杉本愛里がヤクザの会長の娘を熱演！『ビーバップのおっさん』公開！！

「ミスセブンティーン2016」グランプリで広告やドラマ、MVなどで活躍中のモデルで女優の杉本愛里が300人の中から選出されて出演した映画『ビーバップのおっさん』が公開される。かつての勢いそのままに、ビーバップのオマージュ作品として、テルとヒロシが問題ごとを解決するという本作。見所満載の仕上がりになっている。そんな男所帯のなかで一見目を惹く美しい花！杉本愛里の撮影秘話をインタビューできたのでご紹介する。

ーー今回の役はまずどういうふうに決まったか教えていただけますか？
同じオーディション内で美穂役と順子役があって、順子役に選んでいただきました。

ーー特にオーディションのときの印象とかありますか？
オーディション時、メインでは美穂の役の台本をやったんですよ。順子の方をほぼやっていないので心配でした。印象……白井光浩(テル役)さんがオーディション会場にいらして、「おにぎりの具何好きなの？」という話はしました(笑)。

ーーオーディションはいつ頃で、撮影がいつ頃でしたか？
2021年の3月くらいにオーディションがあって、元々5月がクランクイン予定だったんですがコロナで延期になって、次の7月予定も延びて、結局11月にクランクインになりました。

ーービーバップのおっさん。と聞いて何か感じるものがありましたか？
私、世代じゃないから全然知らなくて、親に話したら「えっ、すごいやん」って言われて、そんなすごいんやって思って『ビー・バップ・ハイスクール』の映画を見て、この順子と美穂役のどっちかなんやって思っていました。

ーー撮影の時の印象に残っていることはありますか？
撮影の合間は美穂役の園田あいかちゃんとずっと話ていて、白井さんが話しかけて下さったりとかお寿司を買ってきて下さったりとか、撮影の合間はずっと話してました。

ーーどんなことを話されていたんですか？
趣味の話とか最近ハマっている映画の話とか、あと韓国語を勉強したいって私がちらって言ったら、このアプリいいよとか教えてもらったり、本当にたわいもない話をずっとしてました。

ーー役的に特に意識したことはありますか？
普段使わない口調なので、どういう感じのヤンキー口調がいいんだろう？　みたいな所は、『ビー・バップ・ハイスクール』を見てこんな感じか、じゃあ私もちょっと頑張ってみようみたいな感じで練習したりとかはしました。本当に普段そういう口調を使わないから、すごく楽しみでもありました。

ーー特に印象に残っている言葉とかありますか？
“お前ら”とか“関係ねぇじゃん”とか「うーん、きついなー」って思いました。私自身関西出身なんですけど、人に対して“お前”とか言ったことがないから、それも新鮮でした。

ーーやっぱりキャラクター的にもあんまり可愛らしくならないように気をつけていたんですか？
そうですね。気の強い感じはずっと出してなきゃなって思っていました。でも友達といる時は普通にいい子みたいな感じを意識しつつって感じでした。

ーー特に印象に残っている共演者の方は？
やっぱりすごい出演者の方たちばっかりだったので、私もちょっと緊張してたんですけど、緊張しないように毎回話しかけてくださったので、それで気持ちが和らぎましたね。

ーーお母さん役の杉浦幸さんはどうでしたか？
あまり撮影がかぶってなかったのですが、少しお話しました。最後一緒に写真を撮って。

ーーあの方も、アイドル時代は結構派手に、アイドルやってましたね。じゃあ、お父さん役の方ともそんなに話はしなかった？
いえ、村澤寿彦さんはすごく話しかけて下さいました。今も会う度に、「ずんこ」って呼んでくださいます(笑) 園田あいかちゃんがいない撮影の時も周りが大人の人たちだらけで不安でしたがずっと優しく話しかけて下さいました。
ーーチンピラを殴るシーンがあったと思いますが、どういう感じでしたか？
人を殴るのは初めてだったので、どうやったらいい感じに叩けて痛くないのか自分の中で考えて、たぶんずっと手をついていた方が痛くないのかなって思って、“ぱしっ”てやるよりか思いっきりやったほうがいいのかなと思いました。気持ち的には申し訳ないなと思って、痛くならないようにしました。

ーーそこは監督さんから指示はなかったんですか？
指示はなかったと思います！

ーーまあでも二人が順番に叩くところはちょっと笑えますね。
ちょっとシュールですよね(笑)。

ーー順子役のポイント、見どころ的なことをお願いできますか？
気は強いけど、ちゃんと友達思いで気が強いだけじゃないってところ。あと私の普段見れないヤンキーの口調のところとか、“美穂といる時の私”と“家に居る時の私”の違いを見てほしいです。

ーー映画全体的な見どころを杉本さん的に説明していただけますか？
すごく笑えるシーンとかもたくさんあったんですけど、撮影で見ていてテルさんと娘の美穂のシーンが私的に好きなシーンです。現場で見ていて感動して、キャラ的に泣いちゃダメだけど、ちょっと泣きそうになっちゃったぐらい本当に良かったので、親子愛が見所かなと思います。

ーー改めて杉本さんの近況と将来的な野望があったら教えてください。
最近では、MAGIC OF LiFEさんの『春を描く』っていうMVに出させて頂きました。
今までサイダーガールイメージキャラクターとしてMVに出ていた時期もあるのですが、自分の中でもいろんな表情があったりで気に入ってます。今までの作品が気に入ってないわけじゃないけど、結構いろんな表情が詰まっているMVになるのでたくさんの人に見てほしいなあって思います。また 集英社の『セブンティーン』の専属を卒業してから、女優もやりたいけどファッションとかメイクや美容について発信していきたいとYouTubeを始めて今ずっと頑張ってて…という感じですね、近況としては。他に映画のヒロインなど公開予定の作品が決まっています。

ーーでは、将来的な野望はどんなことなんでしょう？
将来はアクションや殺陣をやって、映画・ドラマで活躍する女優になりたいです。かっこよく戦うシーンもやりたいですし、恋愛系もやりたい。もちろん学園ドラマとかも出たいです。
YouTube、ネットフリックスとか配信系のドラマとかも出たいんです。でも、おばあちゃんも見守ってくれているのでやっぱり地上波に出たいなって思っています。いつも「テレビに出る」って言ったらすごく喜んでくれるので地上波にたくさん出たいなって。

ーーアクションは結構自信がある？あるいは今練習している？
いえ、今は全然やってないんですけど、自分自身、剣を持ったりとか銃を持ったりする映画を見るのが好きだから、自分もやってみたいなってすごく思うんです。レッスンとかあればやりたいです。

ーーありがとうございます。

あらすじ
日々元請け会社の理不尽な要求に耐えながら、亡き父の家業の小さな町工場を営むテル。
元請け会社でのトラブルをきっかけに経営する町工場を閉めることになり、テルの妻も子供を連れて出て行ってしまう。
生き甲斐もなくひとり日雇い仕事を続けるテルは、ある日、久しぶりにヒロシと再会する。
ヒロシ『舞い戻って来たよ～♪』
むかしと変わらない無邪気なヒロシは、あちらこちらを巡りながらトラブルを解決する「トラブル解決屋」を営んでおり、テルを相棒に誘うのだった。
とある町に着いたテルとヒロシは、助けを呼ぶ声を聞きつける。そこには、助けを呼ぶ男性と周囲には若いチンピラとヤクザがいた…

【出演者】
白井光浩、清水宏次朗、直江喜一、村澤寿彦、杉浦　幸、脇　知弘、永山たかし
園田あいか、杉本愛里、岩田まあり、古今亭志ん輔（特別出演）、小沢和義　他

【スタッフ】
製作：ラフター　エグゼクティブプロデューサー：塩月隆史
脚本：今井ようじ　監督・プロデューサー：旭 正嗣
2022年/日本/カラー/97分/16:9/ステレオ/DCP （C）ラフター

公式ツイッター：https://twitter.com/be_bop_ossan
公式Facebook：https://www.facebook.com/bebopossan/
8月11日（木・祝）大阪朝日生命ホールにてプレミア上映ほか全国順次上映

杉本愛里 (スギモト・アイリ)
2000年12月21日生まれ。大阪府出身。
「ミスセブンティーン2016」で応募者6,103人の中からグランプリを獲得し、セブンティーン専属モデルとなる。 以降、モデル・女優として広告やドラマへ出演するなど活動の幅を広げている。
2019年 AbemaTV「オオカミちゃんには騙されない」に出演を果たし、チャーミングな関西弁と飾らない人柄で若年層からの支持を集める。2022年公開予定 映画『1%の奇蹟』にヒロインとして出演。

公式プロフィール　https://www.sunmusic-gp.co.jp/talent/sugimoto_airi/
Instagram　https://www.instagram.com/12_airiyade_21/
YouTube　https://www.youtube.com/channel/UCi_ouT8OYux7x4mZ3hhW_QA

取材　マンボウ北川
撮影・文　記者J