2023.10.17 upload

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マドリード国際映画祭で女優賞を獲得した西尾まうが魅せるポジティブの極みを括目せよ!

女優、芸人他多彩に活躍する西尾まうと、BOYS AND MEN勇翔のダブル主演映画『SOMEDAYS』がマドリード国際映画祭で監督賞(曽根剛監督)、女優賞受賞(西尾まう)を受賞。その映画『SOMEDAYS』が東京・池袋HUMAXシネマズ他で絶賛公開中となっている。本作では前向きで希望を持つ主人公を演じた西尾がどんな状況で撮影をしていたのかインタビューができたのでご紹介する。

ーー今回の映画に出演することになった経緯?
以前から私は何か社会貢献が出来ないかと考えていたのですが、日々の忙しさになかなか一歩踏み出すことが出来ずにいました、そんな時にサムデイズの企画が持ち上がり、何もせずにいるよりも映画で皆さんに何かを伝えられるんじゃないかという想いで出演させていただくことになりました。

ーー撮影はいつぐらいでしたか?
去年の5月に約1週間ちょっと。一週間は静岡で、一日だけ広島で撮影でした。私と松平勇人くん(役、勇翔)の兄弟のシーンが広島での撮影です。

ーーお母さんは誰なんだろうって最初思いましたが、実は近くにいるケースが意外と多いものなんだろうなと思っていたら、わりと近くにいましたね。
そうなんです。実は同じ地域にいたっていう。私たちのお母さんのキッチンカーが田中杏ちゃん演じる内山絵里の憩いの場所だったっていう。意外とすぐ近くに居るんですよね。

ーー養護施設に入れるって心配で見守りたいみたいな気持ちがあるのかしらって思いまして。
きっとこの映画を知って会いに行くかめちゃめちゃ迷ったんですけど、倉野章子さん演じる正治のお母さんが背中を押してライブを見に来てくれるシーンが私的にもすごく印象的なシーンです。

ーー設定的には何歳ぐらいの役?おそらく養護施設は高校生ぐらいになると退所なので、出てから意外と経ってるのかなと。
年齢は30歳くらいです。一通の手紙をきっかけに、養護施設で育った5人が集まるところから始まるんですけど、手紙の内容というのが養護施設が閉園してしまうっていう。なので、3人と再会するのは本当に十何年ぶりいう感じですでした。

ーーちょっと重たそうな感じがする内容ですが、映画を拝見する限り明るめで感動的な感じですね。
本当に前向きになれる作品だなって私も思いました。平松賢人くん演じる光が「初ライブが決まったのに少し前に解散しちゃったからどうしよう」って、でも俺たちがいるじゃんみたいな感じで、それでも始まっていくという意味では友情物語。私も香の性格上、気持ちで動くタイプというか、いいものを直感で感じて、光の為になるならっていうので賛同して、弟を引っ張ってやってくんですけど、結果、そうすることで自分の中でも何か理由にして諦らめていた夢っていうのをもう一度再熱できた瞬間なのかなっていう。活動していく中で「SOMEDAYS」をやってよかったっていう顔というか、ライブの表情がやっぱり香を通して自分自身も出てきたので、すごくやりやすい撮影でしたね。

ーー撮影時に特に印象に残っていることはありますか?
いっぱいありますよ(笑)。クライマックスの方なんですけど、ライブ配信をするシーンがあって、その中で台本にも書かれてはいるんですけど、本読みの時に「ここの部分はあまり覚えて来ないでください」と言われていて、「撮影してく中で感じたことを香として話してください」っていう感じだったので、全員が撮影して行く中で感じた気持ちを配信で伝えたので、すごく自分の中でも印象的なシーンだなって思います。

ーー各々が喋った時のシーンですか?
そうですね。もちろん台本に書いてはあるんですけど、あえて覚えて話す必要はないと。やっていく中で感じたことを伝えて欲しいっていう曽根剛監督の希望というか要望だったので、香としてそこは真剣に取り組んて、さらにどうやって伝えたらどうだろうと思って気持ちをシーンにぶつけました。

ーー養護施設の出身っていうことで、役作りの段階で本当の出身の方に話を聞いたりしてるんですか?
お話だったりとか、あと検索して行く中で18歳まではちゃんと施設があって、守ってくれる場所があってそこで生活はできるんだけど、18歳を過ぎたら出てかなきゃいけない。その時に保証人も居ないし、住み込みのバイトしか出来ないらしいんですよね。そんな中で仲間とも離れ離れになって孤独から悪い道に行ってしまうっていう人が多いみたいで、こういう環境の方を私はどうしたらいいんだろうなって思ったんですけど、台本を見た時に結構素直な香だったので、すごくちょっと安心して。でも、脚本で感じた香を、孤児っていう概念を消して私が理想とするお姉ちゃんっていう性格を忠実に役作りとして落とし込んだ感じはします。だから途中からは養護施設だからっていう感じでは役作りはしてなかったですね。

ーー演じた香の見どころを聞かせてください。
香はとにかく気持ちで動くめちゃくちゃピュアないい子。そんな子だからこそ、出会った先々の家族がピュアに香の言葉に響いてくれて、その家族のわだかまりだったりが消えて、また家族としていい関係性になれるので、説得するっていうよりかは、香だからこそ言える言葉だったんだなって思うので、そういう香のまっすぐなところを見て頂きたいです。

ーー映画全体の見どころも教えて下さい、
私も頭で考えて行動するタイプなので、なかなか行動にうつせなかったりとかがあるんですけど、この映画は本当に前向きになる映画だなと、あと毎回お伝えして思ってることなんですけど、人生一度きりだから何かを理由にして、自分で自分の可能性をなくしちゃだめだなと。やっぱり少しでも今の自分を大切に、自分の可能性を信じて頑張れるっていうことをこの映画を通して伝えたいし、あと「SOMEDAYS」の仲間も一人だと多分乗り越えられなかったんですよね。みんながいたから乗り越えられたので、これを見てくださった皆さんにも自分ばかり求めるんじゃなくて、助け合える仲間に出会って、一緒に切磋琢磨してお互いの夢を応援し合える仲間を作れるきっかけになれたらいいなあっていう、そんな前向きになる映画だと思います。

ーー曽根監督からはこうしたほうがいいとかアドバイスはありましたか?
曽根監督とは私が24歳の時に一瞬だけある映画で関わらせていただいたんです。そこから約十何年プライベートでもお話する機会があり、たぶん私の性格を知っているので、この子は頭で考えるコじゃなくて、気持ちで動くコだから、そういうことはちょっと意識してみたほうが香らしくなるんじゃないっていうアドバイスを頂きました。

ーー今後の活動について。女優さんメイン?
実は、去年から兼業芸人「ショウガールズ」っていうグループを作ったんですけど、賞レースを目指すグループで、去年は「M-1」では2回戦まで、「キングオブコント」は1回戦敗退だったんですけど、「THE W」っていう女芸人のナンバーワンを決める決める賞レースの準決勝までいって決勝は行けなかったんですけど、来年も目指すので「THE W」の決勝で会えたらいいなっていう感じです。女優とお笑いとタレントもやっていけたらいいな~と思っています。

ーーそれは何か特別に理由があるんですか?
常に何かを目標にして生きて行きたかったんです。この話をくれたのが野中美智子ちゃんっていうコなんですけど、「一緒にもう一回青春しませんか?」って言われたので賛同して活動しています。女優に関しては。

ーー女性、何人のグループ?
女性8人で漫才、コントをやります。よかったら応援お願いします!!

ーーありがとうございます。

 

あらすじ
「お母さん絶対だよ?絶対に迎えに来てね」児童養護施設に預けられる幼い姉の松平香(西尾まう)と弟の松平勇人(勇翔BOYS AND MEN)はすぐに母親が迎えに来ると思っていたが、母が迎えに来ることはなかった。

年齢で養護施設を退園した香と勇人は、二人で母親を探しながら社会の片隅で懸命に生きていた。

ある日、育った養護施設の廃園が決まり、閉園式の手紙が二人の手元に届いた。閉園式でかつての仲間、佐藤良太(辻本達規BOYS AND MEN)、渡辺洋介(本田剛文BOYS AND MEN)、西川光(平松賢人BOYS AND MEN)と再会する。

プロのダンサーを目指して施設の庭で夜、ダンスの練習をしていた5人だったが、生きていくためにいつの間にか夢を追いかけるのをやめていた。

しかし、光だけはインディーズのダンスグループで夢を追いかけていた。

ダンスグループ「SOMEDAYS」に初めてのオファーが入り、自分たちのように喜んだ香たちだったが、そのグループは仲間割れで解散してしまっていた。

「だったら俺たちが一緒にやってやるよ!」

良太の一言で即席の「SOMEDAYS」が(再)結成された。

 

☆映画『SOMEDAYS』池袋HUMAXシネマズほか全国順次公開中
西尾まう
勇翔
辻本達規
本田剛文
平松賢人
伊藤一正
池田拓矢
田中杏
富安基晴
西村光久
大場泰正
倉野章子
西村知美
東ちづる
渡辺徹

監督 曽根剛
脚本 森田剛行
エグゼクティブプロデューサー 西尾友子
プロデューサー 松坂利和 三石勇人
音楽 Jam9
主題歌 SOMEDAYS

製作国日本配給
ベストブレーン
刈谷日劇
共同配給
SUNRISE
企画・製作 Yuu Promotion
技術カラー(池袋HUMAXシネマズほか)

公式サイト https://www.somedaysmovie.com/
公式X(旧Twitter) https://twitter.com/somedays_5
公式Instagram https://www.instagram.com/somedays369/

 

☆西尾まう
1986年生まれ。
女優、TV司会、舞台、歌手、タロットアドバイザーと 幅広く活動。
世界最年少8才で世界最高峰のハリウッド ・マジックキャッスルにて天才プロマジシャンとしてデビュー、Mr.マリックの一番弟子としても日本で活躍。明治乳業 『明治エッセルスーパーカップ』CM
新車市場カーベルCM 福島民友新聞社
『ビバ! Kappe (かっぺ)』(10) 主演
『棘の中にある奇跡~笠間の栗の木下家~』(18)主演
『透子セカイ』(20)『永遠 1分。』(22)

公式プロフィール http://www.mauchan.com/mau_nishio.html
X(旧Twitter) https://twitter.com/mau_nishio

 

 

インタビュー マンボウ北川
撮影・文 記者J

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記者J

地球上すべての美しい女性を求め東奔西走。究極のヲタを目指す傍らで記事を更新なうwww

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