2022.04.06 upload

ヴァカンスの魅力を最上級に引き出す瀬戸かほの演技に酔いしれる『クレマチスの窓辺』公開直前!

Actress

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映画『リビングの女王』で第6回賢島映画祭にて助演女優賞を受賞し女優として活躍。広告やファッション雑誌、ブランドカタログなどモデルとしても活動の場を広げている瀬戸かほが主演する日本発のヴァカンス映画『クレマチスの窓辺』が8日公開となる。風光明媚な島根県オールロケ作品となる本作では、瀬戸が1週間のヴァカンスを堪能する姿が描かれ色々な思いが錯綜する。そんな瀬戸にインタビューができたのでご紹介する。

ーーロケ地の家の様子は?
持ち主の方は今は住んでいないようなのですが、現在あの家を管理している方々が住んでいらっしゃいます。持ち主の方が住んでいた時の家具がそのまま残っていて、温かみのある空間でした。初めてお邪魔した時、親戚の家に来たかのような安心感がありました。

ーー一週間の話でしたが、撮影はどれくらいの期間でしたか?
絵里と同じ一週間の撮影でした。

ーー島根には行ったことはありましたか?
初めて行ったのですが、美しい水辺の街の風景が美しかったですし、食べものが美味しくて感動しました。
絵里として過ごす時間がほとんどでしたが、自分にとっても絵里と同じくらい大切な旅となりました。

ーー行くのは大変ですか?
飛行機で鳥取まで行って、そこから車で島根まで移動しました。

ーー出演者の方で印象に残っている方は?
皆さん個性的で撮影が楽しかったのですが、小山梨奈さんとサトウヒロキさんは別の作品で共演させて頂いたことがあって、小山さんは永岡俊幸監督の別の作品で元々ご一緒させて頂いていたので、お互いまた全然違う役柄でお芝居出来てすごく楽しかったですね。

ーー主人公が出会う人々が現地の方が多かったですけど、現地の役者さんというわけではないんですね?
しじみさんや、福場俊策さんは島根県出身の方でした。他の方々は島根県出身ではないのですが、現場ではそこに住まれている方として居てくださったので、迎えて頂いているような感覚で撮影させて頂きました。

ーー監督さんから役柄的なアドバイスはありましたか?
監督が現場で一番台本に縛られずに、役者のお芝居に向き合ってくださる方なので自由に色々動きながらお芝居をすることができて楽しかったです。
絵里ならどう動くか考えながら過ごす一週間でした。

ーー東京で生活していて休みが取れたのでヴァカンスに行こうっていう。
そうですね。一週間の休みを、遠く離れた地の亡くなった祖母の家で過ごすというのは、絵里にとってとっておきのヴァカンスでした。
誰も知らない街に行くのではなく、親戚のいる場所に行くことを選ぶところが絵里らしいなと思いました。

ーー僕の中では古墳が印象的でした。近くにあるんですか?
山代二子塚古墳といって、松江の中心部から車で一時間くらいのところにあります。古墳でお芝居をするという経験がないですし、たぶんこれからも滅多にないことだと思うのですごく貴重な体験をさせて頂きました。

ーー瀬戸さん的にヴァカンスってどういうイメージでしたか? 演じてみたヴァカンスはどうでしたか?
どこかに出かけることがヴァカンスだと思っていたのですが、ヴァカンスというのはそういう意味ではないと監督が教えて下さいました。最初、脚本を読んだ時に、絵里にとって忘れられない旅になるであろうとは思ったのですが、予想を遥かに超える充実した旅になりました。ヴァカンスで色んな人と会っていく中でさまざまな体験をした絵里の心が少しずつ変わっていく様子を誰よりも近くで感じられたことも印象的でした。

ーー実際に瀬戸さんがヴァカンスに行くとしたら何をしますか?
寒いところが苦手なので暖かい場所に行きたいです。
今パッと思い浮かんだところだと、沖縄ですね。
沖縄に行って海を眺めたりおいしいものを食べたりしたいです。

ーー海を眺めるのが好き?
好きです。海に行くのもすごく好きで、正確に言うと海に到着するまでの、海へのワクワクが好き。車に乗って行くのも好きですし、電車に乗って海が見えてきたら嬉しさがこみ上げてきますし、海に会いに行くのが好きですね。

ーー映画の中で出てきた日本海の激しい海はどうでしたか?
衝撃を受けました!穏やかな海を眺めながら話すという場面だったので、その場で設定が変わっていったシーンなのですが、あんなに激しい海を見たことが今まで無かったのと、目の前が一面全部海で、あまりにも海が大きすぎて自分という存在のちっぽけさを改めて実感しましたし、自然には勝てないと思い知らされました。

ーーそういう海を好きになれそうですか?
安全な所から眺めたいです(笑)。撮影したところは海が近かったので恐ろしい気持ちが強かったですね。

ーーヴァカンス、どこにも行かなくてもヴァカンスって言うんですね。
休暇の過ごし方なので、家でのんびりするのも立派なヴァカンスだそうです。

ーー映画全体の見所と役柄的な見どころは?
美しい水辺の街や、その街で出会う個性あふれる魅力的な方々。さまざまな出会いを通して徐々に変わっていく絵里の心がこの作品の見どころだと思っています。

ーー今後のご予定は?
2018年に撮影をした『神様がいるところ』という作品がありまして、5月7日から池袋シネマ・ロサさんで公開されるのですが、そちらもぜひご覧いただけますと幸いです。

ーー今後の野望を教えて下さい。
このコロナ禍でお仕事をさせて頂くことの有難さと喜びをより痛感しました。
今後もひとつひとつ精一杯向き合っていこうと思っています。

 

あらすじ
東京生まれ東京育ちの絵里は、ストレスが溜まる都会での生活をひととき抜け出して、地方の水辺の街でヴァカンスを過ごす。亡くなった祖母の家で暮らす一週間の中で、絵里はその街で生きている人々と交流する。建築家の従兄、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、一癖ある人ばかり。そんな出会いと祖母の遺したものたちが絵里を少しだけ変えていく――


 

 

映画『クレマチスの窓辺』

瀬戸かほ
里内伽奈 福場俊策 小山梨奈 ミネオショウ 星能豊 サトウヒロキ 牛丸亮 宇乃うめの しじみ 西條裕美 小川節子

監督・編集:永岡俊幸
脚本:永岡俊幸、木島悠翔
配給・宣伝:アルミ―ド
Route 9  2020/日本/カラー/62分/ヨーロピアンビスタ/デジタル

Twitter https://twitter.com/clematis_madobe
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Instagram https://www.instagram.com/clematis_madobe

 

4月8日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
※ヒューマントラストシネマ渋谷での公開は、4/8(金) から4/14(木)の1週間。

 

【舞台挨拶情報】
4/8(金) 18:35~ 瀬戸かほ、里内伽奈、小山梨奈、永岡俊幸監督
4/9 (土) 20:50~ 瀬戸かほ、福場俊策、サトウヒロキ、小川節子、永岡俊幸監督

 

 

 

☆瀬戸かほ(せと かほ)
公式プロフィール https://jungle-tokyo.com/member/kahoseto.html
Twitter https://twitter.com/kahoseto06
Instagram https://www.instagram.com/kahoseto06/

 

ヘアメイク ふじわらみほこ

 

 

取材 マンボウ北川
撮影・文 記者J

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