川口紗弥加の4年の歴史を感じる初写真展、成長しているところが必見！

女優として邁進中の川口紗弥加が自身初となる写真展『川口紗弥加　×　福島裕二　写真展　-DISCLOSURE01-』を開催している。4年かけて撮りためた中から珠玉の35点の写真が並ぶ中、ご本人にインタビューができたのでご紹介する。

ーーまず軽く自己紹介をお願いします。
俳優をしています川口紗弥加と申します。実は9年くらいやっていまして、そんなにバンバン出ている感じじゃないんですけど、映画とか舞台とかドラマとかコマーシャルとか幅広くお仕事をさせていて頂いていて、今はフリーランスで2年くらいやっていて、最近は映画にどんどん出ていきたくて自主映画とかまだ配給は決まっていない作品にも出て、それが映画祭とかに出たらどんどん大きくなっていくのでそういう小規模な作品を一生懸命やっているところです。

ーー俳優をやるきっかけは？
高校3年生の時に、クラスメイトが文化祭で映画を撮るってなって私がヒロインみたいな感じになったんですけど、昔は学級委員とか学校の中の仕切る感じで真面目なキャラクターで「映画に出るとかヒロインとか無理」って思っていたんですけど、ヒロインをやってそれが意外と皆さんの反応がよくて文化祭で上映をして800人くらいに見てもらえたんです。当時アメリカの大学に行きたかったので部活も辞めて勉強に専念していたんですけど行けなくて、自分のアイデンティティぐらぐらって思っていた時にそういう映画をやって「よかったよ」って肯定されたのがうれしくって、日本にいるんだったら女優をやってみようかなと、シャワーを浴びながら自分に許したっていう感じです(笑)。

ーーお名前は本名ですか？
芸名ですね。事務所に入った時に社長さんと話して、芸名を付けようってなって。

ーー山口紗弥加さんに近いなって思いました。
そうなんですよ！現場で「ご紹介します、山口紗弥加さんです」って言われて「えっ」てなったことがあります(笑)。私は本当に“名前を頂いた”っていう感じだったので、多分画数とかで占って下さったと思うんですけど、色んな人が「元々紗弥加だったんでしょ」って言われるくらい「紗弥加」が似合っているよって言って頂けます。

ーー今までで印象に残っているお仕事は？
最近だと、『ゲキカラドウ』っていうテレビ東京の連続ドラマがあって、それの最終話にJALの人っていう感じの役でワンシーンくらい出ていて、そういう役があんまりなかったので印象に残っています。それまでは『チア☆ドル』っていうドラマがあって、それのオーディションを受けて受かったんですけどメインが8人いて、別にレギュラーキャストが8人いてそっちの方だったんですね、サファリっていうアイドルグループのメンバーでシマウマだったんですね。あの時に犬童美乃梨ちゃんもラビットの役で出ていたんですよ。昔はよくわからない役が多かったんですよ、顔が若かったから20代中頃で高校生の役もあったし、30代になってやっとお母さん役をしたりとか、アボカドのCMをさせて頂いたんですけどそれもお母さんの役で出たりとか、やっと落ち着ける役が出てきてよかったーって思っています。

ーー福島裕二さんとの出会ったきっかけは？
福島さんのお弟子さんのカメラマンさんがいるんですけど、その方とよく一緒にお仕事をさせて頂いていて、福島さんの現場の話を聞いていたのですごい人だっていうのは知っていました。ある日Twitterで福島さんが“作品撮りが出来るけど誰かモデルさんやりませんか？”って書いているのを見かけて、お弟子さんに相談して頂き福島さんに撮影をさせて頂いたのが2017年です。
次が2019年なんですけど、私が映像作品の中で“長かった髪をバッサリ切る”っていう役をやったんですね。髪の毛が長い方がいいとか髪の毛は誰のもの？って思っている時に、この不安定な気持ちは二度とやってこないから撮っておいて頂けませんか？って前々日に福島さんに急に連絡をしたら「今日の夜だったらいいですよ」って、それが2年ぶり撮影です。最後の2020年の年末に撮ったのが、私の誕生日12月29日で30歳になる3日くらい前で、それもたまたまみたいな感じで、福島さんが色んなカメラマンさんモデルさんとスタジオで作品撮りをするっていう会に、時間があるからよかったら来る？みたいな感じで言われて行って、たくさん人がいる中で撮りました。

ーー切った直後のショートの写真はありますか？
ショートの写真はありますよ。あ、でも福島さんに撮ってもらったのはないです。

ーー写真展をアピールしたいことは？
「DISCLOSURE01(ディスクロージャーゼロワン)」っていうタイトルなんですけど、セルフディスクロージャーっていう英語が“自己暴露”っていう意味でそこから取ってディスクロージャーなんですけど、いつもは役とか脚本とか何かを借りて表現をしているのが、この年齢になってこの展示が自分自身だって言えるようになったことがすごくうれしい。こういう展示をできるような自分の気持ちになれたことが、自分でも成長を感じて、これからもっと人生が楽しくなるかなって思っています。みなさん宜しくお願いします。

ーーありがとうございました。