2025.07.08 upload
『#ぼくほし 』で連続ドラマ初レギュラー出演!15歳の北里琉が語る、島田聖菜と“ちょっと似てる”ところ
2025年夏ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)で、“保健室登校の女子高生・島田聖菜”役に抜擢されたのは、熊本出身・15歳の注目女優。オーディションで決まった役に、どこか自身を重ねながら臨む初ドラマレギュラー。撮影現場での素顔から、将来の夢まで。キラキラすぎず、まっすぐで、ちょっと切ない。そんな彼女の“はじめて”に触れてみよう。
ーーこのドラマのような作品のオーディションは、これまでにも受けてきた?
何度か挑戦はしてきました。ただ、今回のようにちゃんと受かったのはあまり多くなかったです。
ーー合格が決まったとき、どんな気持ちでしたか?
正直「私で大丈夫かな…」って不安が大きかったです。ちょっと自信がなかった部分もあって。でも役が決まって、台本をいただいて、役の説明もしていただいて、「やるしかないな」って思って。台本を読んでみたら、私と似てる部分がいくつかあったので、少し安心したというか、「頑張ろう」って思えました。
ーーどんな部分が似ていると感じましたか?
私自身も実は保健室登校の経験があるんです。あと、そんなに誰とでもすぐ仲良くなるタイプじゃなくて。学校でも、すごく仲のいい友達が2〜3人いて、あとはちょっと距離をとってる感じなので。そういうところが聖菜ちゃんと似てるなって。
ーー台本を読んだ印象は?
一話一話で、学校にあるようなリアルな問題を描いていて、それぞれの生徒たちに「自分の正義」があることが分かる台本でした。読んでいると、いろんな価値観に触れられるというか、「自分だったらこう考えるけど、この子たちはこうなんだな」って。見る人の視野が広がる作品だと思います。
ーー現場の雰囲気は?
とてもフレンドリーで、みなさん「今日暑いね」とか気軽に話しかけてくださるので、緊張してたけどすぐに馴染めました。和気あいあいとしていて、居心地の良い現場です。
ーー他のキャストの方も同世代?
同世代の方が多くて、すごく話しやすいです。
ーー保健室のシーンが中心なんですよね?
基本的には保健室のシーンが多いです。試験も保健室で受けてました(笑)
ーー聖菜ちゃんは男の子が苦手なんですよね。
男の子と一緒の教室にいるのがすごく苦手で、それが理由で保健室に通っているという設定です。
ーーでも保健室にも男子生徒いるよね?
います。でも、お互いに干渉しないというか…その子も女の子が苦手みたいで、お互いそっとしてる感じですね。
ーー撮影以外の時間は?
控え室が同じだった越山敬達くん(内田圭人役)とよく話しました。同い年ってこともあって、数学の話とか学校のこと、あとはラーメンとか油そばの話で盛り上がりました(笑)。
ーーほかに仲良くなった人は?
衣装合わせや集合写真の撮影のときにいろんな方と話しました。特に「この人とすごく仲良い」という感じではないけど、全体的に皆さんと話せた感じです。
ーー大人の共演者の方とは?
主演の磯村勇斗さんとは、私がベッドで見てるシーンで少しだけ。倒れて運ばれてくるシーンで、「あ、運ばれてきたな~」って(笑)。
ーー監督の印象は?
とても優しくて、撮影のときにも「次はこうしてみようか」と声をかけてくださるので、演技がしやすいですし、相談もしやすいです。今のところは山口監督が担当してくださっています。
ーー印象的な現場のエピソードがあれば。
顔合わせのとき、男子生徒役の人たちがLINEグループを作っていて、女子側にも「入る?」って言われたんですけど、「まだ合併前なんで…」って冗談で断りました(笑) まだ撮影始まってないから、男子校と女子校で分かれてるって設定を守った感じです。
ーーでは、島田聖菜ちゃんの見どころは?
最初は「なんだこの子?」って思われるような、ちょっと謎めいた雰囲気のあるキャラクターだと思います。でも物語が進むにつれて少しずつ彼女のことが分かっていくような、そんな展開になっています。聖菜ちゃんの性格や過去が明かされる回もあると思うので、楽しみにしてもらえたら嬉しいです。
ーードラマ全体の見どころは?
いろんな考え方や価値観があって、それがぶつかってしまうこともあるけど、第三者の視点で見ることで「この人はこういう考えだったんだな」って気づけるような、そんなドラマだと思います。視野が広がるきっかけになると思うので、ぜひ見ていただきたいです。
ーーご自身の学生時代にスクールロイヤーのような存在がいたら?
きっとすごく支えになっただろうなと思います。特別な存在だし、成長のきっかけにもなると思います。
ーー制服についてもお聞きしたいのですが。
襟がない珍しい制服で、ボタンが光の加減でキラッと変化するホログラムっぽいデザインなんです。すごく特徴的で、見ていて楽しい制服です。
ーー芸能界を目指したきっかけは?
小学校1年生のとき、熊本地震を経験したんです。そのとき、芸能人の方々が炊き出しに来てくださって、まわりの人たちがすごく元気になっていて。それを見て「私も誰かを元気にできる人になりたい」って思ったのが、芸能界を目指すきっかけでした。
ーーかなり大変な体験だったんですね。
はい。2日連続で震度7が来て、1日目はテレビが倒れてきてベッドにサンドされちゃったんです。でも無事でした。2日目は寝てて記憶があまりないです(汗)。
ーー今の事務所にはどうやって入ったんですか?
Instagramに私の写真を載せていたのを見た今の事務所の方から「芸能活動に興味ありませんか?」と声をかけていただいて。それがきっかけで今の事務所に所属しました。
ーー当時、何歳でしたか?
たしか10歳か11歳くらいだったと思います。Instagramを始めたのは7~8歳で、ウォーキングレッスンにも通っていたので、それを見ていただいたみたいです。
ーー今は高校生ですよね?
はい、15歳です。高校進学と同時に上京して、今はひとり暮らしをしています。上京してからは2〜3ヶ月ほどです。
ーー今回のドラマ出演は、まさにタイミングが良かったんですね。
本当にそう思います!
ーー近い目標と将来の夢を教えてください。
まずは、今回のドラマで全力を出すこと。将来的には、モデルもやってみたいし、コスメやカラコンのプロデュースもしたいし、声優もやってみたい。とにかく、いろんなことに挑戦したいです!
ーー声優への興味はアニメや漫画が好きだから?
閉じこもっていた時期にアニメに元気をもらったことが多くて、自分も誰かを元気づけられる声を届けたいと思っています。最近は学園ものとか、声が高すぎないヒロインも増えてるので、自分の声でも合う役があるかもしれないなって。
ーー最近ハマっている作品は?
『暗殺教室』がずっと好きです。アニメがきっかけで、いろんな作品を見るようになりました。
ーー目標としている人は?
事務所の先輩の岡崎紗絵さんです。女優としてもモデルとしても活躍されていて、すごく憧れています。私も岡崎さんのように両立して活動できる人になりたいです。
ーー今後の活動も楽しみにしています!
ありがとうございます。いろんなことに挑戦していくと思うので、「またこんなことやってるな~」って、温かく見守っていただけたら嬉しいです。
ーーありがとうございました。
☆作品概要☆
【放送枠】2025 年7月期 月曜22 時連続ドラマ (カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【タイトル】『僕達はまだその星の校則を知らない』
【脚本】⼤森美⾹
【音楽】Benjamin Bedoussac
【監督】山口健人 高橋名月 稲留武
【プロデューサー】岡光寛子(カンテレ)、白石裕菜(ホリプロ)
【制作協力】ホリプロ
【制作著作】カンテレ
【公式ウェブサイト】https://www.ktv.jp/bokuhoshi/
☆キャスト☆
白鳥健治 【磯村勇斗】
幸田珠々 【堀田真由】
山田美郷 【平岩 紙】
久留島かおる 【市川実和子】
鷹野良則 【日高由起刀】
斎藤瑞穂 【南 琴奈】
藤村省吾 【日向 亘】
北原かえで 【中野有紗】
江見芽衣 【月島琉衣】
三木美月 【近藤 華】
内田圭人 【越山敬達】
堀 麻里佳 【菊地姫奈】
高瀬佑介 【のせりん】
島田聖菜 【北里 琉】
有島ルカ 【栄莉弥】
巌谷光三郎 【淵上泰史】
緒川 萌 【許 豊凡(INI)】
黒岩宗政 【篠原 篤】
菊池沙良 【西野恵未】
永井玄也 【根岸拓哉】
ジョン・コリンズ 【チャド・マレーン】
小島敏夫 【諏訪 雅】
三宅夕子 【坂井真紀】
井原 久 【尾美としのり】
広津可乃子 【木野 花】
白鳥誠司 【光石 研】
尾碕美佐雄 【稲垣吾郎】
☆スタッフ☆
脚本【⼤森美⾹】
音楽 【Benjamin Bedoussac】
監督 【山口健人】【高橋名月】【稲留武】
プロデューサー 【岡光寛子】【白石裕菜】
協力プロデューサー 【加藤春佳】
制作協力 【ホリプロ】
制作著作 【カンテレ】
2025年7月14日スタート 毎週月曜よる10時(初回15分拡大)
☆北里 琉
公式プロフィール https://t-tribe.co.jp/artist/ruu-kitazato
Instagram https://www.instagram.com/ruu_kitazato/
インタビュー マンボウ北川
撮影・文 本間丞
