2023.08.02 upload

田中音江の魅惑の芝居が堪能できる主演舞台『生まれたその日は青空だった』公演開始!!

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秋元康氏プロデュースの演劇ユニット「劇団4ドル50セント」の二期生劇団員・田中音江が主演するスピンオフ公演『生まれたその日は青空だった』が上演中だ。抽象世界でひたむきに夢と現実の境目を泳ぎ続ける、小さくて果てのない少年少女の群像劇となっている本公演。田中音江から難しかったという役作りや、劇団4ドル50セント公演での初主演に関して話が聞くことができたのでご紹介する。

ーー2021年12月から二期生として加入したそうですね。
12月26日の「劇団4ドル50セント年末イベント」で、私含めた7名が加入することが発表されました。

ーー二期生の方は何人加入したんですか?
全部で9人です。 私含めた7人は12月26日に加入させていただいたのですが、内田航くんと吉川真世ちゃんの2人は2022年4月にミクチャのオーディションを経て加入となりました。

ーー1年半ぐらい活動して、今回スピンオフ公演。基本的に二期生の方で公演をすることになったのですか?
二期生6名と、今年行われた劇団員オーディションで、最終選審査まで残った5名のうち4名が出演します。

ーースピンオフと聞くと別の舞台でやった役が主人公に抜擢されて新たな劇になるのかなと…。
今回は、劇団員だけではなく、今年1月に行われた劇団員オーディションにて最終審査まで残った4名を加えての公演なので“スピンオフ公演”と題しております。
秋元康オリジナルの劇団楽曲『少年よ、空を見よ!』と『愛があったら』の2曲をテーマにした作品となります。

ーーその2つの曲は、劇団の別の舞台で使った曲なんですね。その舞台に田中さんは出てましたか?
出演していないです。舞台で使われたのが5年前かな? 私もはまだ劇団に加入する前ですね。

ーーそれで主演に抜擢されたということで。
そうなんですよ。びっくりしました。まさか私が主演に選ばれるなんて…。

ーー今稽古の真っ最中な感じなわけですね。いかがですか?(取材時)
舞台稽古、すごいく大変です。すごく重いです。フライヤーとかでは明るい青春って感じになっていると思うんですけど、裏切りだったり、友情がねじ曲がっているというか、結構しんどい部分がありますね。通し稽古の後はぐったりしちゃいます。

ーー他の舞台では主演をいくつかしてきて、劇団での初主演というのはいかがですか?
私、本当に主演をやらせて頂いて毎回思うのが「主演っていうキャラじゃないな」「座長ってキャラじゃないな」っていうか、人をまとめることが苦手なんですね。でも今回は劇団が最初からひとつになってるというか、最初から知ってる仲間たちでやってるので、甘えられるっていうか… 役に集中できてます。いつもは「どうしたらいいんだろう?」「座長としての言い方ってどうなんだろう?」「ここでの私の役割は何なんだろう?」って考えたりするんですけど、劇団の公演では、役割っていうか居場所っていうのがもうそこにあって、座長としてじゃなく、田中音江としての居場所がちゃんとあるので安心できるしやりやすいです。

ーーそこで新たに座長もやるということに新しさとか頑張ってるところとかあったりはしますか?
本当に頼りないっていうか、「座長!」って言われたら「座長じゃない!」って返すのが自分です(笑)。みんな都合のいい時だけ「座長」って言うんで「座長じゃない!」って言い返してますよ、いつも(笑)。

ーーそういう事が出来るのもホームだからですね。
本当にそうなんですよ。もう稽古が毎日楽しいです。

ーー今回の公演の主人公・伊留舞。何て読むんですかね?
いとめまいです。

ーーどういう設定ですか? ポイントというか、見どころはどんなところでしょうか。
舞ちゃんはですね、現代の姿があまり出てこなくて、前半は幼少期の場面が多いんです。みんなの夢に出てくる舞ちゃん。幼少期の舞ちゃんっていう、小学校5年生のときに自分の夢を否定されたことがきっかけで、現代の舞ちゃんは引きこもりなんです。

ーー 現在の舞ちゃんは?。
高校二年生です。なので5、6年間ぐらい引きこもりというか、友達を信じられないコになっていて、とても明るかった子が暗い子になっていて、その演じ分けがすごく大変でした。私は明るい方がやりやすいんですけど、暗いほうに引っ張られて明るい方ができなくなって… みたいな感じですごく大変です。舞ちゃんよりかはその周りに幼馴染がいるんですけど、幼馴染たちの気持ちに共感できる舞台かなって思います。幼なじみがお客さんと同じ感情で進んでいくっていう作品なんです。

ーー主人公が明るかった頃と引きこもりの頃っていうのは、若い頃が明るかったということですか?
そうです!

ーーそれを田中さんがやってるんですよね?
そうなんですよ。これがまた大変で、幼い頃と現代の衣装も変わらないんですよ。だからスイッチがなくて、自分で作らなきゃいけないなと。あと舞台上で幼馴染の風向糸ちゃん(吉川真世)を責めた後に、幼少期に戻って糸ちゃんと仲良くするシーンがあって、それが本当にしんどくて。舞台上で切り替えるっていうのが本当に大変なんですよね…。

ーーそれに対してとった対応策があるんですか?
髪の毛を耳にかけることです。幼少期は耳にかけるようにしています。あとは、声のトーンを変えることですね。 さらに幼少期はよく動き回ることを意識しています。セリフを言いながら走り回るので息が切れてセリフが出てこないこととかあったりするので… 気を付けています!!

ーーそこは見どころでもあったりしますね。
私に関しての見どころですね!

ーーそういう切り替えは初めてですか?
こんなコロコロ切り替わることはなかなかないですね。前半後半で切り替わるところとか、一瞬回想シーンに入るところとかはやったことあるんですけど、明るいから暗い、暗いから明るいみたいなのは初めてです。

ーーでは特に今まで劇団を見たことがない方にこの舞台の魅力というか、見所をいただけたりしますか?
今回歌とダンスがあるっていう面で、劇団を知ってもらえる舞台になっていて、今までの劇団の舞台はすごいアツいっていうかパッションがすごくて、見ていて圧倒されるような作品が多いんです。それには歌とダンスも入ってて、今回もそういう舞台で二期生と今年行われたオーディションで最終審査まで残った4名という経験の少ない子たちが集まって、技術というよりも心でぶつかってるような作品なので、見ていて飽きないと思います。あと、物語的には観劇初心者向けでわかりやすいストーリーになっているので、舞台を見たことがない人にお勧めです! この機にぜひ観て頂きたいです。劇団の舞台を一回も見たことがない人は1000円で観られる“4ドル50セントシート”があるので、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。

ーー普段の公演で歌とかダンスはあんまり多くないですか?
私が出させて頂いた2つの公演は歌もダンスもなかったです。なので劇中で劇団の曲をやるっていうのがすごく憧れだったので気合い入っています!!

ーー将来的な目標とか野望とかあったら教えて頂きたいです。
大河ドラマに出たいです。歴史が好きで“新撰組”の作品にいつか出たいです!

ーー歴女なんですか?
歴女といっても本当に新撰組系しか知らないんです。でも本当に新撰組が好きで、妄想とかよくしちゃうぐらい好きです。タイムスリップしたいとか思ったくらいです(笑)。

ーー目標にしている女優さんはいますか?
憧れの女優さんは吉田羊さんです。綺麗でかっこよくて美しいし、演技も説得力があって強くて。あとは舞台から上がって来られたっていう経歴もあって、すごい憧れの存在です。

ーー今日もこれから稽古なんですか?
はい。これから稽古行ってきます。

ーーありがとうございました。

 

 

《公演概要》
劇団4ドル50セント スピンオフ公演『生まれたその日は青空だった』

◇あらすじ◇
「どれだけ多くの仲間がいたって同じ景色を見てはいないんだ」
子供の遊びに希望を抱いて、夢を見た少女がいた
大人の世界に寄り添う為に、夢を見捨てた少女がいた
かつて青空の下で”ごっこ遊び”を共にした仲間たちも、今では進路に悩む高校2年生
彼女らは、ある日から共通の夢を見始める
夢も現実も共に諦めた少女は、その夢のなかで、かつての仲間に何を伝えるのか
そして、少女から夢を奪った仲間達は、この世界で何を夢見るのか
抽象世界でひたむきに夢と現実の境目を泳ぎ続ける
小さくて果てのない少年少女の群像劇

◇脚本・演出◇
田島聖也

◇キャスト◇
伊留舞役:田中音江
風向糸役:吉川真世
苅田潤役:中村碧十
有馬亜土役:宮嶋璃乃
巻野紗葉役:小谷皐月
羽生犬治役:瀬谷直矢

世那役:前田萌香
真理亜役:笠原実歌
優奈役:秋吉アンナ
智佳子役:直井瑞季

◇公演日程◇
2023年8月1日(火)~8月22日(火) ※全30公演

8/1(火)19:00公演
8/2(水)13:00公演/18:00公演
8/3(木)19:00公演
8/4(金)19:00公演
8/5(土)13:00公演/18:00公演
8/6(日)13:00公演/18:00公演
8/8(火)19:00公演
8/9(水)13:00公演/18:00公演
8/10(木)19:00公演
8/11(金)19:00公演
8/12(土)13:00公演/18:00公演
8/13(日)13:00公演/18:00公演
8/14(月)13:00公演/18:00公演
8/16(水)19:00公演
8/17(木)19:00公演
8/18(金)19:00公演
8/19(土)13:00公演/18:00公演
8/20(日)13:00公演/18:00公演
8/21(月)13:00公演/18:00公演
8/22(火)14:00公演
※開場時間は各公演30分前
◇劇場◇
高田馬場ラビネスト
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3-27-4 第一キャラット河俣B1
(東京メトロ副都心線 西早稲田駅 徒歩3分/JR山手線・メトロ東西線 高田馬場駅 徒歩8分)
http://www.rabinest.com/

■舞台詳細・チケットなどはオフィシャルページにて https://4dollars50cents.com/stage/

 

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インタビュー マンボウ北川
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