映画初主演で心強き女性を快演した恒松祐里に見惚れる！映画『きさらぎ駅』公開

『全裸監督シーズン2』(Netflix)への出演で話題となった女優・恒松祐里が初主演する映画『きさらぎ駅』が公開される。匿名ネット掲示板で話題となり“伝説の都市伝説”となった「きさらぎ駅」を基に作られた本作、異世界に迷い込む出演者たちが見せる極限状態の人間の表情が描かれている。そんな作中で「きさらぎ駅」の謎を調べる女子大生を演じた恒松にインタビューができたのでご紹介したいと思う。

ーー22歳で主演作を持ちたいという夢がかないました！おめでとうございます。
ありがとうございます。

ーーなぜ22歳で主演という夢を？
私、“22”っていう数字がラッキーナンバーで、ただそれだけの理由でなんか22歳でいいことが起こりそうだなと思って、その目標も一応立ててみたんですよね、自分の中で。それで今回、本当に主演という夢が叶いました。

ーー次のラッキーナンバーは？
“22”っていうのは2月22日が猫の日であることと、中学校の出席番号が“22”だったことで、自分の中で勝手にラッキーナンバーと思っていたのですが、猫関連でいうと次のラッキーナンバーは「ニャー」で“28”。 28歳がいいこと起こるんじゃないかなと思っています。

ーーこの話がきた時に、何か感じたものはありましたか？
私はこのお話が来た時は初主演の作品を頂けたってことがすごく嬉しかったとしか考えてなかったんですけど…今日取材を色々させて頂く中である方が、私が結構、目力が強くて“戦う女性”っていう印象を受けたって仰っていただいて、「この『きさらぎ駅』のヒロインは、他のホラー作品のヒロインと違い、逃げ回って「キャー」って叫ぶのではなく、自分から戦っていく、そういう役柄のためお話が来たのでは？」って伺い、もしかしたら、そうなのかな？って今日、思いました。

ーー台本を読んでみてどうでしたか？
この映画の基になった都市伝説の「きさらぎ駅」を知らなかったので、撮影に至るまでに「きさらぎ駅」を知ることから始めました。実は私、ホラーも少し苦手で台本読むのもすごく怖かったので、台本を読む前は怖いかなと思っていましたが、読んでいくうちにお話の中にたくさん伏線があり、それが回収されて、読み終わった後は怖さを忘れて楽しかったです。

ーー恒松さん演じる春奈は卒論のために、「きさらぎ駅」をリサーチしている女子大生でしたが、なぜ春奈は「きさらぎ駅」に行ってみたいと思いましたか？
春奈が葉山(佐藤江梨子)さんとお話をしていく中で、もしかしたら「きさらぎ駅」に行けるかもしれないっていうことに気づいたんですよね。人って自分だけがこの謎に気づいちゃったかもって時、試してみたくなると思うんです。例えば、食べ物でこれとこれの組み合わせがおいしいって、分かったら他人に教えたくなりませんか？春奈も好奇心と気づいたことを試してみたくなる感覚に囚われたのか？と私は感じました。

ーーご自分の役の見所、作品全体の見所を！
春奈の見所は中盤で驚いた顔があるんですけど、自分が思っていた以上に面白くて、試写で見たときに笑っちゃって。その時、自分にも人を笑わせることできるんだと思ってマネージャーさんと笑い合っていました。その私の驚いた顔に注目してもらいたいなって思います。全体的な見所だと“FPS”っていう手法を用いて撮影していることです。見て下さっている方がまるで「きさらぎ駅」にいるみたいな感覚で、VRゲームをしている感じで、“参加している”ような気持ちで観られると思います。後半は私が演じる春奈と一緒に「きさらぎ駅」の秘密に迫ることができると思います。ただ観るだけじゃなくて、体感できるのがこの作品だと思いますので、そこを楽しんで頂けたら嬉しいです。

ーー“FPS”パートはどのように撮影されてるんですか？
私はFPSパートの撮影にはいなかったんですけど、撮影に入る前のリハーサルを見ました。お芝居ができて、撮影もできる女性がいて、その方が頭にカメラを装着して、本田望結ちゃんや他の人達とお芝居しながら機材を操作しながら撮影されてました。その方無しではこの撮影はうまくいかなかったと思います。

恒松祐里
本田望結　莉子
寺坂頼我　木原瑠生瀧七海　堰沢結衣　／　芹澤興人
佐藤江梨子