超大型新人女優・小西桜子に業界激震！その素顔が垣間見えるW映画インタビュー

今、新進気鋭の若手女優が業界をザワつかせている。それが今回紹介する小西桜子その人である。学生時代の自主映画出演から一躍女優にのし上がり、映画『ファンシー』で劇場公開映画初出演を果たす。カンヌ国際映画祭で上映された『初恋』でも堂々たる演技を披露。この度上記2作品についてご本人にインタビューできたので是非読んで頂きたい。

【小西桜子動画コメント】

ーー女優を目指すようになったきっかけは？
もともと映画に興味があったので携わりたいなと思っていて、きっかけは大学に入ってから先輩の撮った自主映画に出させてもらって、そこから映画やお芝居することに興味を持って、っていう感じでしたね。

ーー映画が決まった順番は？
『一晩中』という作品を自主映画でやって、一年ぐらいして本格的に今の仕事を初めて、三か月くらいで『ファンシー』をやりました。一、二か月くらいの時に『ファンシー』のオーディションを受けさせていただいて、決まって撮影して、クランクアップした次の日に『初恋』のオーディションを受けて、またそのまま決まりました。すごいタイミングでした。

ーーオーディションの時に記憶に残っていることは？
『ファンシー』は仕事を始めたばかりでオーディションを受けたことがなかったので、オーディションに慣れていなくて、すごく緊張していたのであまり覚えていないんです。お芝居を一回見て頂いたんですけど、それよりも自分がどういう人柄なのかを見て下さって…。多分、私が映画が好きだったり、どちらかといえばカルチャー系の映画が好きなので、『ファンシー』の役が文学少女で自分と近かったので、自分の話をした時に共通点を感じて頂いたのかなと、後から思いました。

『初恋』の時も緊張していました。『ファンシー』がクランクアップした直後だったので一番興奮状態というか、『ファンシー』の役に入り込んでいたので感情がぐちゃぐちゃになった状態で行ったのでハイな感じでした。オーディションでは『ファンシー』の時と同じように三池監督も人間として向き合って下さって、私の話をしっかり聞いてくれて、色んな話をして…っていうのが印象に残っています。

ーー『初恋』の合格の決め手は？
『初恋』も不安定な女のコ役だったのですが、オーディションの時の私も人生で一番不安定だったので(笑)、うまくハマったのかなと(笑)。運命的なタイミングだったんじゃないかなと(笑)。

ーー撮影の時に記憶に残っていることは？
印象に残っていること・・・難しいな。本当に全部印象に残っているんですけど…。『ファンシー』ではお酒を飲むシーンがあって、飲み会のシーンで酔っぱらうお芝居をしたんですけど、とても難しかったです。吹っ切らないといけなかったのですごく難しかったな…。エキストラの人がいっぱいいてみんな個性的な人たちで面白くって、印象的でした。

ーー『ファンシー』は出来上がった映画を観てどうでしたか？
正直、反省点もあったんですけど、変わった映画だなと思っています。私もお芝居をするのが初めてだったんですけど、作品の世界観や空気感に助けられてるなと。自分は未熟だったなと反省しています。でもあの時にしかなかった初々しさを撮って頂いたので、作品の中で生かして頂いたのではないかと思います。

ーー『初恋』については？
『初恋』は三池監督はじめ皆さんすごく素晴らしい方たちで、すごく楽しんでやってらっしゃって映画作りが好きな方たちなんだなと思いました。すごく刺激的でしたね。作品も刺激的だけど、現場もすごく熱気があって映画愛に溢れていました。『ファンシー』に続いて二作目だったんですけど、偶然窪田さんとも二回目だったので安心感もあったし、『ファンシー』よりは気負わずにやれたかなと思っています。とにかく刺激的でめちゃくちゃいい現場でした！

ーー印象に残っていることは？
夜の撮影がすごく多かったので、なかなか見られない夜中の歌舞伎町とか濃い世界でした。あと、夜のショッピングモールを貸し切って撮影したり。撮影がずっと夜だったので、ハイになりました(笑)。

ーー普段はハイにはならない？
普段はあんまりならないです。この仕事を始めて、初めてあんなにハイになりました(笑)。人格が変わりました(笑)。

ーー役については？
『ファンシー』では、いきなり「お嫁にして下さい」とか突飛なキャラクターではあるけど、その根っこの部分はすごく人間的だなと思っているんです。共感は難しいかもしれないですけど身近に感じてもらえたらなと思いますね。

『初恋』のモニカはすごくピュアな女のコだと思っています。いっぱいキャラクターが出てくる作品の中でとにかくピュアな存在だと思うので、窪田さん演じるレオと出会って成長していくところを見て頂きたいです。

ーーご自分の役の見所と全体的見所を
『ファンシー』はすごく変わった作品です(笑)。初めてお芝居をしたので温かい目で観てもらいつつ、三角関係があってそれがどういう結末を迎えるのか？　不思議なんですけど見てもらえたらなと思います。すごく頑張りました。その時の演技がどんどん変化していくのを見てもらえればなと思います。

『初恋』は色んな登場人物が出てきて二転三転とジェットコースターみたいに展開していく話なので、流れに身を任せて巻き込まれながら見てもらえたらいいなと思いますね。自分が演じたモニカという役は共感してもらえる役ではないのですが、モニカの中の人間らしさというかピュアな気持ちがどんどん生まれていくので、そこを見てもらえたらなと思います。

ーー今後の野望は？
野望はすごくあります。有名になりたいです(笑)。とにかくお芝居がすごく好きなのでどんどんお芝居をしたいですし、『ファンシー』と『初恋』は頑張り方もわからずいっぱいいっぱいになりながら頑張ったので是非見て頂いて、今後どんどん色んな現場を経験していってまた皆さんとご一緒したいし、『ファンシー』とか『初恋』を見て頂いた方に成長したなと思ってもらえるように精進したい。やる気満々なので、頑張ります！

ーーありがとうございました。

■映画『ファンシー』
2020年2月7日（金）　テアトル新宿ほか全国順次公開
(C)2019「ファンシー」製作委員会