何かひとつできたらいいなって。

ーーありがとうございました。

あらすじ
難波飛龍が全国の温泉宿で闇賭場を開いている極悪雀士の集まりである如月会に囚われた！　幼い頃に飛龍に麻雀を教わった娘の真白（演：安倍乙）は、実家の銭湯を守るために、飛龍のお引きだったチー子（演：奥山かずさ）とともに如月会に戦いを挑む！敵の卑劣な麻雀に苦戦する真白たちだが、温泉に入り体がほてることでなんと麻雀が強くなる！？　石和の出歯亀の覗きや、伊東の黒豹との脱衣麻雀対決にも負けず、真白とチー子は飛龍を助け出すことが出来るのか！？

“Xstream46”
『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』2021年2月14日(日) 配信開始

出演
安倍乙 奥山かずさ
不破万作 及川奈央 渡辺翔 佐野泰臣
高橋和也

監督・撮影：原廣利(『100万円の女たち』『日本ボロ宿紀行』)
脚本：たかせしゅうほう(『日本ボロ宿紀行』『純喫茶に恋して』『つばめ刑事』)
音楽：岩本裕司
音楽協力：東映音楽出版
麻雀監修：片山まさゆき
公式HP https://xstream46.jp/
公式twitter @xstream46 https://twitter.com/xstream46
制作プロダクション：共同テレビジョン
製作著作：東映
©︎東映

安倍乙
公式プロフィール　https://avex-management.jp/artists/4dollars50cents/abeoto
Instagram　https://www.instagram.com/abeoto0118/

取材　マンボウ北川
撮影・文　記者J

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