2020.06.26 upload

美麗台湾人モデル・のーでぃが魅せる夜のオンナ!映画『いつくしみふかき』公開中!

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かつてあの伝説の深夜番組『キャンパスナイトフジ』にも出演し、女優、モデルとして活動しているのーでぃが出演する映画『いつくしみふかき』が公開中だ。2019年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で観客賞である「ゆうばりファンタランド大賞」の作品賞を受賞したという本作。なんと映画初主演となる渡辺いっけいと、遠山雄をW主演とし、脇を固める役者もベテラン揃いという仕上がり。そんな中でのーでぃは何を思ったか…インタビューをご覧頂きたい。

ーー今回の役はどんな形で?
オーディションです。

ーー合格の決め手は何だと?
オーディションの時に人がいっぱいいたので、中国語訛りの日本語で自己紹介をしたら監督に「面白いな」と思ってもらえたらしくて、次のオーディションに呼んで頂くことになりました。

ーー中国語なまりの日本語とは?
「私は台湾人ですから、日本語はまだちょっと苦手だけど、みんな宜しくお願いしまーす」みたいな感じで訛ることができるんです。日本語が下手な感じは得意ですから(笑)。

ーー実際は?
実際は台湾人なんですけど、生まれも育ちも日本なので割と流暢めな日本語をしゃべります。

ーーご両親とは中国語でも話す?
中国語でも話します。いろいろ混ざっています。その時に一番物事を表現しやすい言葉で、混ぜてしゃべっています。

ーー日本語、中国語以外は?
日本語、中国語と、英語をちょっと、しゃべるのは大丈夫です。文章は苦手なので調べながらやっています。あと台湾語です。日本でいうところの沖縄弁です。なんくるないさ~とか、あの音のままだと意味が分からないじゃないですか、あれくらい離れた言語です。

ーー本作には何役で出ましたか?
スナックみたいな、なんでしょうね、そんなお店のキャストです

ーーキャバクラではない?
地方の方に行くと、キャバクラ・スナック・パブ、そういう概念じゃなく混ざったものってないですか? 全てがごっちゃになったみたいな、そういうイメージなのかなと思います。地元のお金持ちの人が来る感じはあるけど、ちょっと雑多なところがある、いろいろ混ざったところのあるイメージですよね。

ーーナンバーワン?
特にそういう設定はなかったです。出稼ぎに来ている感じ。

ーー夜のお姉ちゃんをやるにあたり研究した部分は?
キャバクラとガールズバーに行ってみました。男友達と女友達にお願いをして一緒に行ってもらって。あんまり女の子が行くとご迷惑になると思うので程々な感じでしたね。

ーーどうでしたか?
普通に人だなって思いました。当たり前なんですけど、行くまでって知らなかったから特殊な世界だと思っていましたが、実際にしゃべったりすると、もちろんこっちを楽しませようとしてくれる部分はあるけど、生身の人間っぽいなという感じはしたので、どの接客業も一緒で、丁寧にお客様と接しようっていうホスピタリティがあると思いました。けど、普通に人だから、口に出さなくても怒っている悲しんでいるとかはある。わたしがやったアリサっていう子はそれが強かったというか我慢できないポイントで怒っちゃうコでした。だから特別想像のつかないような人じゃなくて、こういうことを言われたら嬉しいかな悲しいかなっていうのを少しだけ我慢してあげる状態をイメージしてやりました。

ーー途中から悪の道に陥ると…
そうですね、不安定だったんでしょうね(笑)。

ーー自分的に悪女のキャラクターは?
私の中では主体的な悪というよりかは、この人に喜んでほしいという想いでエスカレートしちゃった感じ。喜んでほしい一心で頑張っちゃったんじゃないかな。お父さんとかに褒めて欲しいという想いに近い感じなのかなと思います。

ーー本心では悪いことをしている概念はなかった。ちょいちょいケンカしてましたよね
ケンカしている理由も悪いからとかじゃなくて、齟齬というか話がかみ合っていないところでケンカになっていたりとかする感じの脚本でした。目の前にこれをして欲しいと求めてくれる人がいる、でやると喜んでもらえるっていうのが嬉しくてやっていたとか拒否できない部分があると思いました。

ーーファザコン?
アリサがですか? 可能性はあるかもしれないですね。私の中では勝手に、劇中にお母さんに電話して「ママー」って泣きつくシーンがあります。日本に来て異国の地で一人でやっていて出稼ぎかなあ、故郷にお金を送ってあげるのかなあ、お父さんいなかったのかなあみたいな、私の勝手なイメージでお父さんがいなくて父性を感じたかった部分があるのかなって思っていました。私は完全にファザコンですね。余談ですけど(笑)。父大好きなので(笑)。

ーーちなみに現場の雰囲気は?
楽しいっていうか穏やかだったんですよね、基本的に。監督は優しいし、いっけいさんは優しいし、優しくない人がいないんですよね。だから楽しかったです。長野県の飯田で撮影していたんですけど、朝地元のおばちゃんとかがおにぎりを作っていっぱいくれたりとか、終わってご飯を食べにいく時とかも、応援して下さっているところとかですごくいいお肉を食べさせてもらったりとか、撮影中も楽しかったし、空き時間も楽しかったですね。

ーー役の見所は?
やっていて楽しかったのは妊婦のフリをしてバレて、それはバレるでしょっていうくだらないシーンは楽しかったですけど、どれが特別って難しいので選べません。

ーー映画の見所は?
出てくる人がみんな不安定なんですよね。誰かに自分を投影してみる見方もひとつですし、あるいは誰のこともわからないみたいなこともあるかもしれないですけど、実話をモチーフにしているので、そういう人間いるよ、みたいな感じで、人間観察をすると楽しいかもしれないです。息苦しくなると思う方もいるかもしれないですけど、程よい感じでおちゃらけ?みたいなのが挟まっていたりするので気負わずに観て下さい。

ーー見逃さないでほしいシーンは?
私は東京で生まれ育っていて、横のつながりっていうのがあんまりなかったなと思うので、人の距離が近いちょっと昔のちょっと田舎でっていう感じの空気が映像になっていてすごく面白いので、村の人たちが一致団結しているシーンとかは興味深いです。集まって進一を追い出そうとしたりとか、集会をしているところとか迫力があると思います。ちなみにお葬式のシーンで、あざだらけになりました。地元の方が参加してくださったんですけど、私が暴れないように抑えたりしてくれる人がものすごく力を入れて下さったので、ちょっと痛かったけどこんなに人って動かせないんだって思って面白い経験でした。100%じゃないけど体当たりの演技をされることってあんまりないと思うので、逆に生々しくてすごいシーンかもしれないです。

ーーご自身の今後の目標は?女優志望?
そうです。マネージャーとかにもエーって言われたんですけど、私2時間ドラマがめちゃくちゃ好きで、やりたいんですよね、サスペンス。ミステリーとかそういうのが好きで、2時間ドラマで人を殺す役とかをやってみたいという個人的な目標があったりとかします(笑)。

ーーありがとうございました。

■あらすじ
30年前。母・加代子(平栗あつみ)が進一(遠山雄)を出産中に、あろうことか母の実家に盗みに入った父・広志(渡辺いっけい)。「最初から騙すつもりだったんだろ?」と銃を構える叔父を、牧師・源一郎(金田明夫)が止め、父・広志は”悪魔”として村から追い出される。進一は、自分が母が知らないものを持っているだけで、母が「取ったのか?この悪い血が!」と狂うのを見て、父親は”触れてはいけない存在”として育つ。
30年後、進一は、自分を甘やかす母親が見つけてくる仕事も続かない、一人では何もできない男になっていた。その頃父・広志は、舎弟を連れて、人を騙してはお金を巻き上げていた。
ある日、村で連続空き巣事件が発生し、進一は母を始めとする村人たちに、「悪魔の子である進一の犯行にちがいない。警察に突き出す前に出ていけ」と言われ、牧師のいる離れた教会に駆け込む。「そっちに行く」という母親に「来たら進一は変わらない」と諭す牧師。
一方、父・広志は、また事件を起こし、「俺にかっこつけさせてください」という舎弟・浩二(榎本桜)に、「待っているからな」と言っても、実際には会いに行かない相変わらずの男で、ある日、牧師に金を借りに来る。「しばらくうちに来たらどうだ?」と提案する牧師。牧師は進一のことを「金持ちの息子」だと嘘を吹き込み、進一と広志は、お互い実の親子だとは知らないまま、二人の共同生活が始まる。

映画「いつくしみふかき」
出演:渡辺いっけい 遠山雄
三浦浩一 眞島秀和 塚本高史
金田明夫

監督:大山晃一郎
脚本:安本史哉、大山晃一郎
配給・宣伝:渋谷プロダクション
公式サイト:http://www.itukusimifukaki.com/
公式Twitter:https://twitter.com/itukusimifukaki
公式facebook:https://www.facebook.com/itukusimifukaki/

テアトル新宿ほかにて全国順次公開中

 

のーでぃ
Twitter https://twitter.com/ndtr_image

 

 

取材 マンボウ北川
撮影・編集 記者J

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