2024.03.08 upload

期待の超新星!長澤樹の初主演映画『愛のゆくえ』その存在感に女優魂を垣間見る!!

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ドラマ、CMに引っ張りだこの長澤樹が初主演する映画『愛のゆくえ』が公開中だ。宮嶋風花監督が商業デビューをかけたワークショップを勝ち抜き製作された映画で、宮嶋監督の半自伝という本作。宮嶋監督が生まれ育ち、慣れ親しんだ北海道を舞台に、孤独な少年少女の喪失から再生までの姿を美しい自然と、幻想的な世界観で魅せていく。そんな複雑な役を演じた長澤にインタビューをし撮影の裏側などを聞くことができたのでご紹介する。

ーー今回の映画ですが、いつ頃の撮影でしたか?
2022年の1月でした。

ーーどういう形で主演することになったんでしょうか?
宮嶋風花監督との面談でした。台本だけ先に読ませて頂く機会があって面白そうだなと思っていたら、ちょうど宮嶋監督とお会いする時間が頂けてお話しました。オーディションだったり演技を見られたりするのかなと思ったんですけど、後から「決まったよ」って言われて自分でもびっくりしました。

ーー宮嶋監督との面談の時はどういう感じでしたか?
今回の作品は宮嶋監督の半自叙伝なので宮嶋監督を私が演じるのですが、話をしているうちに「自分だったらこうやる」とかセッションみたいになって、顔見せというより、演技する前提での話し合いという感じでした。

ーー映画を拝見したんですけど、ちょっと不思議だなって思いました。
かなり不思議ですね。実話半分・フィクション半分ぐらいの感じで、作品全体がリアルなのかフィクションなのかわからない混沌とした作品だなと思いました。

ーーカエルは監督のこだわりでしょうか?
監督のこだわりな部分はかなりあります。私も最初台本を拝見した時に、作中でカエルが出てきたり、マスコットを自分で持っていたりしていたので、きっと何か意味があるんだろうなと思いながら演じてました。

ーー飼ってましたもんね。
飼ってましたね。近い距離で見つめてました(笑)。

ーーカエルは平気ですか?
まあまあ平気です。でも、実際に手に持つシーンがなかったので…っていう理由はあるかもしれないですが(苦笑)。

ーー北海道には撮影で何日くらい行ったんですか?
2週間くらい行っていました。東京パートは渋谷での撮影です。

ーー撮影で特に印象に残っていることはありましたか? 雪を歩いた気分は?
思ったより足を取られたりして、雪が深かったです。予告や本編の最初の方で歩いているシーンがあるんですけど宮嶋監督に「撮り直せないから絶対転ばないでね」って言われてしまいました(笑)。でも、練習も何もしていないから、自分がどのくらい歩けるのか全然わからなくて、別のところで練習するのかなと思ったんですけど、一回踏んじゃうとダメなので…。かなりドキドキで不安になりながらの撮影でした。

ーー歩いたことがある人とない人とではだいぶ違いますよね。大丈夫でしたか?
無事に撮りきれました。テストの時も、お芝居の部分だけは雪がないところで演じたのですが、実際に撮影する時はアクシデントもありつつでしたが面白かったです。演じている時は必死でしたが、完成したものを見たら、こんなこともあったなあと懐かしい感じでした。

ーー他のシーンは撮影してみてどうでしたか?
今までと違う体の張り方をしました。実際演じていると本当に自分が愛ちゃん(須藤愛役・長澤樹)になったみたいな感じがしてきました。知らない人でもそこはそこで別の家族みたいな感じが出来上がって、堀部圭亮(漁業ホームレス役)さんとのシーンは心の中で気持ちの動きがすごかったです。愛はもともと口数が少ない女の子ですけど、その分心がすごく動いているのを感じました。離れるシーンでは、たった数日しか一緒にいなかったはずなのに、なごり惜しい感じがして、すごく悲しくて。堀部さんがすごく温かい印象の方だったので、それも相まって余計に悲しくなったりしましたが、夜のシーンは特に印象深いなって思います。

ーー他の共演の方との印象はいかがですか?
窪塚愛流(伊藤宗介役)君とは初めての共演でした。事務所のワークショップで一緒になったことがあったので完全な初めましてではなかったのですが、撮影中一緒にいる時間も長かったので、すごく安心感があって支えられました。本当に周りの方のサポートあっての主演だなと思いましたね。田中麗奈さんも、お母さん役ということもあってか本当のお母さんみたいな感じがしました。冒頭のところと終盤少ししかご一緒できなかったんですけど、撮影の時に事前にワークショップをやって一緒にカレーを作ったりしたので、その時にすごく距離が縮まったなと思います。

ーープロフィールに絵が得意と書いてありますが、作中に出てくる絵もご自分で描いたりしたんですか?
自分で描いたものもありますが、基本的には監督が絵を描ける方なので愛ちゃんも絵が描けるっていう設定になっています。で、絵はもともと少し完成しているところに自分が付け足したりという感じですね。自分でも描けるように宮嶋監督に教わったりもしました。おたまじゃくしとかいっぱい書いてました。

ーー作中に出てくるちょっとアニメーションっぽいところは、監督さんが描いているんですか?
宮嶋監督です。「こんな感じになるよ」っていうイメージは頂いていたんですけど、完成したものを見て「動いたらこんな感じになるんだ!」と思いました。

ーー監督から編集までやってらっしゃるんですね。
宮嶋監督はすごく思いが強いなって思います。だからこそ、自分も「熱意を持ってやらなきゃ」と思いました。

ーー宮嶋監督さんとお仕事をしてみてどうでしたか?
20代前半の若い監督で、年もそんなに離れていないですし、ちょっと年の離れたお姉ちゃんみたいな存在でした。家族のような親近感も抱いていたので、本当に困ったことがあったら全部宮嶋監督に相談していました。

ーー監督さんからのアドバイスなどはあったんでしょうか?
今思うとかなり不思議なアドバイスされてたなというシーンがたくさんあって、その時はなぜか自分も理解できていて(笑)。“北海道に着いて家の前で倒れて起き上がって振り返ったら泣いてる”というシーンがあったんですけど、監督なりに説明して頂いたのですが、かなり独特なアドバイスでして…。納得して出来たのが自分でも不思議でした。撮影期間中、極限みたいな状況でずっと撮影していたので、だからこそ通じることもあるんじゃないかなと思います。

ーー役のポイントと映画全体の見どころをお願いします。
愛ちゃんは場面緘黙症という大勢の人を目の前にすると喋れなくなっちゃう症状を持った女の子なんですね。だから口数が少ないんです、裏設定的な感じで。東京に来た時の自己紹介シーンでは、名前だけ書いて振り返って何もしゃべらないっていう演出があったり、要所要所で見てみると繋がるシーンが多いんじゃないかなと思うんですけど、言葉で説明するというよりは動きや目線といった言葉以外の部分での表現にこだわったので、そこを見て欲しいなと思います。作品全体としては、須藤愛という女の子が“愛”を探す旅に出ている物語なので、そこでの出会いと別れを経ての成長は最初と最後で変わるのが見所だと思います。

ーー“愛ちゃんの行方”がタイトルというわけではないんですね。
どっちの“愛”もかけてるんじゃないかなと思います。説明をする時に、どっちの愛の話をしてるのか分かりづらくなっちゃうんですけど、色んな意味をかけての“愛”がタイトルになってるんだろうなと思います。

ーー沖縄での映画祭はいかがでしたか?
舞台挨拶をさせて頂いたのですが、映画祭自体が初めてだったのでドッキドキでした。全然私のことを知らない方にも見に来て下さっていたのですが、宮嶋監督と愛流くんと一緒に3人で歩いたのでとても心強かったです。沖縄でしたが、勝手にプチ北海道みたいな感じで、知ってる人がいるっていうだけで安心でした。

ーー北海道では美味しいものは食べられましたか?
お弁当でジンギスカンが出たのは衝撃でしたねー! ジンギスカンは食べたことがなかったので美味しいなと感じたんですけど、現地の方がもっと美味しいお店あるよって教えて頂いて食べてみたくなりました(笑)。

ーー他には何か食べましたか?
スープカレーや海鮮を食べました。北海道ならではのものはいくつか食べたので、その場所の雰囲気だったりとか実際に使っている食材も本格的だなと思いました。全部美味しかったです。

ーー北海道に行って生活できそうですか?
できなくはないですね。暑いよりは寒いほうが好きです。夏って暑い所から涼しい所に行った時に「幸せ!」とまで思わないけど、寒い時って暖かくなった時に「幸せ!」と思うので、私は冬が好きです。そういう意味では暮らせなくはないかな? と思います。

ーー今後の展望を聞かせてください。
オードリーヘップバーンさんがすごく好きで、オードリーヘップバーンさんみたいな世界中の人に愛される女優になるというのが私の大きな夢です。子供の頃からの夢で、いろんな夢が追加されていくと思うんですけど、ベースは変わりません!

ーー特に印象に残っている作品とかあるんですか?
一番最初に見たのが『ローマの休日』だったので一番印象に残っています。

ーーいいですね。その夢に向かってどうしていこうとかありますか?
最終的には世界に行きたいです。日本に留まってないで、同じ映画に出るのでも世界中の人に届くような大きい映画に出たいなと思います。まだ一回も海外に行ったことがないので、まずは1回、10代のうちに海外に行けたらいいなと思っています。プライベートでも仕事でもいいんですけど、海外ってどんなところなのか知りたいなと思います。

ーーありがとうございました。

 

 

▼あらすじ
北海道で暮らす幼馴染の、愛と宗介。
2人の母親はそれぞれにふたりの世界を守ろうとしていたが、宗介の母はうまく愛情を表現できず、愛の母は少しおせっかいとも言えるところがあった。
しかし、そんな世界がある日突然崩壊してしまうー。
愛の母が、喧嘩をした宗介を探している途中に亡くなってしまうのだった。
残された子ども達は、その喪失とどう向き合い、どうやって生きていけばいいのだろうか?
愛は父親に連れられて東京に引っ越しを余儀なくされ、宗介は北海道に残されることになった。
人間の力では太刀打ちできない北海道の大自然の中と、正反対の都会で、孤独な少年少女は何を見つけるのか。

▼予告

 

 

▼映画『愛のゆくえ』
出演:長澤 樹、窪塚愛流、林田麻里、兵頭功海、平田敦子、堀部圭亮、田中麗奈

監督/脚本/編集:宮嶋風花
エグゼクティブプロデューサー 中村直史、プロデュース 古賀俊輔
プロデューサー 谷垣和歌子、濱中健太、キタガワユウキ
撮影監督:岸建太朗 録音・整音:伊藤裕規 音楽:茂野雅道 美術:佐藤高真
ヘアメイクデザイン:升水彩香 衣装:杉本仁紀
助成:札幌市映像制作助成事業
制作:ザフール 制作協力:Allen
製作:吉本興業 PG-12 上映尺:88 分 著作権表記: Ⓒ吉本興業

公式サイト https://ainoyukue.official-movie.com/
公式 X https://twitter.com/Where_LoveGoes

全国順次公開中!!

 

 

▼プロフィール
長澤 樹
2005年10月24日生まれ、静岡県出身。
2020年公開の豊田利晃監督作『破壊の日』で映画に初出演。CMに数多く出演し、東急ハーヴェストクラブ、CCCマーケティンググループブランドムービー、日本生命などがある。ドラマでは、「オレは死んじまったゼ!」(WOWOW)、時代劇「あきない世傳 金と銀」(NHKBS)に出演中。映画『光を追いかけて』(成田洋一監督)、『ハウ』(犬童一心監督)、『ちひろさん』(今泉力哉監督)などに出演する、注目の若手俳優。

◎J-WAVE『BITS&BOBS TOKYO』に出演中!!
2021年4月〜 毎週(金)25:00-25:30
J-WAVE『BITS&BOBS TOKYO』https://www.j-wave.co.jp/original/bitsbobs/

 

 

インタビュー マンボウ北川
撮影・文 記者J

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