2022.12.02 upload
新人女優の登竜門『ウルトラマン』出演の村山優香、見た目とキャラのギャップに驚き!
子役から活躍し『ウルトラマンデッカー』出演で一躍人気女優となった村山優香。芯の強い正義感溢れるキャラクターを熱演し、数々の名場面を残している。今回はその村山優香にインタビューができたのでご紹介する。
ーー芸能活動をするきっかけはどんなことだったんでしょうか?
小学校5年生のときにお母さんと一緒に東京に遊びに来て、全く芸能に対して興味なかったんですけど、スカウトして頂いて「やってみようかな」って軽い気持ちで事務所に入ってお芝居のレッスンを受けてって感じです。
ーーけっこう所属している期間は長い。
そうですね、芸能始めからの期間は長いですよね。9年とかですかね。
ーー子役的な活動もしてた?
映画に出たりとかしてました。
ーー今回の『ウルトラマンデッカー』ですが、オーディションですよね。
オーディションです。
ーー受けようと思った理由は?
受けようと思った理由……。いつものようにオーディションの案件がマネージャーさんから来て、ほとんど受けるんですけど、やっぱり他のオーディションとは気持ちが違いました。「うわ、すごいの来た」みたいな。特撮のヒロインは本当に、大きな目標の一つだったので。特撮のオーディションは初めて受けたんですけど、「これ取れたらすごいけど、まあ無理だよな」みたいな。とりあえずオーディションまでに台本をしっかりやろうと思って、他のオーディションとはちょっと気持ちの入れ具合が違かったのはあります。
ーーでもライバルの方も皆さんだいたい割とそうかもしれないですもんね。
そうですね。たぶん皆さん熱入ってたと思います。
ーーそういう中でオーディションの手ごたえはどうでしたか?
実は気合い入りすぎて、前日の夜にお母さんと一緒に台本の練習をしてたんですよ。練習にも関わらずものすごい大きな声でお家で練習をしていたら、次の日の朝、声がガスガスになっちゃって、おはようも言えなくて、本当に声が出なかったんです。びっくりしちゃってどうしようってなって「もう終わった」みたいな。慌ててお母さんに薬局でトローチとか風邪薬とか色々買って来てもらって、とりあえず必死に時間までケアして、それでも全然声が駄目だったんですけど、電車移動中もずっと飴をなめて、朝よりは声が出たんですよ。「こんな状態で受かるはずないな」って思いながら、落ち込みながら帰ってって感じですね。そしたら連絡が来て、受かったということで。まさかあのガスガスの声が良くて受かった? とかいろいろ考えました。だから手応え的には必死にやりましたけど、声がもう声だったので、いやあちょっと無いなみたいな。
ーーそのオーディションは一回で結果が出たってことなんですか?
最初は書類審査だったらしくて、書類審査とオーディションですね。だからハスキーボイスだと思われてたんです(笑)。
ーーこれが決め手で合格だったんですよみたいな情報とかは入ってないですか?
後から監督に聞いたんですけど、キリノイチカっていう役は一生懸命さが欲しかったと言ってて、そのオーディションですごく一生懸命さが私から伝わったらしく、イメージにぴったりだったようです。だから即決だったよみたいな感じでしたね。審査員の方がけっこういたんですけど、満場一致で本当に即決だったみたいですね。
ーー声には問題があったかもしれないけど、それをカバーしようと思う気持ちが一生懸命さにつながった?
そうですね。それもあったからこそ、必死さというか、そういうものが出たのかなって思いましたね。いろいろな組み合わせだったんですね。
ーー撮影自体はもう終わってるの?
終わりました。
ーーちなみに最終回は何話で最終回。
25話です。今現在14話で(取材時点)。
ーー予定ではいつ最終回か分かってるんですか?
1月の下旬ですね。
ーーちなみに、テレビシリーズの後にさらに予定があるみたいなんですか?映画があるときもありますよね。
それはまだちょっと言えないです。
ーー言えないですね。ではまず役柄のポイント的なことをちょっと教えて下さい。
役柄は、一つの夢に向かって「GUTS-SELECT」に入って、必死に仲間と一緒に戦っていく女の子なんですけど、普通のヒロインっていう感じじゃなく、“ザ・戦うヒロイン”って感じなんです。いつも男の子二人と私で行動するんですけど、女の子らしさっていうのがなくて、男の子にも負けないみたいな強い女の子ですね。本当、一生懸命さがある。
ーー設定では、元々宇宙開発みたいなのに関わろうとしていた女性みたいな感じで、たまたま攻撃がきた中で、隊長さんが戦う舞台の方に選んだ三人みたいな感じでいいんですよね。
はい。
ーーはい、はいなるほど。一応、本編を見てたんで、特にエレキングの回。
ありがとうございます。ちょうど私のメイン回ですね。あの回で出たんですよね。私の本当の性格といいますか、押しに弱いというか優しさというか、そういうものがあるコで。
ーーこっちは逆にエレキングっていう昔から有名な怪獣が出てくるんだと思って、なかなか面白い話だったし。で、大体12月の頭ぐらいになっていると、どんなお話しになっているんでしょうか?
12月の頭だと何話になるんだ?
ーー今14話ですね。最終回が25話。
やばいな、はっきりちょっと覚えてない。撮影がけっこう空いたんで。
ーーだいぶ前に一気に撮っているんですか?
そうなんですよ。2021年の12月から撮影が始まって、2022年6月に全部終わりました。
ーーじゃあ放送前に全部終わってる感じなんですね?なるほどね。うん、うん。あまりネタバレしても困るし。
でも、TPUのアサカゲ ユウイチロウっていう博士がいるんですけど、その博士をみんな仲間だと思ってたんですよ。前回、前々回ぐらいからちょっと様子がおかしくなかったんですよね。で、前回でもうアダムスという敵に変身しちゃったんですよ。だから本性が出たんです。本当にビックリですよね。で、その敵になってしまう原因といいますか、アサカゲ博士の本当の気持ちだったり、原因というものがだんだん見えてくるんです。どう博士が変わっていくか、アダムスがどういうことをしてくるかっていうところが注目ポイントですかね。
ーーなるほど。そんな話がこれからずっと続いていく感じですかね。
続いていきますね。
ーーエレキングみたいな目立った怪獣が新たに出てきたりすることがありますか?
怪獣はどんどん出てきますね。
ーーイチカの成長はみられますか?
最初のイチカの回は、イチカの可愛らしい部分が見えてたと思うんですよ、だけど、次の回は本当に成長したキリノイチカっていう感じなんですよね、お姉さんと言いますか、しっかりしたちゃんと隊員みたいな。かなり成長していて芯がしっかりしててガラッと雰囲気も違いますし。その成長したイチカの話が続くことによって、その山場が20話で。でも言うことが成長したイチカとしか言えないんだよな。
ーー20話は伺った上で、その後の言える範囲の注目ポイントみたいなことをちょっと一言いただければなと思います。
やっぱり三人の成長と仲間意識、友情よきライバル、もうなくてはならない存在、その部分がどんどん深く描かれて行くので、そこを楽しみに見ていただけたらなって思いますね。
ーー急に、新たなとんでもないキャラが出てきたりはしませんね。
いやあ、どうなんでしょうね、本当にどうなんでしょうね?(笑)
ーーあと、現場の雰囲気的なものはどんな感じだったでしょうか?
本当に温かかったです。家族みたいな感じで、この「GUTS-SELECT」メンバーは現場にインしてから最初から割と気が合っちゃって、意気投合しちゃって、待ち時間とか常にしゃべってる感じで、深い話は特にしてないんですけど、この食べ物おいしいよねとか、どこどこのこれ美味しいよねえ、今度行こうよとか、ラーメン好き? じゃあ終わったら行こうよ。みたいな、常にそういう会話で盛り上がってました!
ーーラーメンを一緒に食べに行ったんですか?
行きました。次の日がオフのときとかに行きましたね。
ーー宮澤佐江さんの印象はありますか?
役ではすごいキリッとしてカッコイイ副隊長って感じなんですけど、普段はすごくいい意味でおちゃらけキャラみたいな感じで接してくれて、年齢はちょっと離れてるけど、お友達のように接してくれるというか、妹みたいに接してくれて、現場での振る舞いもものすごく勉強になりますし、お芝居も勉強になりますし、私もこれから芸能やってて後輩がどんどんできてきたら、宮澤さんみたいに後輩に接して接したいなというか、確実にも好かれるキャラクターなんですよ。宮澤さんはどの世代にも好かれるような女性なので、私もそういう女性になりたいなって、本当に人間としても女優さんとしても勉強になるような方でしたね。
ーー共演していて心強い所があったりしましたか?
心強かったですね。私がけっこう悩んじゃったときがあったんです。お芝居でなんかどうしてもうまくいかないとか、そういう時に寄り添って肩を組んでくれたりとか、そういう些細な行動がものすごく嬉しいんですよね、大きいなっていうかすごい心強い方ですね。
ーーこれからはどうしていこうというようなお気持ちもちょっと伺っていきたいのですが、どうでしょうか?
もちろん、女優さんとしてやっていきたいんですけど、今現在モデルとかいろいろやらせて頂いてて、モデルとかもできる女優さんになりたいですね。マルチにいろいろなことがちゃんとできるような女優さん。
ーーツイッター拝見したらなんか「kangol」とコラボしてますね。
そうです。本当に自分でデザインを考えて、パーカー・トレーナー・トートバッグも、「Kangol」さんらしさも入れつつ、自分らしさも入れつつっていうデザインです。せっかくならイチカっぽさも出したいなあ、入れたいなって言うふうに思ってます。
ーーそういうことは今までもやってきたんですか?
いや、まったくやったことがなくて。で、私、ファッションもすごく好きなので、やってみたいなあって言う気持ちがあったんです。いざできて、またひとつ夢が叶ったなーっていう感じですね。だからこれからもそういうコラボだったりとか、自分で考えたアクセサリーだったり、お洋服だったりとかをプロデュースしていけたらなあっていうふうに思います。
ーーはいじゃあそれデザインをしてでこれから商品ができて販売して行くことになっていくっていうことですね。
そうですね。
ーーYouTubeとかやらないんですか?
予定はないですね。何かのきっかけであったらやりますけど、今のところ予定はないです。
ーー特に女優としての目標というかちょっとこんな役やってみたいとか、将来的にはこんな人になってみたいとかっていうイメージがあったら教えていただけますか?
そうですね。私、満島ひかりさんに憧れていて。
ーー満島さんってウルトラマンやってましたね。
そうなんですよ。そうなんです! で、私、ウルトラマンをやる前からもともと満島さんが憧れで、聞かれたら絶対満島さんって言ってたんですよ。いざウルトラマン受かって、あれっと思って、満島さんやってたよなみたいな。それも自分の中で熱かったですね。ヤバって思って、なんかちょっと全然遠いですけど、ちょっと繋がっちゃったみたいな気持ちだったりします。
ーー満島ひかりさんが女優さんとして注目を浴びたのはちょうどそのタイミングですよ。
やっぱそうなんですね。今、本当にいろんな役柄のお芝居やってるじゃないですか。ヒステリック状態になっちゃう役だったりギャグ系とかやったりとかしてるから、本当にすごいなって尊敬していて、私も一つ一つの作品でガラッと変わるような別人のように変わるような女優さんになって行きたいという気持ちです。とまあ、本当お洋服のプロデュースとかやったりとか、モデルやったりとか、まあいろいろやれるような女優さんになって行きたいなって思ってます。
ーー野望は?
悪女をやりたいですね。今までやったことがなくて、 例えば何かの犯人役とか…。後は、銃を使った役で、銃に慣れたっていうのもあり、刑事もので銃を持ったりとかそういう役をやりたいと思ってます。
ーーあと特に言っておきたいことありますか?
いや、もう女優としてやっていきます。生き残る女優に絶対になります!
ーーありがとうございます。
©円谷プロ©ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京
ストーリー
かつての怪獣災害もなくなり、平和を取り戻したかのような地球。人類の目はさらなる宇宙進出へと向けられ、怪獣災害への対策規模は縮小傾向にあった。
そんな中、突如飛来した謎の宇宙浮遊物体「スフィア」による地球への襲撃が始まり、人類は宇宙との交信を絶たれ“孤島の惑星”となってしまう。
主人公「アスミ カナタ」の日常にもその魔の手が迫る。目の前で繰り広げられる破壊、ついに姿を現す巨大な怪獣。危険を顧みず、今そこにいる敵に飛び込んだその時、カナタは「ウルトラマンデッカー」へと変身を遂げる。
「今、やるしかねぇ!」
デッカーの“光”を手にしたカナタは、日常を守るため戦うことを決意し、対スフィア部隊として再編成された新しいエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、若さあふれる仲間たちと共に巨大な敵に立ち向かっていく!
放送開始日
2022年7月9日(土)
放送時間
毎週土曜日 午前9:00~9:30
放送局
テレビ東京系6局ネット 他
製作
円谷プロダクション・テレビ東京・電通
番組公式サイト
https://ani.tv/ultraman_decker/
作品公式サイト
https://m-78.jp/decker/
作品公式Twitter
https://twitter.com/ultraman_series/
出演
松本大輝・村山優香・大地伸永・宮澤佐江・小柳友・黄川田雅哉・寺坂頼我 ほか
声の出演
土田大・梶原岳人 ほか
メイン監督
武居正能
シリーズ構成
根元歳三・足木淳一郎
監督
辻本貴則・坂本浩一・越知靖・内田直之・中川和博・田口清隆
脚本
中野貴雄・継田淳・ハヤシナオキ・皐月彩・鶴田幸伸
音楽
末廣健一郎・得田真裕
オープニング主題歌
SCREEN mode
エンディングテーマ
影山ヒロノブ
☆村山優香
公式プロフィール https://arc-promotion.com/yuka/
Twitter https://twitter.com/M_YuKa0219
Instagram https://www.instagram.com/murayama_yuuka_official/
取材 マンボウ北川
撮影・文 記者J