バンドの生演奏に要注目！関根優那、青春の儚さにじみ出る舞台が公演開始！

舞台『新サクラ大戦 the Stage』主演で人気爆発した関根優那が最新舞台『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』に出演する。アイドルユニットの解散後、数多くの舞台を経験してきた関根の2.5次元ではないストレートな舞台に注目が集まっている。そんな関根に公演直前にインタビューができたのでご紹介する。

ーー最近は舞台を中心になんですね。
そうですねはい。

ーー『新サクラ大戦 the stage』で頑張っていらっしゃるといううわさを聞いてたんですが。
ありがとうございます。

ーー今回、案内いただいたらなんかすごいタイトルだなって。
そうなんですよ。最初、タイトルだけだとどんなお話かちょっとわからないですよね。

ーー基本的にはどんなお話でどんな役をやられたか伺っていいですか？
タイトルは『ままない』っていうふうに略してるんですが、全然タイトルの印象とは全く違って、高校3年生の青春と恋人の死が含まれているんです。青春時代って結構儚いと思うんですが、それに加えて恋人との別れが重なってくる部分もあるので、そういう儚さ、切なさがありつつも、テンポよくお話が進んでいく、ちょっとコメディチックのシーンもありつつな形の作品になっています。

ーー恋愛ものでライバル関係とかそういうわけではないんですね。
全然そういう話ではなくて、高校生がバンドを組んで最後披露します。

ーー関根さんが演じられる役をもうちょっと具体的に言うと。
私の役は今時のギャルの役なんです。明るくサバサバしてる子で、ただそれだけではなくて結構自分の芯がしっかりあって、人から嫌われることを恐れずに発言できる強い女の子なので、私はこんな子になりたかったなってちょっと憧れというか、羨ましさもありつつというような役柄です。

ーーこの役を演じることになったいきさつはあったりしますか？
オファーを頂いたので、そこから知っていった感じです。

ーーということはイメージ的にぴったりだという感じ？
そう思って頂けたら嬉しいです！

ーー稽古は今かなり真っ盛りっていう感じですか？
もうすぐ本番なので、もう終盤です。

ーーだいぶ役は掴んだなみたいな感じですね。
そうですね。もうだいぶやりこんでいます。

ーー素晴らしい。特に バンドの生演奏があるそうですね。
バンドを組むんですけど、その中でいろんなお話がありつつ最後にバンド披露をするので、披露するだけではなくてバンドを組むいきさつだったり、練習の過程だったり、それぞれの葛藤だったり、抱えているものが変化して成長して交じり合って、そこからの披露なので、普通に演奏を聞くだけではなくもう一歩深いところで踏み込んでバンドをしている姿を見て頂けるかなと思います。

ーーちなみに、どんな曲ですか？
明るくテンポの良いちょっとロックな曲ですね。

ーーオリジナルの曲なんですか？
オリジナルの曲です。

ーー演奏もしながら歌もある？
私はキーボードだけです。

ーーキーボードは前からやられてたんですか？
ピアノを11年間習っていたので、できました。

ーーその他の舞台のポイントとか、見どころとかありますか？
青春モノなんですけど、主人公が恋人を亡くして、高校3年生を2回やり直すという話から始まるんです。生きる希望をなくしている上で、私達同級生のメンバーと出会って変化して行く、様々な人間が心配しつつも主人公の佐藤 晃(松本岳)の成長を見守っている、支えてあげようとみんな気にかけているような部分があるので、そこが一番のポイントかなと思いますね。亡くなってしまう砂羽(佐倉花怜)という役の彼女と主人公の晃の二人の会話も結構たくさん出てくるんですけど、その二人のシーンとかは切なくて、台詞ひとつひとつの二人のやりとりなどがたくさん散りばめられているので、青春時代に離れてしまう切なさみたいなものが心にくるものがあると思います。

ーー逆に関根さんが演じる役は、その主人公のクラスメイトで、他に何か特別なポイントとかあったりしますか？
キャストの中でも私の演じる白波瀬 巳緒っていう役と和久井 順平という役がいるんですが、その二人が主にテンションが高くて、基本的に主人公のお話が暗く重く切ないお話なんですけど、私たち同級生組は明るく主人公を引っ張っていかなきゃいけないというか、巻き込んでいく役どころなので、しっとりした空気を壊していかに明るい雰囲気に持っていけるかがポイントかなと思います。

ーー舞台を中心に活動していてどんな感じですか？
楽しいです。いろんな方々との素敵な出逢いがたくさんあったり、経験が積める部分でもありますし、やっぱり芝居が好きで芸能界に入ってきているので、芝居をするのは凄く楽しいです。機会があって2.5次元作品もたくさんやらせて頂いているので、原作ものを表現するのも、そういう表現の場所があるのも舞台をやり始めてから知ったので、やりがいをすごく感じています。

ーー以前のアイドル活動の時のファンの方とつながりが継続しているような様子もあったりしますか？
今でも来て下さっています。

ーーそうなんですね。また、新たな舞台からのファンの方もいたりして。
そうです。『サクラ大戦』で知って下さる方もたくさんいて、そこからファンクラブに入ってくださる方もたくさんいらっしゃいました。

ーー今後の目標とか将来的な野望みたいなものはありますか？
今20代後半になってきているのですが、女子高生役だったりは頂けるのであればやりたいなって思っていますし、ジャンルに囚われず、いろんなことに挑戦したいというのを改めて思っています。なので、舞台のセリフでも「何かが始まりそうな時は始めてみること」っていうセリフがあるんですけど、当たり前に分かってはいるつもりでもやっぱり行動に移すことが難しいと思うので挑戦を恐れずに生きて行きたいなとは改めて思っております。

ーー具体的にこんなお仕事をしてみたいとかありますか？
本当に何でもやってみたいですし、役柄で言ったらかっこいい役とかもやってみたいなって思いますね。犯人を追ってみたりとかはやったことがない役なので挑戦をしてみたいなと思います。

ーー舞台以外のことでもイメージがあったりするんですか？
舞台に限らず、今の全部の仕事に共通することなのですが、コロナ禍になって人とあまり会えなくなったりもして、やっと最近少しづつですが今まで通りに出来るようになってきたかなと感じるので、やっぱり人とのつながりを大切に生きていこうと、最近はすごく当たり前のこともできないこととかたくさんあるので、そういう部分をもう一度大切にしていこうって、特に感じています。

ーー改めて今度の舞台の全体の見どころをいただけませんでしょうか？
全体としてはやっぱり生バンド演奏が他の公演とは違った一番の見どころなので、高校生の学園祭の生バンドを見るつもりで見て頂けると嬉しいです。あとは、いろんなシーンがたくさん散りばめられているので、一気に色んな感情が押し寄せてくると思うんです、一本の作品の中で。なので見応えだったり、青春時代に戻れる気持ちだったり、人とのつながりを大切にしようっていう気持ちだったり、あの時にしかない青春の儚さだったりが一気に感じて頂けると思うので、幅広く年齢層関係なく楽しんで頂ける作品になっていると思います。原作を読んでいなくても楽しいし、読んでいたらまた違った視点で楽しめるので、何回見ても満足して頂けるのではないかと思います。

ーーありがとうございます。

■あらすじ
ねーねーねー。高校三年生の朝は、意外な声に遮られた。
狸寝入りを決め込む僕に話しかけてきた同級生、白波瀬巳緒。
そして、隣の席の、綺麗な声が耳に残る少女、御堂楓。
留年し、居場所がないと思った学校のはずなのに、気づけば僕の周りに輪ができていく。
胸はまだ、痛む。あの笑顔を思い出す。でも、彼女の歌声が響く。
ほんのり温かいユーモアと切なさが心を打つ、最旬青春小説。

■公演概要
【公演名】舞台「処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな」
【公演日時】2022 年 7 月 1 日（金）～10 日（日）
【会場】博品館劇場（東京都中央区銀座 8-8-11）
【出演】松本岳 伊達花彩（いぎなり東北産） 関根優那 輝山立 ／ 佐倉花怜 中川紅葉 ／久保早里奈 湊竜也 吉田菜々美 本多ロドリゴひでき 土井悠 足利至 嵐千尋 小川隆将 ／吉永秀平 久米田彩 ／ 吉田知央
【チケット料金】全席指定 9,500 円（税込）
【チケット一般発売】2022 年 6 月 10 日（金）10:00～
ぴあ： https://w.pia.jp/t/shojonomama/
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【原作】葵遼太「処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな」（新潮文庫 nex）
【スタッフ】脚本・演出：開沼豊
【主催】サンライズプロモーション東京／エーディープロジェクト
【公式 HP】https://www.mamanai.com/
【公式 Twitter】https://twitter.com/mamanai2022
【公式 Instagram】https://www.instagram.com/mamanai2022/

☆関根優那
Twitter　https://twitter.com/CP_yuna_ist
Instagram　https://www.instagram.com/yuuna__sekine/

取材　マンボウ北川
撮影・文　記者J