2019.11.01 upload

WACK主催地獄のサバイバルオーディションが今年も開催!生々しい裏話飛び交う監督&参加メンバーインタビュー

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BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE、CARRY LOOSE、WAggが所属する音楽事務所WACKが開催する毎年恒例となった合宿型サバイバルオーディションが今年も開催され、極上のドキュメンタリー映画が完成した。脱落、解散、など衝撃的なことだらけのオーディションに参加したメンバーMAYU EMPiRE(以下、MAYU)、NOW EMPiRE(以下、NOW)に加え、監督の岩淵弘樹氏(以下、監督)を迎え衝撃の裏側を語ってもらうことができたのでここに紹介する。

<動画コメント>

左から、岩淵弘樹監督、NOW EMPiRE、MAYU EMPiRE

ーー映画の中でどういうことをしていますか?

□MAYU そうですね、教える側というか、WACKに所属しているEMPiREっていうグループの代表として一人で合宿に参加しました。

□NOW 私はWACKに入りたい候補生の一人としてオーディションに参加していました。

ーー映画の見所は? 前回みたいなオーディションの風景が描かれるのかなと思って見ていたら、あれよあれよとBiSさんが解散する話になっていて驚きました。ファンの方はオーディションの風景は配信されているしその辺の事情も皆さんがご存じのことが描かれている?

■監督 「ニコ生」でオーディションの様子は配信されているんですが、その裏側で実際どういうやり取りがあったということはこの映画の中でしか描かれていないので、ファンの方たちは「実はそうだったんだ」と驚かれると思います。

ーー24時間配信しているというオーディションだったので、それもすべてファンの方は知っているのかと思ったらそうではない?

■監督 そうですね、候補生たちを中心に1台のカメラで追っているのでそれだけでは全貌は伝えきれてないと思います。

ーーいわゆる裏方的な情報は配信されていなかった訳ですね。結果としてBiSさんがその問題で解散したということを知るくらいな感じ?

■監督 もちろんBiSっていうグループが合宿に参加し、途中で脱落していく様子は「ニコ生」で配信されていたんです。ただ、最終日に唐突に解散発表があったので、お客さんとしてはその裏で何があったのかっていうのはわからないですね。

ーー最大の見所はそのあたりですか?

■監督 映画としてはそうなんですけど、候補生のNOWさんはその時わかっていたのかっていうのは僕らもわからない、本人は合宿を受けていることに精一杯だったと思う、それはどうだったんですかね?

□NOW 私は全然解散とかわからなくて、自分のことで精一杯でした。正直。でもBiSさんが一人脱落しちゃったら解散ということはなんとなく察したんですけど・・・、いやでもやはり自分のことで精一杯でした。

ーー戦力外通告をされていた4人の方がそれぞれのチームに指導者として入られて、最下位になったら1人脱落みたいな条件が出ていて、必ず誰か一人は落ちるっていう設定はどうされました?

■監督 急遽ですね、社長の渡辺さんが思いついて、合宿全体に緊張感を与えるために、ダンスの発表で最下位になったらグループ全員脱落というルールを追加しました。それで候補生も含めて崖っぷちに追い込まれたっていうことですね。

ーーその状況下を全体的に見ている立場ではどうだった?

□MAYU まず合宿が2期のBiSさんにとってラストチャンスだったと思うんですけど、そこで何か大きく覆さないとこのままいったら解散になっちゃうのかなと私は思っていて。WACKって追い込んでいくんですよ、追い込んで追い込んで限界を突破させて何かを生み出すというか、そういう部分があるので、そういうところを見たかったんじゃないかなと思って。合宿まで来たけどそこでもうまくいかないから、本当にぎりぎりの誰か一人脱落させる気なんだなと思わせることによって、どうなるかっていうのを見たいのかなと思って。

ーーおふたりの立場でこの映画にかかわったポイントと見どころ

□MAYU 仲間とは何かみたいなところが私はけっこう引っかかったというか、見ていて戦力外のメンバーとそれ以外の人みたいな別れ方をしているじゃないですか。仲間って何だろうってすごく思って、戦力外のメンバーはもちろん試されて合宿に行っているけど、それ以外のメンバーも試されていたんじゃないかなと思うので、仲間の脱退がかかっている状況で行っていない人は何ができるのかっていうところが試されていたんじゃないかなと思いました。自分だったらどうするかなとか考えたりして、難しいと思いましたね。

■監督 MAYUさんはEMPiREっていうグループなんですけれども、その中から一人合宿に行かされているので、東京にいるEMPiREのメンバーたちが送り出す側ですよね、その子たちも「ニコ生」で毎日見ているので、連絡したり励まされたりっていうのはどうだったんですか?

□MAYU 私たちはちょうどその時期に6人組から一人脱退して、5人の状態で合宿に臨んだんですよ、だから脱退のタイミングで、EMPiREに自分たちがどう向き合うかということを今一度見直していた時期なので、みんなが一致団結していて、ダンス審査とかマラソン審査とか終わるたびにめちゃめちゃ励ましてくれて、残っているメンバーがみんなでマネージャーさんの部屋に泊まって一緒に生活をして「ニコ生」をずっと見ていてくれて、終わるたびに「よかったよ」とか「がんばったね」とか連絡をくれて、練習の合間に動画を撮って励ましてくれたりとか勇気づけてくれたのでこのメンバーと一緒にやれていることが誇りに思えました。

ーーNOWさん的な映画の見所は?

□NOW 私は自分のことになっちゃうんですけど、限界突破がこの映画の見所だと思っていて、オーディション中でも渡辺さんは「自分をさらけ出さないとだめ」みたいなことを仰っていて、自分の限界を超えるとかさらけ出すとか出来ているか出来ていないか、渡辺さんは見極めて結果を渡してくださっているので、この映画は一人一人が限界を超えているか超えていないかが見どころなのではないかなと思います。

ーーWACKのオーディションを受ける時点でそのことはみんなわかっているはずなのにそれでも難しい?

□NOW 正直、初日とか二日目あたり、自分って何だろうとかすごく考えていて、自分をさらけ出したいけどさらけ出せなくて、そういう子がいっぱいいたと思うんですけど、みんな理解はしていました。

ーーWACKのオーディションを受けようと思ったきっかけは?

□NOW 最初はBiSHさんから知って、ライブとか何回か行ったんですけど、最初はファンとして見ていてかっこいいなとか好きだなっていう風に見ていたんですけど、見ていくうちに自分もこのステージに立ちたいという気持ちの方が強くなってきて、自分がこのステージに立ったらこう踊って歌うという姿が想像できてしまったというか、私もWACKという事務所の一アイドルとしてステージに立って歌って踊ってみたいなという気持ちが出てきてオーディションを受けました。

ーーWACKさん以外のアイドルに関しても興味やファンだったり?

□NOW あります、いろいろなアイドルさんが好きだったんですけど、WACKは魅力がたくさん詰まっていて、本当にかっこいいというか、うまく言葉にできないんですけど、本当にかっこよくて入りたいなと思いました。WACKに入りたいという気持ちが強かったです。

ーー実際に入れて活動してみて、想像通り?

□NOW 全然そんなことはなくて、まだまだです。すべて。私は死ぬまで満足しない、ゴールを決めず常に上をずっと目指していたいので、これでいいやとは絶対に思わないので、まだまだいけるとずっと思っているのでまだまだいきます。

ーー個人的に見てほしい場面は?

■監督 映画館ですと大きいスクリーンで見るので、合宿の空気感が非常に生々しく伝わってくると思う。合宿の空気感はかなり緊迫して張り詰めているので、緊張感の中で女の子たちが起こしていくことをドキドキハラハラしながら見てほしい。

□MAYU 個人的なお気に入りカットがあって、社長の渡辺さんがBiSさんの解散ライブの時に控室でマネージャーの時の癖でペットボトルの蓋を開けていて、アンコール前にはけてきてメンバーが何も知らずにそれを飲むんですよ、そういうことの積み重ねで自分たちって活動していけてるんだなってそこのカットで感じて、印象に残っています。

□NOW 私は、毎日映る船、一緒に頑張ってきた候補生が何人もそのフェリーで帰ってしまって、そのフェリーが何回か映し出されるんですけど、そこが思いがこみ上げてくるひとつのカット。

□MAYU あともう一個あるんですけどいいですか? 最初に全員面接を受けに来た場所があるんですけど、壱岐の島まで来たけど不合格と言われて帰されてしまうコと、合格したけど過呼吸になっちゃって参加できなかったコがいて、最初から心を折られる、無情だなと思って、最初に心を折られた状態で見るのでつらい(笑)。というのが全体的に思いました。どんどんつらいことが重なっていって。

ーーそれは監督の狙いですよね?

■監督 そうですね。

ーーありがとうございました。
『IDOL -あゝ無情-』
監督・編集/岩淵弘樹 プロデューサー/渡辺淳之介
撮影/青柳拓 浅井一仁 今田哲史 岩淵弘樹 エリザベス宮地 小峰克彦 白鳥勇輝 中村桃子 丹羽貴幸 野崎あんにん バクシーシ山下 八木咲 柳田裕之 山崎夏樹
出演/オーディション候補生、BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE、WAgg
配給/松竹メディア事業部 製作年/2019年 尺数/85分 画角/ヴィスタサイズ
©WACK INC

テアトル新宿にて絶賛公開中! 全国順次公開

 

EMPiRE
公式サイト http://empire-official.com/

MAYU EMPiRE https://twitter.com/MAYU_EMPiRE

NOW EMPiRE https://twitter.com/NOW_EMPiRE

 

 

取材・編集 記者J

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