2025.03.07 upload
男たちのアツい情熱を中和する!加藤小夏ヒロイン映画必見!!
かの2020年、TrenVeアワード(当時の記事はこちら→ http://trenve.com/actress/24171)でグランプリに輝いた新人女優だった加藤小夏がいまやドラマ、映画などで目覚ましい活躍をみせている。今作では、あの三池崇史監督と、人気格闘技のブレイキンダウンがコラボ。屈強な男たちの物語となっている。そこでヒロインとして登場するのが加藤だ。当時の透明感そのままに愛くるしい表情で演じる加藤に胸キュン間違いなし。そんな本作の裏話などお話が聞くことができたのでご紹介する。
ーー映画の出演はどのように決まりましたか?
三池崇史監督とは配信ドラマ『ミッドナイト』の時に初めてご一緒させて頂いていたのですが、今作の撮影チームも『ミッドナイト』の時と同じで、久遠くん(吉祥丸盾役)が決まってから彼女役を探すとなったときにオファーして頂きました。
ーーヒロイン役に選ばれていかがですか?
そうそうたるメンバーの中でヒロインを演じられるのはすごくありがたいです。今後は演じる事がなさそうなヒロインでした。あんな感じのヒロインは今回だけなんだろうなあと。
ーー制服姿が最近多いですね。
多いです。まだ1年中着てます(笑)。
ーー今おいくつになられましたか?
25歳です。
ーーそんな経ちますか。
そんな経ったんですよ。私もびっくりしてます。
ーー最初の取材の時は2020年でしたね。(当時の記事はこちら→ http://trenve.com/actress/21954)
20歳、21歳くらいかな。ありがたいことにいまだに制服を着ています。
ーー着ている気分はどうですか。
ちょっと心が「もぞっ」とする感じはあるんですけど、周りの方に「似合ってるよ」と言ってもらって、「そうだよね」と思うようにして、どうにか私のメンタルを保たせてくれています。
ーー撮影はいつ頃でしたか?
2024年の3月、4月あたりです。
ーーこの映画のように、男子が大勢暴れる感じには慣れているのでしょうか?
慣れてはいないです。慣れてはいないですけど、地元の中学にはそれなりにやんちゃな子がいたので、ちょっと懐かしいなという感覚でした(笑)
ーー共演者の方々とはいかがでしたか?
親友役の田中美久ちゃんとは、現場で初めましてでした。同級生役の暖日くん(矢倉往年/イクト役)も要人くん(赤井竜馬/リョーマ役)も全員初めましてで年下だったので、年齢的なギャップは正直ありました。同級生役の4人でのシーンの時は、「同い歳に見えるのかな。」と心配もありました。最初、若いコ独特なテンポ感があって、そこに乗っていかないと大変だったのですが、カルマくん(安倍健太役)とか仲野くん(井坂公介役)が加わるにつれて、どんどん心が安定したというか、現場も盛り上げてくれるし、テンポ感が合ってきたなという感じになりました。
ーー撮影時、大変だったことはありましたか?
現場が始まってから、急にスピンオフを撮ることになったのが大変でした。台本を見たら、由希奈が急に立ち上がって、「うるせえんだよ!」というセリフを言って怒鳴り散らすというのが印象に残っていますね。スピンオフでは吉祥丸くんが高校の制服を着ていて、すごく可愛らしいですよね。すごくいいです。
ーー由希奈的には、格闘技をしている男子にキュンキュンしていた感じなんでしょうか。
そうだと思います。高校時代の吉祥丸くんって、すごく可愛いんですよ。まだ全然ヤンキー化していないピュアボーイな感じなのに、ボクシングをしている姿がかっこいいところにキュンとしていたんだと思います。
ーーご自身的には格闘技男子はどうですか?
よくわからないけど、いいんじゃないですか(笑) 好みとかタイプが全然ないので、目の前でやってたら「かっこいいね」となると思います。分からないですけど(苦笑)。
ーーそのスピンオフはどこで出るんですか?
スタッフ)確定はしてないんですけど、パッケージとかウェブとかどこかには出る予定です。
ーーまだ確定ではないけど、確実に撮ったんですね。
吉祥丸編、撮りました。高校に入学したくらいの設定です。ぜひ注目してください。
ーー役作りで特にこだわった点はありますか?
吉祥丸に対しての愛情の部分ですね。劇中では描かれていないですが、吉祥丸と連絡を取っていない期間が、由希奈にとっては実質長くはないけど体感的にはすごく長かったと思うんですね。付き合ってると思っているけど、連絡も急に取れなくなって、忘れたくても忘れられないという部分をすごく考えて意識しました。
ーーちなみにイクトくんに対してはどんな感じなんですか。
最初ちょっと紛らわしかったと思うんですけど、急に現れて、なんでリョーマくんと仲がいいんだろう、シンプルにどんな子なんだろうって、人として気になるなと。
ーー吉祥丸くんへの気持ちがずっと続いているんですね。
続いてますね。そんなに意識はしていないですけど、吉祥丸に対しての目線とイクトくんやリョーマくんに対する目線とは全然違いますね。まったくブレることなく吉祥丸だけです。
ーー役柄的なご自身の見どころと、映画全体の見どころを教えて下さい。
こんなイカついキャラクターたちの中で、私がどういう感じで出てくるのかというのも気になると思うんですけど、彼らの大切な人生の瞬間の歯車を、由希奈がどんな風に回していくのかというのはぜひ見てほしいですね。吉祥丸に対する感情とともに、そのあたりも見てもらえたらいいなと思います。
あとはイクトですね。見どころはやっぱり木下暖日くん。彼の魅力ってすごくないですか。私がもし事務所の人間だったら、めちゃくちゃ営業かけたい(笑)。主役でなかったとしても、彼の存在ってすごく魅力的だなと思っていて、初めて会った時から、こんなに芸能人みたいな子がいるんだと思いました。
現場でモニターを見ていると、戦っているシーンなんてどうしても引き込まれてしまう。もちろん三池監督のお芝居のつけ方もあると思うんですけど…。彼がまだ自分の存在感を自覚していない、それがまたいいんだと思います。今しか出せないイクトの魅力がこの映画に詰まっていると思います。
ーー木下暖日くん、激推しですね。
もちろん、彼らの戦いとか、誰がどんな風に関わっていくのかも見どころなんですけど、ぜひ暖日を見て欲しいと思います。
ーープライベートも含めてどんな一年でしたか? 2025年の目標もあれば教えて下さい。(取材時2024年)
2024年はものすごく楽しかったです。私、なんか明るくなってませんか? 脱皮したという感じで人生がずっと楽しい。今までは、自分のことで精一杯だったりすることが多かったのですが、最近は私より若い人と一緒にお仕事することも増えて、最高の現場を作っていきたいというマインドで、2024年はいい現場が多くてよかったなと思います。2025年も変わらず最高な現場を作り続けたいです。
ーー映画の時より髪の毛が短くなっていますが、いつ頃からショートですか?
『ウイングマン』というドラマを撮影した時に一気に切りました。今ちょっと伸びてきているのですが、耳が出るくらいまで切りましたよ。私、髪に対してあんまり感情がなくてなんとも思わないんですよ。ただ髪切ったなみたいな(笑) ドライヤーが楽でいいですね。
ーーありがとうございました。
「BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~」公開中
ブレイキングダウンの朝倉未来と溝口勇児が、映画『クローズZERO』のスタッフと共に仕掛ける、新たなる“路上の伝説”。少年院で知り合ったイクトとリョーマは、朝倉未来のスピーチに感銘を受け、ブレイキングダウンのリングを目指す。家族や仲間に見守られながら夢を追う彼らの先に、因縁のライバㇽが現れ、予期せぬ抗争に巻き込まれていく…
▼予告
▼キャスト・スタッフ
木下暖日 吉澤要人
篠田麻里子 土屋アンナ 久遠 親 やべきょうすけ 一ノ瀬ワタル
加藤小夏 仲野 温 カルマ 中山翔貴 せーや 真田理希 大平修蔵 田中美久
金子ノブアキ 寺島 進
高橋克典 GACKT
監督:三池崇史 脚本:樹林 伸 音楽:遠藤浩二 原作:樹林 伸 YOAKE FILM
エグゼクティブプロデューサー:朝倉未来 溝口勇児
製作:YOAKE FILM BACKSTAGE
配給:ギャガ / YOAKE FILM
©2024 YOAKE FILM / BACKSTAGE
公式サイト https://bluefight.jp/
公式X https://x.com/yoakef_jp
☆加藤小夏(玉木由希奈役)
1999年6月26日、東京都出身。2016年、映画『高台家の人々』で俳優デビュー後、「I’’s」(18/BSスカパー!スカパー!オンデマンド)で連続ドラマ初出演。以後、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)や、主演作「福岡恋愛白書18 春のおとなりさん」(23/KBC)、「ウイングマン」(24/TX)などに出演。主な映画出演作に『身代わり忠臣蔵』(23)、『コーヒーはホワイトで』(24)などがある。
公式プロフィール https://www.sunmusic-gp.co.jp/talent/kato_konatsu/
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インタビュー マンボウ北川
撮影・文 記者J
