実写映画『人狼ゲーム』シリーズ最新作『デスゲームの運営人』で桃果が役に込めた想いとは?
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土屋太鳳、桜庭ななみらが主演を務めてきた人気実写映画『人狼ゲーム』期待のシリーズ第8弾となる『人狼ゲーム デスゲームの運営人』が11月13日(金)公開となる。今回ヒロインに抜擢された女優でモデルの桃果がその役柄について思ったこと等のインタビューができたので紹介したい。
ーー役が決まった経緯は?
オーディション日がすっごく寒い日だったんですけど、ギリギリに来てくださいってことでギリギリに行ったら入ってすぐオーディションで、私の準備不足だったのか顎がかじかんで動かなくてセリフをかみまくってもうボロボロだったんです。今回ダメだったなーと、受かる受からないというよりも全然ダメだった、女優としてもダメだったなと思って最悪な感じだったんです。ですが、後日マネージャーさんから人狼ゲーム受かったよって、しかもヒロインだよって言われて「えっ」っていう驚きで一瞬わけがわからなくなって、でもしばらくたってから「本当にやるんだヒロイン、身を引き締めないと」って思えてドキドキでした。
ーー受かった決め手はなんだったんでしょう?
衣装合わせの時に監督が、自分が理想としてた夏目柚月の演じ方をしてくれたって言って下さいました。気が強すぎず遠慮しながら言ってる感じとかがすごく柚月っぽいのが桃果しかいないって言って下さって。それが決め手だったんじゃないかなと思います。
ーーオーディションの時のボロボロが…
ボロボロだったけど言い方とかが柚月っぽいって言ってくれたんです。嬉しかったです!
ーー撮影中のエピソードは何かある?
役の中では柚月がすごく周りを励ましたり明るくするコなんですけど、自分が拉致された状態だとやっぱり励ますとかって難しいからちょっと語気が強い状態でセリフを言っちゃって、そうしたらそうじゃなくてどんな状態でも柚月は周りを励ますような明るいコでいてって監督から言われました。そんな優しい柚月と、本当は怖い柚月とのギャップの中でバランスを取るのが難しかったです。ですが、出演者の皆さんがすごい優しくて面白くてすごく楽して、しかもお芝居をしているときも皆さんともうちょっとこうしようとかすごく話し合ったりとか、次こうしていこうかとか一体となって撮影が進んでいたのですごく遣り甲斐があって楽しかったです。
ーー撮影の期間は?
6日間、現地で缶詰でした。でも、泊まり込みだったので物語の役に入りやすかったですね。それと台本の順番通りの撮影で、死んじゃった人から帰っていくみたいなのがリアルでした(笑)。順撮りだったのでやりやすかったです!
ーー共演者との思い出は?
運営側とはかかわることが無くてそんなに話したり出来なかったんですけど、参加者側は皆さん一緒だったので、もうみんな面白い人とかそれぞれキャラがあって個性豊かで本当に面白くて、山之内すずちゃんとかも関西弁でばんばんボケたり突っ込んだりして今でも会うくらい本当に大好きなメンバーでした。
ーー柚月の心境は?
柚月的には、誰がメールを送ってきているかわからない、誰かに仕掛けられて自分を落とそうとしているかもわからない、だから最初は信じないし何でこんなことしてくるんだろう、狙われてるのかとか不安にはなると思うんです。だけど実際に誰か亡くなったって時に、本当に誰かが助けようとしてくれているのかもしれない、でも誰かは本当にわからない、ゲームを勝つために従ってみよう信じてみようってことで、最初はたぶん恐る恐るやってるけどもう本当になっているから神を信じてやってくみたいな感じですね。
ーー気を付けたことはある?
役の上では見られてもいけないし、わかってるっていうのを晒してもダメでした。
ーーその辺の適応能力は高かったですね
役とはいえ、けっこう柚月は怖いけど明るくしなきゃいけないし、知ってるけど知らないていで攻めていかなきゃいけない。でも優しさを残しつつ攻めなくてはいけない、ごっちゃごちゃになりそうだったので、もうその時その時監督に相談してやっていました。
ーー出来上がった映画を観た感想は?
今までのシリーズも怖くてハラハラドキドキうわーっていうのがあって、もちろん今回の映画の撮影中も怖かったんです。拉致されて投票されてゲームをやってる。運営側の撮影しているところをみてないので、自分たちがゲームをしているところしかわからないので怖い印象が強かったんですけど、完成して運営側も映ってみたときに今までと全然違うすごく感動するなって、怖いというより運営側と参加者側のひとりひとりの人間愛にすごく感動しました。思ってた怖いとは違くてでもすごくいい話でこうなるんだーって。
ーー今までのシリーズとは違いますね
運営側が絡んできて感動系になったんだなと思います。今までと違った目線で見て欲しいなと。
ーーご自身の演技はいかがでしたか
お芝居は監督とか他の出演者さんが雰囲気を作ってくれたというのもあるのと、ずっと泊まり込みっていうのもあって物語に入り込みやすかったんです。なので自分の中でもお芝居するというよりも自然と色んな感情が生まれてきたので、それが実際に映像に映し出されてて、後悔とかもなくすごい色んな人と頑張って作り上げたなっていう、やっとできたんだっていう嬉しさがあります。
ーーちなみに、衣装のスカートがハンパなく短かったんですが、、
それは衣装合わせの時にどれがいいかと、その制服の衣装がすごく可愛くて、短いけどどうなのかって話にはなっていて…..
ーーいちおう問題にはなったんですね(笑)
「今の時代、このくらい全然平気だよ」っていうスタイリストさんの意見もあって大丈夫だろうってこの衣装でいったんですけど、実際撮影したときに、スカートのなかが見えるか見えないかで監督たちがそこでドキドキしちゃうって(笑)、そうですよねみたいな、でもちゃんと見えないようにスタッフさんが上手く撮ってくれたのでよかったです。
ーーご自身のみどころは?
柚月は基本的には優しくて思いやりがあるんですけど、やっぱり人間は殺されていく中で恨みとかも出てくるんですよね。で、ワンシーンあるんですよ、恨みがつよい…なんていうんだろう、恨みがガッとでてくる柚月。柚月はそこを注目して観て欲しいです。
ーー全体的なみどころは?
ひとりひとり色んな思いがある中すごく人間愛が溢れているので、ひとりひとりのいろんな思いに注目して観て欲しいなと思います。
ーー今後女優としてはどのように?
今は頂いた役を一個一個こなしていって、色んな役に挑戦したいです。後々は世に残れるような、3番手、4番手、主演じゃなくてもこっちにも出てるあっちにも出てるねっていう、ずっと長く残れる女優さんになりたいなって思ってます。
ーーセールスポイントは?
顔が童顔て言われるんですけど、写真とか表情では大人っぽいって言われるので、これから大人っぽいお芝居もできるように自分の引き出しに入れていきたいです。あと、私、笑ったら子供に戻るのでいろんな妹とか若い役も演じつつ大人な役も演じられる幅広い役がやりたいです。これから大人な私も身に着けてどんどんお芝居できるようにしたいなと思っています。
ーーありがとうございました。
あらすじ
命がけの人狼ゲームーー。それは、ネットや拉致によって集められた未成年の参加者が、勝敗と賞金を賭け騙し殺しあう〈究極〉のデスゲーム。「運営人」の正宗は家庭教師時代の教え子・夏目柚月が参加させられていることに気づく。『彼女を救いたい。運営本部に殺されてもいい。』そう考えた正宗は秘密裏に柚月にヒントを伝えていく。しかし、ほかの参加者たちの戦術に翻弄される柚月。そして正宗は運営側の思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく。果たして究極の条件の下、彼女を勝利に導くことはできるのかーー?!
『人狼ゲーム デスゲームの運営人』
■原作・脚本・監督/川上亮
■出演/
小越勇輝、中島健、ウチクリ内倉、花柳のぞみ、坂ノ上茜、桃果
朝倉ふゆな、森山晃帆、星れいら、山之内すず、三山凌輝、森本直輝、黒沢進乃介、福崎那由他
■製作年/2020年
■本編時間/103分
■クレジット/(C)2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会
■企画・配給/AMGエンタテインメント
■公式サイト/https://jinro-game-episode8.com/
11月13日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開
11月14日(土)出演者登壇舞台挨拶決定!
桃果
公式プロフィール https://adessonet.co.jp/momoka/
Twitter https://twitter.com/momoka_adesso
Instagram https://www.instagram.com/momoka_825_/
取材 マンボウ北川
撮影・編集 記者J