2020.08.26 upload
クールな三戸なつめに惚れ直す、映画『ロックンロール・ストリップ』絶賛公開中!!
特徴的な前髪で人気を博し、今や女優、タレントとしても活躍する三戸なつめが出演する映画『ロックンロール・ストリップ』が公開中だ。ジャルジャル後藤淳平“初”の単独主演するこの映画は、大阪のストリップ劇場を舞台に、映画監督を夢見る劇団座長が売れない劇団員とともに、奇跡のパフォーマンスを繰り広げる痛快エンターテインメント。三戸は人気ロックバンド「マチルダ」のボーカルを演じ今までとは違ったクールな役を演じた。そんな三戸なつめにインタビューし見所などを伺ったので紹介したい。
ーー今回の役はどのように決まった?
オーディションを受けさせて頂きました。後で監督にお聞きしたら、初めてお会いするまで私には女の子らしいイメージがあったそうですが、オーディションでお話しした時に関西人の感覚が垣間見えた事が決め手だったようです。
ーー今までとは違う感覚で?
監督にも「意外とめちゃくちゃ関西人なんだ」って言われて、思っていたイメージと全然違ったっていうのは言って頂けました。
ーー関西出身とはわからないですよね。普段は関西弁?
普段は関西弁です。奈良出身で普段はもう少しゆっくりと喋るので朋美は会話のテンポが速いなと感じました。
ーー朋美の見所は?
基本的に私はお兄に怒っているんですけど、お兄に対して“助けてあげたい”とかお兄思いな妹だったり、自分の生き方にすごく真っ直ぐなところを見て頂きたいです。お金を燃やしちゃったりとかロックな場面がたくさんありますが、そういう自分の生き方と芸能界とのギャップに悩む朋美の葛藤みたいなところも見て頂けたらいいなと思います。
ーーたばこを吸っているシーンも興味深かった!
たばこは普段吸わないので事前に練習しました。その時のマネージャーさんがたばこを吸う人だったので、こうやって持つんだよとかこうやってライターで火をつけるんだよとか教えてもらいました(笑)。
ーーかなり意識している感じがあった?
たばこを吸うシーンのときは一回でライターに火がつかなかったり、お金を燃やすときも、なかなか火がつかなくて、苦戦しましたね(笑)。
ーー現場の雰囲気は?
「チームKGB」の人たちが本当に愉快で楽しかったです。ちょうど踊っているところを、撮影日が同じで最後まで見させて頂いていたんですけど、踊れない後藤さんがこんなに頑張って長い時間踊っているのが感動で、すごく練習されたんだろうなと思いながら見ていました。
ーー全体的な見どころは?
みんな夢に向かって頑張っているけどうまくいかないとか、勇太(後藤淳平)自身も周りを見られなくなって千春(徳永えり)を傷つけてしまったり、人間的に不完全な人達がいっぱい出てきます。ですが見てくれている人達にも共感できる部分があると思うし、不完全だけどがむしゃらにやっていたらきっと良い事があったり、結果良ければすべてよしではないですけど、夢に向かって頑張っている人たちにとって背中を押せるような映画になっているんじゃないかなと思います。あと笑えるシーンがたくさんあるので、この映画を見てたくさん笑って頂きたいなと思います。
ーー朋美は実在している方がモデル?
監督曰く、朋美自体は実在していなくて、妹ではないんですけど監督自身の気持ちを朋美に反映させたというか、そういう部分があると仰いました。
©木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント
ーー今までと違う役。今後の女優業については?
役を演じる事で人の裏側だったり、生き方を見られたり想像したりするのが面白いなと思うので女優はやっていきたいなと思っています。人って弱い部分だったり見せたくない部分があると思うんですけど、それを演じることによって観てくれている人たちのパワーになれたら良いなと思います。
ーー今回三戸さんらしいキャラとそうじゃない部分と上手く出ていて、いいものを観させてもらったなと!
うれしいです。ありがとうございます。
ーー三戸さんも二面性はお持ち?
持ってますね。テレビとかCMのイメージが強いと思うんですけど、そうじゃない朋美みたいな部分もやっぱりあって、朋美に共感する部分もすごくあったので、演じやすかったといえば演じやすかったなとは思います。
ーー今後やってみたい役は?
ふわふわキャピキャピしたイメージがあると思うので、その真逆でめっちゃ悪い人をやってみたいです。
ーーコロナ禍ではどんな過ごし方を?
めちゃくちゃご飯を作っていました。今まで全然料理を作っていなくて、おやつばっかり食べていたんですけど、自炊をするようにしました。
ーー得意料理は?
豚バラとズッキーニのとろみ塩炒めです。とろみがついているんですが、一番最初に作った時片栗粉を入れすぎてどろどろになってしまったんですけど美味しく作れました。
ーーありがとうございました。
あらすじ
売れない劇団の座長・木村勇太(後藤淳平)の夢は、映画監督になること。しかしその実態は、観客がまばらな劇場で演劇を続けたあげく、劇団員たちに愛想をつかされ解散。長年付き合っている恋人・栗山千春(徳永えり)との結婚に踏み切ることもできず、人気ロックバンド「マチルダ」でボーカルをつとめている妹の木村朋美(三戸なつめ)とは大違いで、散々な日々を過ごしていた。経営している大阪のバーの常連にも「夢は諦めるのが早いほうがいい」と言われる始末。
ある夜の閉店間際、勇太はバーにやってきた謎の美女・冬音(智順)から、赤星(ぎい子)、ビーバー藤森(坂口涼太郎)、火野(町田悠宇)と共に旗揚げした劇団「チームKGB」にストリップ劇場で上演してほしいとお願いをされる。冬音は「チームKGB」のファンで、なんと人気ストリッパー旭川ローズだった。
劇場を満員にしたい旭川ローズの想いを叶えるべく、場末の劇場を舞台に、勇太たち劇団員4人が町中を巻き込んでの珍騒動が始まる。
©木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント
映画『ロックンロール・ストリップ』全国順次公開中!
後藤淳平(ジャルジャル)
徳永えり 智順
三戸なつめ 坂口涼太郎 ぎぃ子 町田悠宇
やべきょうすけ/木下ほうか
原作:木下半太「ロックンロール・ストリップ」(小学館文庫刊)
音楽:Calmera
監督・脚本:木下半太
製作:「ロックンロール・ストリップ」製作委員会
配給:ベストブレーン 企画:株式会社タッチアップエンターテインメント
(C)木下半太・小学館/タッチアップエンターテインメント
ヘアメイク:中安優香
スタイリスト:藥澤真澄
ドレス6万4000円/パーミニット(パーミニット perminute.net/)、ピアス6500円/ジェンマ アルス(ジェンマ アルス gemmaalus.com)、シューズ1万3500円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)
三戸なつめ
オフィシャルサイト https://mito.asobisystem.com/
公式プロフィール https://asobisystem.com/talent/mitonatsume/
Twitter https://twitter.com/mitonatsume
Instagram https://www.instagram.com/MITO_NATSUME/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCtgdapltZ6zCEjEdb_b5gaQ
取材 マンボウ北川
撮影・編集 記者J