2020.12.04 upload
セーラー服姿がキュートな清水くるみの幽霊が“ストローで血をすする”カワ怖映画解禁!
フランス出身のロナン・ジル監督が日本のキャスト、全篇日本語で撮った映画『海の底からモナムール』。本作に“セーラー服の幽霊”ミユキ役で出演した清水くるみにインタビューができたのでご紹介する。
ーーどのような形でお話が決まりましたか?
YouTube的な何かで私の動画を見て頂いたようでキャスティングして下さったみたいです。果たして何の動画を見たのか、何が決め手だったかもよくわからないままでした。撮影中、監督に「なんで私だったんですか?」って確認したら、「YouTubeで見たよ」って言われました。YouTubeは世界を繋ぐなあ、すごいなあって思いました。
ーー役の説明を受けた時の印象はどうでしたか?
幽霊役なんですけど「この映画はホラーじゃない、女子高生の純愛ラブストーリーだから等身大のまま演じて欲しい」と監督に言われて等身大のまま演じました。
ーー撮影時のエピソードはありますか?
8割方水の中にいる役だったので、手もふにゃふにゃになるし、足もふにゃふにゃになるし、制服を着て潜っているので重いし、夏だけど寒いし、今までで一番なんじゃないかっていうくらいハードな撮影でした。水の中で目を開けるのも、私はコンタクトなのでコンタクトを外して水の中で目を開けないといけないし、且つ見えない。水中だから何も聞こえなくて、みんなの声がぼやぼや聞こえるなあ、いつスタートなんだろうって思っていたら始まっていたとかありました。そういう意味では水の中の撮影は大変でした。潜っているところはプールですけど、海に見えますね。
ーー目もパッチリ開いていてすごいなって思いました。
全然パッチリ開いていなくて、表情大丈夫かなって思ってました(笑)。
ーー全然大丈夫です! さらにビックリしたのは口から泡が出ていなかった!
ありがとうございます! 頑張って息を止めていましたもん。幽霊は息をしないから、口から空気が出てるのは画的に違うということで「息止めて」って言われて止めてました。
ーー特に水の中で男性を溺れさせようとするシーンがすごかったですね
あれは本当に、溺れている人間の下に行かなきゃいけないので、めちゃくちゃ大変でした。潜る深さも私の方が深いわけじゃないですか、制服で動きにくいしすごく大変でした。
ーー個人的に気になったのですが、ストローをずっと持っていましたよね?
ストローをずっと持っていましたね、ストロー女です(笑)。
ーーそしてミユキが、ストローをミユキが好きなタクマの彼女の鼻に差すシーン、あれはどんな意味が?
たぶん、タクマが好きな女のものを全部吸い取りたいっていう気持ちだと思います。なかなかエロティックなシーンになっていますよね。
ーー鼻から血を吸っているのかなって…
そうです! 鼻から血を吸っているんです。不思議なシーンですよね。その前に鼻血を出していたのは、鼻から吸っていたから鼻血が出ちゃうんです。粘膜が弱って、死んじゃう前から色々生命力を吸い取られていたみたいな。
ーー嫉妬の気持ちですね?
嫉妬の気持ちでした。
ーーフランス的ですか?
フランス的なのかわからないですけど、日本人にはない発想ですよね。
ーーこの映画の見所を教えて下さい
ホラーが苦手な方もミユキの視点に立って観たら、切ない純愛ラブストーリーとして観られるのでぜひ劇場で観て頂きたいという気持ちです。
ーー特にミユキの見所を教えて下さい
20歳の時の私が見られるという…見たい人いますかね、わからないですけど(笑)、等身大の私が見られますっていう所です。
それと、ストローで鼻血を吸うシーンとか独特で面白いんじゃないんですかね~。最近明るい役ばっかりやっていますけど、暗めな役なので、そういうのもいろんな人に見て頂けたらと思います。
ーー今後の抱負はありますか?
息長く女優をやっていきたいので、これからも地道にこつこつ頑張ります。応援よろしくお願いします。
あらすじ
10年前、イジメに遭い、島の崖から飛び降りた女子高生・ミユキ(清水くるみ)は、「ただ愛されたい」という想いを抱き、17歳のままずっとこの瀬戸内海の浜にいる。
当時、ミユキが想いを寄せていたタクマ(桐山漣)は、同じく島出身のマツ(前野朋哉)に連れられ、それぞれの彼女・カオリ(三津谷葉子)とトモヨ(杉野希妃)と一緒に、卒業後初めて島に戻ることに。
その島では去年、かつて近所に住んでいた同級生のリカが溺れて死んでいた。「あの浜に行くな」と言う忠告を聞かず、浜でキャンプをする4人。夜、浜でミユキを見て、テントに駆け込むタクマ。海で泳いでいたカオリは、誰かに足を引っ張られ、危うく溺れそうに。果たして4人は、無事に帰京できるのか…
映画『海の底からモナムール』
出演:
桐山漣 清水くるみ
三津谷葉子 前野朋哉 杉野希妃
ロナン・ジル監督作品
エグゼクティブプロデューサー: 田中弘樹、小野光輔、ロナン・ジル、門田大地
プロデューサー: 福島珠理、近藤まほ
コプロデューサー: ニコラ・ポラキ、サンドリン・ポラキ、オリビエ・ガルシア
脚本: ロナン・ジル 撮影: ドミニク・コラン
音楽: RONAN GIRRE & ASWEFALL 照明: 村地英樹 録音: 國分玲
美術: 竹島卓也、木元哲治 助監督: 市原大地
編集: パスカル・ラティル 特殊効果: ヴァンサン・ヴァカリザ
記録: 夏都愛未 衣装: 福島瑞栄 ヘアメイク: 元村玲花 制作担当: 和田裕也
制作プロダクション: 和エンタテインメント、LES PRODUCTIONS CRESSAC
共同制作プロダクション: HD SYSTEM
配給: アルミード 協賛:広島マツダ、鉄板焼お好み焼き 元就
2017 / 日本・フランス / カラー / シネマスコープ / 5.1 / 84分
© Besoin d’Amour Film Partners
公式サイト:uminosoko-movie.com
Twitter: @uminosoko_movie
Facebook: @uminosoko.movie
12月4日(金)よりアップリンク吉祥寺ほかにてロードショー
清水くるみ
オフィシャルサイト https://www.amuse.co.jp/artist/A0221/
Twitter https://twitter.com/KurumiSofficial
Instagram https://www.instagram.com/kurumi_shimizu/
ヘアメイク 堀川知佳
取材・撮影 マンボウ北川
編集 記者J