2023.01.26 upload

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アクション映画で本領発揮した坂ノ上茜の美しい動きに感動!!

数々のドラマや映画で活躍中の坂ノ上茜が出演する映画『BAD CITY』が公開中だ。この作品は”顔面凶器””Vシネの帝王”など 数々の異名を持ち、映画やドラマ、そしてバラエティなど様々なフィールドで活躍する俳優・小沢仁志が”還暦記念映画”として、生きざまのすべてをぶつけ「俳優人生で最後の無茶」を繰り広げる怒涛のアクション映画。『ウルトラマンX』でのアクションシーンもなつかしい坂ノ上茜がさらにハードなアクションをこなした本作の裏側について聞くことができたのでご紹介する。


ーー今回はどのようにして出演が決まったか教えていただけますか?
オーディションで選んでいただきました。

ーーオーディションを受けるにあたって意気込み的なものは?
デビュー作が『ウルトラマンX』のヒロインだったので、アクションはデビューのタイミングで経験することができました。もともと新体操とかバトントワリングを学生時代にやっていたので、それがアクションにも生きているんじゃないかと思います。ちょうど一昨年の春頃に「来年ぐらいにアクションの作品に出られたら良いな」と思い、多い時は週一でアクションの練習をやっていました。そんな中、その年の秋にこの作品のオーディションがあって、受けない手はないなと思いチャレンジして、運よく決めていただきました。ちょうどアクション作品に出演したいと思っていたところだったので、こんなにタイミングがハマることってあるんだな、すごくラッキーだなと思いました。

ーーはい、確かにアクションすごかったですね。
ありがとうございます。

ーーオーディションでもかなりアクションに関するチェックとか、そういうのがあった感じ?
それが意外となかったんですよね。「どういうことができますか?」と聞かれたので「新体操をやっていたから回ったりはできます」とは伝えたんですけど、そんなにアクションを重視したオーディションではなかったです。割とお芝居をみられている気がしました。

ーー決まった時の率直な感想を。
嬉しかったですね。アクション作品をやりたいと思っていたら、こんなに早く一つ作品が決まったので、「やったー!頑張ろう!」という感じでした。

ーー撮影自体はどんな感じでしたか?
撮影は東京が2、3日ぐらいで、残りはほとんど福岡がメインでした。差し入れがいっぱいあって、しかも豪華だったのでたくさん食べました(笑)。小沢仁志さんをリスペクトする小沢会の方たちもすごく気前のいい方々なので、「肉何キロ買ってきたよ。今から炭火で焼くから食べな!」とか、あと、おでんを撮影中にずっと煮込んで作ってくださったりとか、本当に幸せすぎて、ひたすら現場の合間を縫って食べていました(笑)。

ーーアクションの方では怪我をされたりしたみたいなことを伺ったんですが、大丈夫だったんですか?
クランクインする2日前に、劇中でのアクションの殺陣を稽古して本場に臨もうと一連で練習していたところ、足の親指と人差し指がすごく絡まってるなと思って、一通り終わって自分の足を見たら、足の人差し指が変な曲がり方をしていて、救急車で運ばれました。「折れてる」って看護師さんたちも言っていたんですけど、幸いにも脱臼ですんだので、撮影はテーピングをしてやりました。監督が絶望的な表情で明後日の方向を見ていたのが、すごく面白かったです(笑)。私が「大丈夫です」って言っても、「僕がこんな過密なスケジュールを組んだから…」と、すごく落ち込まれていました。

ーーぶつけた瞬間とかあんまり自覚なかった?
それがなかったんです… 裸足でやっていたんですが、アクションでよく使うマットに擦れたことで、足の指がもっていかれたんです。だから今度からは靴下を履いてアクションの練習をしようと思いました。

ーーじゃあ、一応撮影自体に、大きな支障はなく?
アクション部の方々とか、それこそキャストの小沢さんや、山口祥行さんにものすごく助けられました。「大丈夫か? やれるか?」みたいな感じで声をかけて頂いたり、テーピングもどうやったら痛くないか考えて、毎回毎回丁寧にやってくださっていたから安心して演技できたと思います。

ーー結構大変だったんですね。
たしかに、大変な部分はいっぱいありましたね(苦笑)。

ーー特に撮影自体で印象的な部分はどこですか?
やっぱり最後に敵陣に乗り込んでいくところかな。解体工事をする前のショッピングモールをお借りして、エキストラの方にもたくさん集まってもらって行った、アクションシーンはすごい迫力でしたし、徹夜で撮ったんですよ。夜から朝日が昇るまでずっと撮影していたので、ただでさえ眠たいのに、こんなにバキバキに体を動かしたらどうなるのかと思いました(笑)。でも、解体作業のスケジュールもあったので、夜通しでやるしかなくて。眠いはずなのにすごく体を動かしているから、ハイにもなっているし、でも体はどんどん重くなってくるし、不思議な感覚でしたね。

ーー共演者さんについてはどうでしょう?
小沢さんは以前『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-』という映画でご一緒したんですけど、小沢さんは私が演じるアイドルのことが好きなヤクザの役でした。”顔面凶器”って言われているぐらい強面なのに、握手会のシーンで小沢さんがアドリブで「マジ卍 火山大爆発だよ」と言っていて、「ええっ!?ギャップがすごい!」と思って、話しをしていたら「これ、ぱるるが教えてくれたんだよ」とおっしゃっていて。すごくチャーミングだし、新しいものを取り入れる姿勢とかもすごく素敵だなという印象でした。なので、今回ご一緒するってなったときも怖いという感情は全くなかったです。 撮影期間は「かぼちゃパイ食べろよ!」みたいな感じでたくさんお菓子をくれて、小沢さんは誰よりもお菓子をくれる優しい還暦のおじさんでした(笑)。他にしっかりと関わりがあった役者さんは、同じ特捜班のメンバーを演じた、勝矢さんと三元雅芸さんです。三元さんはアクションの練習のときに相手役をしてくださり、かつ「もうちょっとこうやった方が動きやすいよ」というアドバイスもくださったので、すごく話しやすかったですし、勝矢さんもすごく気さくな方だったので、三人の関係性はすごく良かったです。距離が縮まりやすかった分、チーム感を作りやすかったなって思います。

ーー監督さんはどうでしょう?
園村健介監督は、こんなに激しいアクションを撮る監督なのに、すごくほわほわした雰囲気の方なんです。普段は控えめな感じなんですが、アクションのシーンになるとめちゃくちゃ生き生きしているんです。「本当にアクションが好きなんだな」と思いました。

ーー完成した映画を観てどうでしたか?
瞬きする暇がなかったです。それぐらいスピード感があって、目が離せない映画だなと思いました。

ーーちなみに銃を撃つシーン。銃の使い方も、アクションで練習したんですか?
「ウルトラマンX」の時に軍事訓練があったので、銃の持ち方はそれを生かしました。

ーー撮影の時に特に細かい指示があったわけではないんですね?
刑事が銃を構えつつ移動する時はどうやったらいいか、三元さんに相談して教えてもらいました。

ーー改めて役柄の見どころと、映画全体の見どころをいただけますか?
まず私の演じた野原は、この物語で一番成長する役だと思っています。ど新人の刑事がいろいろ経て強くなる”野原の成長物語”にも注目して見てもらえたら嬉しいです。アクション映画だけど、ちゃんと人間模様もしっかり描いている作品だと思っているので、アクション映画をあまり観たことがない人にも楽しんでいただける作品です。気になった方はふらーっと観に来ていただいて、劇場を出た時には強くなった気持ちになって帰ってもらえたら嬉しいです!!

ーー個人的にこの映画をやってみて、今後の芸能活動になにか繋がっていくみたいなことがあったりしますか?
やっぱりアクションをもっとやりたいと思いました。「ウルトラマンX」のときにやっていたアクションとはまた全然違うジャンルだったので、難しさもあったけど、ここまで本格的なアクションを第一線でやってきた方々と一緒にアクションを出来た事は、自分のこれからのお芝居にもすごく生きていくと思います。この作品を通して「あの子、アクションできるよね」というイメージをもっていただけたら嬉しいですし、アクション映画じゃなくても、ドラマや映画でアクションシーンがあった時には積極的にやっていきたいと思っています。

――ありがとうございました。

あらすじ
ある夜、「犯罪都市」の異名を持つ開港市に縄張りをもつ桜田組の組長が死体となって発見された。それは、韓国マフィアの仕業であった。その韓国マフィアの幹部・金数義(山口祥行)が密談していたのは、巨大財閥である五条財閥の会長・五条亘(リリー・フランキー)。

五条が無罪となった判決には必ず裏があると踏んでいる検察庁検事長の平山健司(加藤雅也)は、公安0課の小泉香(壇蜜)を使い、秘密裏に特捜班を結成。メンバーは、熊本(勝矢)、西崎(三元雅芸)、野原(坂ノ上茜)、そしてもう一人…ある事件を起こした容疑で拘置所に勾留中の元強行犯警部・虎田誠(小沢仁志)である。

果たして虎田たち特捜班は、五条を検挙することができるのか?
「真の悪の存在」や「裏切り者」は誰なのか?
欲望が渦を巻くこの街で繰り広げられる、欲望の果てに見える景色とは―。

 

小沢仁志
坂ノ上茜 勝矢 三元雅芸
中野英雄 小沢和義 永倉大輔
山口祥行 本宮泰風 波岡一喜 TAK∴
壇 蜜 加藤雅也 かたせ梨乃 リリー・フランキー

製作総指揮・脚本:OZAWA × 監督・アクション監督:園村健介
主題歌:クレイジーケンバンド「こわもて」(doublejoy international/UNIVERSAL SIGMA)
制作プロダクション:ソリッドフィーチャー 配給・宣伝:渋谷プロダクション © 2022「BAD CITY」製作委員会
117分/シネマスコープ/DCP/5.1ch

新宿ピカデリー他にて公開中

 

公式サイト https://www.badcity2022.com/
Twitter https://twitter.com/BADCITYMOVIE
Facebook https://www.facebook.com/BADCITY2022/

 

 

 

☆坂ノ上茜
公式プロフィール https://www.amuse.co.jp/artist/A8458/
Twitter https://twitter.com/sakanoueakane
Instagram https://www.instagram.com/sakanoueakane/

 

 

ヘアメイク:塩田勝樹(Sui)
スタイリスト:豊島今日子

 

取材 マンボウ北川
文・撮影 記者J

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記者J

地球上すべての美しい女性を求め東奔西走。究極のヲタを目指す傍らで記事を更新なうwww

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