制服激ハマりの上大迫祐希が魅せる青春ロードムービーに癒される!『神田川のふたり』公開!
ORIGINAL ENTRY
View 12,000
初出演映画『スパゲティコード・ラブ』で一躍注目を浴びた上大迫祐希が今度は初主演で登場する映画『神田川のふたり』が公開される。高校生の淡い恋心など青春を謳歌している二人(舞役・上大迫祐希 智樹役・平井亜門)が亡きクラスメイトの想いを伝えるため、神田川の源流である井の頭恩賜公園へ向かうといったストーリーの本作で、奔放な舞役を演じた上大迫にインタビューができたので紹介する。
ーー芸能活動を始めるきっかけは?
地元が鹿児島なんですけど、小学1年生のときに鹿児島と東京を繋ぐ新しい飛行機の航路ができるということで、それの広告に出演する一般人を家族で募集してたんです。うちは飛行機好きな家族なので父が応募して、審査を通ってグランプリを受賞しました。初めてCM撮影やラジオ出演を経験させて頂いて、その時から芸能界に興味を持つようになりました。衣装が用意されていたりメイクをしてもらえたり、小学1年生ながらに「なんだこの世界は」って思ったのが始まりでした。それから地元に芸能事務所があったので、中学2年生の頃から少しずつお芝居を学び始めました。高校3年生になったときに一回思い切って東京に出て挑戦してみたいなって思ったことがきっかけで卒業と同時に上京してきました。
ーーそれからどのようにして今の事務所に入ったんですか?
それもすごくご縁があってなんですけど、鹿児島の映画会社の方と父が知り合いで演技のワークショップに誘って下さって、そのワークショップにいらしてた方が今の事務所の社長でした。それが高校3年生の終わり頃だったので、4月から上京するなら顔出しにおいでと言って下さって、そこから所属させて頂けることになりました。
ーー今回の映画に出演することになった経緯は?
昨年の11月に公開された『スパゲティコード・ラブ』という映画に初めて出演させて頂いたことがきっかけで、今回の作品はオファーして頂いたと思います。『スパゲティコード・ラブ』はオーディションだったのですが、鹿児島出身の高校生役ということで、作中でも鹿児島弁ですし、鹿児島出身の私としては絶対に掴まなきゃいけないなって思った役でした。
ーー主演映画を撮ることになったときの気持ちはいかがでしたか?
今上京して4年目になるんですけど、まさかこんなに早く映画に主演させて頂けるなんて思ってもなかったので、本当に驚きましたし、純粋にめちゃくちゃ嬉しかったですね。私を使って頂けるのであれば、今自分にできる精一杯をこの作品に詰め込もうという気持ちで取り組ませてもらいました。
ーー撮影時期はいつ頃でしたか?
昨年の11月の最後の週とかですかね。1週間ぐらいで撮りました。40分の長回しのシーンだけは一日でなんとか撮り上げたんですけど、その他のシーンは普通に1シーンずつ撮りました。
ーー撮影時のエピソードはありますか?
いまおかしんじ監督は現場でリハーサルを始めてから「ここの台詞でちょっと踊ってみようよ」とか、そういった面白い指示を下さるんですね。私としては最初「ちょっと難しいなあ」と思ったんですけど、実際に体を動かしながらやってみると舞の無邪気な感じが出ました。途中で出てくる「パオーン」とか「ヒヒーン」とか、そういうセリフも監督がその場でアドリブで付け足したものだったので、最初の脚本と比べてだいぶにぎやかな作品になったかなっていう印象です。
ーー監督さんが付けた演出以外ではアドリブはない?
長回しのシーンは、最初の方はセリフがあったんですけど、コンビニに入っておにぎりを食べてからの部分は本当にセリフがなくて、アドリブでしたね。
ーーおまかせのところはおまかせっていう感じ?
自由度が高い現場だったなあって思います。あと、私が智樹(平井亜門)を八幡神社に探しに行くシーンがあるんですけど、そこでも監督に「いい感じに歌ってみる?」って言われて、「いい感じにってなんだろう(笑)」と思いながらも口ずさんでみたりはしたんですけど、あれが正解だったのかまだ分かってません(笑)。探り探りな感じでやりました。
ーー映画の中で気になったのが長回しのシーン。どうやって撮ってるんだろう?とか音声はどうしてるのかとか気になったのですが。
スタッフさんはめちゃくちゃ大変だったと思います。私たち俳優も次にどう動くのかとか考えることはあったんですけど、「今のうちにボタンを押して信号を青にしなきゃ」とか、確実にスタッフさんたちの方がドタバタと動き回ってました。カメラマンさんは三輪タイプの自転車の後ろに座って撮っていたんですけど、そのカメラマンさんが乗っている自転車を運転する方がいて、監督や録音部さんはその近くで走っているって感じだったんですよ。なので、本当に過酷な撮影だったんじゃないかなって思います。
ーーメインのセリフはアフレコはしてないんですか?
アフレコはしてないですね、その場で撮っていましたね。
ーー相手役の平井亜門さんはどうでしたか?
平井さんとはこの作品の前に朗読劇で一度共演させて頂いてたんですけど、今回初めてがっつり二人でお話させて頂いて、すごくよくしゃべる方です(笑)。めちゃめちゃ楽しいですし、人に溶け込むのがすごく上手な方だなあって思います(笑)。撮影の合間もお話させてもらって楽しい現場でしたね。
ーー今回高校生の設定でほぼセーラー服でしたが、衣装についてはどうですか?
久しぶりの制服ではあったんですけど、私が高校の時の制服がブレザーだったので、紺に白のリボンっていうセーラー服には昔から憧れがあったんですよ。なので、セーラー服が着られて純粋に嬉しかったです。
ーー舞役の見所を教えて下さい。
舞は、自由奔放で怒ったり泣いたり感情に素直に動くようなコで、直感的に楽しいって思ったことにはそのまま突っ走って行っちゃうような無邪気さが可愛い女のコなんですけど、一歩間違えたらただのわがままな女のコになっちゃうと思うんですよ。なので、わがままに見えないように演じなきゃいけないなあっていうのは考えながら演じてました。すごく可愛らしい女のコだと思うのでぜひ楽しみにして頂けると嬉しいです。
ーー共感できる部分や自分に近い部分はありましたか?
舞ほど怖いもの知らずなわけではないですけど、私も好奇心旺盛なところはあって、楽しそうって思ったことに何も考えずに行動しちゃうタイプなので、舞と似てるかなって思いました。
ーーまさにハマり役。映画全体の見どころも教えて下さい。
高校生二人がメインで進んでいく物語なんですけど、その年代だからこそできる行動でもあるし考え方でもあるので、この二人がどうなっていくのかを劇場で見守って頂けたら嬉しいなあと思います。
ーーこんな人になりたいみたいな、目標の人はいらっしゃいますか?
憧れているのは杉咲花さんです。すごく好きな女優さんで、高校生の時に初めて『湯を沸かすほどの熱い愛』を見て「表現のパワーを感じるすごい方だな」って思ってからずっと杉咲さんを追いかけるようになりました。
ーー今後の予定および今後の野望は?
今後はいろんなことに挑戦してみたいというのはもちろんあるんですけど、昨年はグラビアもやらせて頂いたり、7月31日に最終回が配信されたABEMAの恋愛番組「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kiss me like a princess~」にも出演させてもらいました。そういうように、お芝居だけじゃなくて、いろんなことに挑戦して幅も広げたいなと思っています。来年の春頃公開予定の映画にもメインキャストとして出させて頂いますし、舞台にも出させて頂く予定です。今後も映画などたくさん出て場数を踏んでいきたいなって思っています。
ーーありがとうございました。
あらすじ
川をのぼった先にあるもの…。
亡きクラスメイトの想いを届けるため、ふたりはいく。
高校2年生の舞と智樹は中学時代のクラスメイトの葬儀の帰り、久しぶりに二人きりで神田川沿いで自転車を押していた。二人は互いに気があったものの、思いを伝えられず別々の高校へ進学していたが、どうもその気持ちはまだ続いているようだ。
東京都杉並区永福町の幸福橋から高井戸方面へ神田川沿いを上る二人は、上下オレンジ色のスウェットに両手首を縄で縛られ倒れている謎の男に遭遇するが、その遭遇がきっかけで下高井戸八幡神社へ行くことになる。神社で亡きクラスメイトが想いを寄せているみおという名の女性との恋が成就する絵馬を発見した二人。井の頭恩賜公園のボート乗り場で働くみおにクラスメイトの想いを伝えるため、舞と智樹は神田川の源流である井の頭恩賜公園へ向かうことに。
みおがお気に入りのクマにキャラクターのぬいぐるみと、告白には欠かせないとクラスメイトが言っていたモンブランをゲットし、なんとか日没前に公園に到着するも、その日はみおが非番のため会うことができずに翌日に改めることにする。
すっかり日も暮れて賑やかさを増す吉祥寺の街を歩く2人だが些細なことで口論となり、それぞれが夜の街に消えていく。バッタリ会った高校の同級生と路上で話し込む智樹の前を、ナンパしてきた男と二人で街をゆく舞が通りかかり…。
9月2日(金)より池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
出演:上大迫祐希 平井亜門
監督:いまおかしんじ
脚本:川﨑龍太 上野絵美
2021年/日本/カラー/83分/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/G
配給・宣伝 アイエス・フィールド
≪公式WEBサイト≫http://is-field.com/kandagawanofutari/
≪公式Twitter≫https://twitter.com/kandagawano
≪公式Facebook≫https://www.facebook.com/kandagawano
≪公式Instagram≫https://www.instagram.com/kandagawanofutari/
■舞台挨拶
9/3(土)
<池袋シネマ・ロサ>11:40の回
チケットぴあの以下ページにて販売中‼️
https://w.pia.jp/t/kandagawanofutari/
<アップリンク吉祥寺>14:25の回
アップリンク会員の方は8/30(火)22時より購入可
8/31(水)10時より劇場WEBサイトにて販売開始。
https://joji.uplink.co.jp/movie/2022/13904
☆上大迫祐希 Yuuki Kamioosako(舞役)
2000年、鹿児島県出身。2019年に上京し本格的に女優業を開始。丸山健志監督の映画『スパゲティコード・ラブ』(21年)で長編映画初出演ながら主要キャストに抜擢される。本作で長編映画の初主演を飾る。主な出演は、CMでは「カネボウ化粧品/KATE」(20年)、「グリコ/ポッキー」(21年)、「ポケモンユナイト」(21年)など。舞台では「無風/あの匂い」(20年)、「日本語私辞典」(21年)、朗読劇「星と光の旅」(21年)など。2022年は本作のほか、ラッパ屋リーディング公演Vol.2「ショウは終わった」、ABEMA「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kiss me like a princess~」など数多く出演。2023年は二作目の主演映画『青すぎる、青』が公開予定。今後の活躍が期待される新進女優。
公式プロフィール http://is-field.com/management/kamioosakoyuuki.html
Twitter https://twitter.com/y_kamioosako
Instagram https://www.instagram.com/y_kamioosako/
ヘアメイク 伊藤里香
取材 マンボウ北川
撮影・文 記者J