2022.04.29 upload
“女優”中井友望がMV&映画で魅せた表情に胸キュン♡ロングインタビュー
新進気鋭の新人女優・中井友望の快進撃が止まらない。講談社主催の「ミスiD 2019」でグランプリを受賞してからその勢いはおさまらず、ドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』で女優デビュー。昨年は映画『かそけきサンカヨウ』をはじめ話題の映画への出演が続き、MVへの出演も多い。そんな中井友望の全貌を明らかにするインタビューができたのでご紹介したい。
ーーどういう役なのか、説明等はありましたか?
ざっくりこういう映像を撮りたいみたいなのを監督から伺っていて、当日、ストーリーの説明がありました。学生時代に仲の良かった子が死んじゃって、私の役はその子しか友達がいないような子。私は上京していてその子は地元にいて、手紙のやり取りしているけど一方的にその子からもらうばかりで私からはあんまり返していない。手紙を書くのが苦手でいつも貰ってばっかりだったのを“あの箱”に。イヤホンで聞いていたカセットテープも友達が吹き込んでくれたものを聞いて、でももういなくなっちゃって故郷に帰りながら色んなことを思い出しているというストーリーです。
ーーそんな大変なことがあったんですね。
そうなんです。設定はしっかりありました。
ーー出来上がった作品を見てどうでしたか?
ずっとバスに乗っている撮影ってなかなかないことなので、初めてでどんな感じに仕上がるんだろうってあまり想像つかなかったですし、バスを降りて撮影するシーンもあって、ストーリーとどうやって繋げるんだろうっていうのも想像がつかなかったんですけど、仕上がりを見てみたら映像もめっちゃきれいですごく音楽に合った映像になっていてすごく嬉しかったです。
ーー撮影で特に印象に残っていることは?
ところどころで出てくる、割とアップで下からの映像があるんですけど、トラックの荷台に乗って走りながら撮ってもらってて、あと紙がバーッてなって顔にかかるみたいなのも、何回も監督自身が紙をなげてもう一回もう一回みたいな感じでやっていたのがすごく印象に残っています。ずっと乗り物に乗っていました。
ーーご自身は東京へのバスに乗ったことはあるんですか?
あります。私、大阪出身なんですけど、東京に来る時によく夜行バスに乗っていたのでめっちゃ懐かしかったです。
ーー東京にはいつ頃来られたんですか?
18歳の時なので、3、4年前くらいです。
ーー「ミスiD 2019」グランプリを獲ったのは?
東京に出てきた時にオーディションの応募をしていて、グランプリの受賞は2018年11月で東京に出てきて1年弱くらいの時でした。
ーー東京に出てきてどうですか?
自分で話していて思ったんですけど、もう4年も経つんだって思いました。
ーー一人暮らしですか?
今はお母さんと住んでいます。出てきた時は一人暮らしだったんですけど、半年前くらいからお母さんがこっちで仕事になったのでそれなら一緒に住んだ方がってなって、今はお母さんと住んでいます。
ーー諸々どうですか?
一人暮らしは割と好きでした。ホームシックとか寂しいとか思わなかったです。割と自由にやりたいことをやりたい時にできるし、家事とかも全然苦じゃなかったので。
ーー見た目だけだとホームシックとかなりそうな。
本当ですか? あはは(笑)。そんなことなかったですよ。
ーーお母さんと一緒になって安心な部分もあるけど、また小言を言われちゃうみたいな。
家に人がいない空間に慣れてしまっていたので、家に人がいるってなると家族でも気を遣うとかありますね。
ーー他にもMVには出ていらっしゃる?
はい。色々なアーティストのMVに出演させて頂いています。
ーーどうですか? 作品によって全然撮り方も違うでしょうし。
全然違いますね。まず、MVってセリフがないじゃないですか。あったとしても音楽なので表情や行動とか映像だけで何かを表現するのって、出来上がったものを見るたびにちょっと表情が足りていないなとか思います。
ーー今までで特に印象に残っているMVは?
一番最初にMVのお仕事をしたのが、マカロニえんぴつさんの『ブルーベリー・ナイツ』っていうMVだったんですけど、まだ事務所に入る前で、たまたま知り合いの監督さんが「今度撮るんだよね」みたいな話をしていて、「ともちゃん何日とか空いてる?」って言われて、「空いてます。誰のを撮るんですか?」って聞いたら「マカロニえんぴつっていうんだけど知ってる?」って聞かれて。それが5年くらい前の話なので、今はめっちゃ有名になられているんですけど、その時は知る人ぞ知るっていうくらいな感じだったのですが、私知っていて「やりたいです」って言ったら「じゃあ何日空けといて」ってそんな感じでそのお仕事が決まったので、今思えばすごかったなって思います。
ーーそれがほぼ最初のお仕事?
そうですね。
ーーちなみにミスiDに応募しようと思ったきっかけは?
それ以前も女優さんになりたいなって思っていて、いろんなところでワークショップとかレッスンとか受けていたんですけど、そういうところであまりうまくいかなくて、向いてないかもって思っていた時に、辞めようかなって思いながらたまたま行った最後の現場で出会った方がいて、その方が自分も辞めようと思った最後にミスiDを受けてっていう話を聞いて、ミスiDってなんだろうって思って調べて、ちょうど1、2ヵ月後にあるみたいな感じだったので、じゃあ最後に受けてみようと思って受けました。
ーーどうですか?グランプリを獲って。
受けようと決めた時からグランプリ以外嫌だったので、絶対獲るって最初から思っていたので、気持ちで獲りました(笑)。
ーーあれほど賞がいっぱいあるのも珍しい。
確かに。
ーーミスiDがあるよって教えてくれた方とは?
それ以来まだ会えていないです。
ーーグランプリを獲って大きく変わりましたか?
そうですね、獲って変わったというよりは、獲ってやっぱり女優さんになりたいと思ってこうして事務所に入ってからですかね、変わったのは。
ーー今まで出てきた全作品の中で特に印象に残っている作品は?
なんだろう、特に…そうですね、全部印象に残っているんですけど、やっぱり初めて出演させて頂いたドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』が今思っても本当に勉強になったなと思った現場でした。
ーーそれまでは演技のレッスンは受けていたこともある?
あります。事務所に入ってからもちょっとありました。
ーーそれと現場はだいぶ違う?
そうですね。全然違いましたね。お芝居したいって思って入ったんですけどそれまでのレッスンは楽しんでやれたことがなくて、お芝居楽しいって思った瞬間があったから女優になりたいって思ったんですけど、やり始めるとなかなかそう思えなくて、自分に自信もなかったですし、わからないことだらけでまた自信をなくしていったりとか、最初全然うまくいかなくって、でもスタッフさんや共演者の皆様が良い方ばかりで勉強になりました。
ーー緊張感はあった?
最初だったので、緊張が大きくて楽しめるっていうよりは毎日精一杯な気がしました。
ーー勉強して よかったことは?
ひとつの作品への取り組み方が全然足りていなかったんだなって思って、入る前とか毎日準備して色々やらないといけないんだなと気付きました。
ーー『かそけきサンカヨウ』DVD&Blu-rayの発売について。演じた役について教えて下さい。
志田彩良さん演じる主人公の国木田陽と、鈴鹿央士さん演じる清原陸と同じ学校でずっと仲良し5人組みたいなグループがあって、そのうちの一人の鈴木沙樹役なんですけど、その中でも主人公ふたりにとっておせっかいな役回りというか、二人の仲を取り持つという風にも取れるし、私も陸のことを思っていたり思っていなかったりみたいな、でもすごく全体的に優しくて強い女のコだと思います。
ーー役的見どころは?
陸は割とおっとりしていて、それと同じ空気感を陽も持っているので、その二人だけではなかなか進まないことを、沙樹がいることによって後押しできる存在になっています。沙樹の優しさと自分の中での葛藤もあると思うんですけど、優しくて強いからこそできるんだと思います。
ーーキャラクターに共感?
共感よりは尊敬の方がありました。こんな人に優しくしっかりできるんだなって、中学生・高校生で。
ーー映画全体の見所もお願いします。
全体的に今泉監督が演出する会話の間だったりとか、やり取りとか、映像の温度だったりとか、すごく優しくて柔らかくて、今泉さんの作品だなってわかる映画で、本当に嫌な人が全然出てこないので、家族の物語でもあり、家族だけじゃない人と人の物語でもあるので、すごくあったかい映画です。
ーー「ムージックラボ」のメインモデルもされてる
「ムージックラボ」という音楽と映画がコラボした作品をテーマにしている映画祭で、2021年~2022年のイメージモデルとしてポスターやムービーの撮影をしました。ムービーでは、飛んでいるシーンがあるんですが、ワイヤーを使っての撮影は初めてだったので楽しかったです。
ーー今後の野望を伺いたい。
色んな作品にいっぱい出たい。色んな経験をして、色んな役を演じていきたいです!。
ーー将来的にはどうなりたい?
そこまで遠い将来のことは考えていないんですけど、映画で主演をやれるような女優さんになりたいです。
ーー何か頑張っていることなどありますか?
その為だけじゃないですけど、色んな人にあったり色んなものを見たり色んなものに触れたり、知っていることを増やしていきたいと思っています。
ーーありがとうございました。
☆あたらよ『交差点』(Music Video)
☆『かそけきサンカヨウ』Blu-ray&DVD
価格:¥4,180(税込)
品番:KXBL-39
仕様:DVD1枚
収録分数:本編115分+本予告
層数:片面2層
音声:<本編>5.1ch/2ch Dolby Digital
<本予告>2ch Dolby Digital
画面サイズ:16:9LB
Blu-ray詳細等はコチラ↓
https://kasokeki-movie.com/bd-dvd.html
☆ムージックラボ公式サイト
https://moosiclab.com/
☆中井友望
公式プロフィール https://tencarat.co.jp/nakaitomo/
スタッフTwitter https://twitter.com/tomo_nakai_tc
Instagram https://www.instagram.com/youwang16/
取材・撮影 マンボウ北川
文・編集 記者J