2020.09.27 upload

小島ふかせが妖怪人間!?ではない…無職のプロの“技”を魅せる『妖怪人間ベラ』公開中!!

Talent

ORIGINAL ENTRY
View 12,000

地球上で知らない人はいないであろう人気を誇り、歴史のある「妖怪人間ベム」が50年の歳月を経て新たなホラーとしてリブートされた。それが実写映画『妖怪人間ベラ』(詳細は公式ページへ→https://bela-movie.com/)だ。そんな映画の宣伝部長に就任したのが“無職のプロ”の小島ふかせである。その端正なルックスと配信でのギャップから一躍人気配信者として第一線で活躍する彼女。“ふかせ的”にどのような宣伝をしたのか、など裏話をインタビューすることができたのでご紹介したい。また、映画宣伝のイラストを担当された今川宇宙さんにもお話が聞けたので合わせてご覧あれ。

最初に小島ふかせ(以下、ふかせ)の所へオファーが来たのは6月1日の奇妙なメールだった。「あの様 妖怪人間ベラの…」送り先を間違えたかのようなメール。しかし内容を見てみるとしっかりしたオファーの内容だったという。ふかせは「映画に興味があったので…」と返信をしたところ、電話にて正式にふかせにオファーがあったことを知ることとなったそうだ。前述の間違いメールの件は腰の重いふかせを担当プロデューサーがあおって送られたものだったと判明。その気持ちもふまえ「プロデューサーはワシの仕事ができない部分をカバーして下さった。しっかり映画をエグっていきたいなと思って仕事を受けた」と話している。

若いふかせは「妖怪人間」のことを知っているのだろうか? そう問うと、「初めて好きになったヒーローが月光仮面で、平成で一番『みなしごハッチ』を観ているのはワシです」と幼い頃、祖父母に育てられ昭和の映画などを観る機会が多かったということを告白。『妖怪人間ベム』だと、ベラが「人間に尽くしているんだよ」といって鏡をたたき割り、ベムが「顔を見てみろ、妖怪人間よりひどいぞ」バーン…そしてベロが怖がっているシーンが人間臭すぎて好きなのだという具体的な感想も返って来た。あ、このコに任せても大丈夫なんだなと筆者は認識した。

この映画はどういうふうに観ればいいですか? 素朴な疑問を聞いたつもりだったが、映画のパンフレットを手にしたふかせの口からはこんなコメントが…「宣伝の上の人間がクソ! やりたいことやっていいよって言ったのに、こんなページダサいんですよ。クリエイターに希望を与えない映画なんて誰が喜ぶかと。売れさすためやったらもうちょっとやるはずやし、そういう低予算の映画を売れたふりをするくらいなら、ワシらが突っ走って本当のこと言って「おぉお願い」みたいな、数字だけ上げていこーや! 日本の映画界戻しましょうや!! カタブツ死ね」と、、想像通りの物言いだったが、初めて生で聞いた筆者は感動していた(笑)。

その手に持ったパンフレットの中で、ふかせが映画関係者に直接電話をして物申すというコーナーがありさんざん吠えたあげくにKOされてしまったことが何件もあるとのこと。「大人の世界がわからな過ぎて、映画を観てイキリすぎてクソだったと言ったんですが、色々な関係者と話すことで『あーこーなんだなー』ってわかった部分が多かった。とくに広告代理店の人が凄かった。なんで広告代理店の人が映画を作っているのですか?と聞いたら、内容と沿ってるところを賢く言われてKOされた」という体験談も。これは『妖怪人間ベラ』の映評を書いて実感したものだったという。このあとにも出てくるが、こんなふかせのコーナーがある映画パンフレット是非お買い求めいただきたい。

今回の宣伝の為に、宣伝部長の大義が決まった時に自身のSNSをすべてオフにして“ふかせが死んだ!?”と思わせる演出を考えたという。“インフルエンサーを使わずに、炎上ではなく話題を呼ぶ。妖怪人間ベラって何? ふかせはどうなった?”とフォロワーに思わせたのだ。「ワシもこのお仕事を本気でやっているので、自分の活動をお休みする仕事として判断した」としかけた作戦。「自分に力がないなら…」と若干うつむき加減のふかせをみると、宣伝部長への気合の入り方を感じる。

映画館にいって観る映画というのがふかせの中にはあるらしい。自身が好きな戦争映画だったりするそうだが、この『妖怪人間ベラ』も映画館に行って観るべき映画だという。「この作品にも戦争の描写がアニメで描かれてリスペクトされている部分があるし、俳優さんたちの演技が良かった。これがなかったら終わっているなと。それと、ジェットコースターとかお化け屋敷みたいに、見なきゃいけない立場になると怖い。しかも今な、ソーシャルディスタンスでひと席空いていて、となりに人がいないから孤独感があっていい」とのこと。「マイナスイメージで先走っていく映画として公開できればいいんじゃないかな、通常、映画の公開直前でヘイト(悪口)をいうやつはいないので、ワシとしては“自分の目で観てみろよ”と。ワシいち人間としてヘイトをゆって“観なきゃわかんねぇよ”と言いたい」とアツい想いを語ってもらった。

ーーここで、イラスト担当をした今川宇宙(以下、宇宙ちゃん)との話に軸を変える。
「宇宙ちゃんをワシが依頼した理由は、このまま進むと「妖怪人間」50周年記念なのに、リスペクトが薄くなっちゃうなと思って、イラストやキャッチを含めてサブカルではなく、愛を持って歴史をリスペクトできる絵を描いてくれると思ったから」そう言うふかせと宇宙ちゃんとは衝撃的な出会いがあったということで、対談形式で紹介します。

 

☆ふかせと今川宇宙のエピソード

宇宙ちゃん
ふかせのことを一方的に知っていて、ふかせがTwitterで「今新宿にいるんですけど電車賃が無くて帰れません。だれか助けて下さい」ってツイートしてて、「大丈夫ですか?いくらですか?」って500円持って新宿まで行ったんですよ

ふかせ
電話番号教えて電話したらなんかすごいおばさんみたいな感じで「どこいるのー!?いくらなのー??」みたいな感じだったから、めんどくさくなってけっこう冷たく…

宇宙ちゃん
めっちゃ覚えてる「え、新宿…」(声マネ) 人に助けてもらおうとしているのになんだこいつと思いながらも、やっぱカワイイし会ってみたいなと思ったから、一瞬でいいから会ってみたいと思って500円とヤングドーナツもっていったんです

ふかせ
そう、ヤングドーナツとともに現れた制服を着た美女、がすーっと歩いてきて、え゛ーってなって、宇宙ちゃんのこと知らなくて、めっちゃカワイイコ来たってなって、ヌルいドーナツと500円もらってわぁ嬉しいあの子誰だって

 

宇宙ちゃん
後日、普通にDMとかして遊びに行ったよね

ふかせ
そう遊びに行ったら、このコまだ未成年で、ワシ中学校のジャージ着てタバコ吸ってたら補導されそうになって「違う違う!そいつは吸ってねぇ」ってなったあと、店にいったら、宇宙ちゃん見たよってツイートされてて、ワシは? ワシの方が目立った恰好しててなんで宇宙ちゃんなんだよーなんて

宇宙ちゃん
その時私、ちょうどミスiDとか出てたから

ふかせ
小汚い私ですみません、みたいな

宇宙ちゃん
私最初、本当に本当に、骨の髄までどうかしてる人だと思ってたんですけど(笑)、はなしてるうちに、なんかこの人言葉がばらばらだけど、私の頭で頑張って処理してつなげていけば本当にまともなこと言ってるときがあって、むしろ他の人が気付いてないようなことの真理をつくときがあってそこがすごく面白くて確かに!って思うことがあって、悩みを相談したりして、だからすごく信頼してるんですよ、こんなやつだけどすごく信頼してて。だから今回映画のイラストのオファーがふかせから来て嬉しくって、すっごく心配ですっごく心配ないなって思ったんです。両方があって絶対に面白いってなって依頼をうけました」

というような歴史があったからこその今回のコラボレーションができたということです。

今や基本アイテムとなったマスクに貼るステッカーを手に取りながらふかせは目を輝かせ「ステッカーでも偉い人からから色つけろみたいに言われたんですけど、黒と白だけカッコいいんですよ。宇宙ちゃんは単色で魅せるところが素敵だし。線いっぱい書いてるし(笑)。そういうのがリスペクトしているところ。雑じゃないのに雑に見える所のタッチが…また。そこを若造が何時間もかけて集中してやるのは素晴らしい所だなと」とべた褒めするのであった。

宇宙ちゃんがレイアウトデザインまで考えた、性格診断がパンフレットに載っているので、何度も言いますが、パンフレットを是非お買い求めください!

二人そろって「ラストシーンではemmaさんが、本物のベラに見えた!!」と絶賛する部分もお見逃しなく。
『妖怪人間ベラ』は池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国公開中です。
パンフレットを買って、考察して下さい!!

あらすじ
広告代理店に勤める新田康介(森崎ウィン)は今やオワコンである「妖怪人間ベム」の特集のため渋々訪れた廃墟で偶然にも幻の最終回を目にしてしまう。その予想もしなかった衝撃の結末に狂いそうになる新田!!彼女が街に現れたのはちょうどその時だったーー。転校先の学校でも周りとは明らかに違う雰囲気を持ちながら物静かな百合ヶ崎ベラ(emma)の独特な美貌に興味を抱いた同級生達の精神は得体のしれない狂気にむしばまれながら病んでいってメンヘラ一直線!!!
一方執拗にベラを追う新田も徐々に狂気的な行動が目立つようになっていき急にかくぁwせdrftgyふじこlpするようになるなど次第に家族の鮎美(堀田茜)や陽太(吉田奏佑)との間にも不穏な空気が流れるようになって乙。そんな夫を不安に思った鮎美は探偵の霧島拓(六角精児)に調査を依頼するも常に異常なまでに冷静沈着でいる霧島。そしてやがて訪れるベラとの出会い。霧島の真の目的。果たして幻の最終回が意味するものとはーー!?!?

 

『妖怪人間ベラ』
オフィシャルサイト https://bela-movie.com/dorama/
Twitter  https://twitter.com/bela_movie
Instagram  https://www.instagram.com/bela_movie/

 

小島ふかせ
Twitter https://twitter.com/0_0_0_egg_0_0_0
Instagram https://www.instagram.com/fukaseee/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCJuoKt8SOTaivzYubWiqEhg

 

今川宇宙
オフィシャルブログ https://ameblo.jp/uchu-imagawa/
Twitter https://twitter.com/uchu_imagawa
Instagram https://www.instagram.com/uchusenshi/

 

 

 

取材 マンボウ北川
撮影・編集 記者J

Photo Gallery フォトギャラリー

Octo Octo

RANKING

CURATOR

  • 記者J
    記者J
    地球上すべての美しい女性を求め東奔西走。究極のヲタを目指す傍らで記事を更新なうwww
  • ドッグ・ジュン
    ドッグ・ジュン
    かつては狂犬と呼ばれた豪腕アイドル記者。パパになっても某信越から取材の為上京するヲタ
  • 瞳とーこ
    瞳とーこ
    抜群のモデルスタイルに憧れるがいつの間にか紹介する方になってしまった悲しき乙女記者
  • マンボウ北川
    マンボウ北川
    美女・美少女&ドラマウォッチャー。TV出演・著書あり。年間取材件数は数百を超える古参ライター。
SIDEMENU
×
テキスト