2026.02.13 upload

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南琴奈、映画『夜勤事件』初主演で初ホラー挑戦――「不安の方が大きかった」

映画『夜勤事件』で初主演を務める南琴奈。しかも本作は、自身にとって初のホラー作品となる挑戦作だ。「主演はまだ先のことだと思っていた」と振り返る彼女が、オファーを受けた時に感じたのは喜びと同時に大きな不安だったという。恐怖と向き合いながら、エネルギーを何度も0から100へと引き上げる過酷な撮影。永江二朗監督とともに“間”を追求し、精神の強さを持つヒロインを体現した南琴奈に、初主演への覚悟と作品への想いを聞いた。

ーー撮影はいつ頃ですか。

撮影は去年の春頃です。

ーー今回、映画初主演で初のホラー作品ですが、ホラーはお好きなんですか?

あまり観たことがなくて、どちらかと言えば苦手な方でした。

ーーオファーが来た時の率直な感想を教えてください。

今回、主演のお話をいただいて、すごくありがたかったですし嬉しかったのですが、主演をやらせていただくのはもっと先のことだと勝手に考えていたので、正直、不安の方が大きかったなと思います。

ーー実際に撮影が始まった時は大変でしたか? よく聞くのは、ホラーの撮影現場は全然怖くないという話と、すごく怖いという話に分かれますが、どちらでしたか?

怖い時もありました。本当に怖いシーンもあったのですが、基本的にはすごく楽しくやらせていただいたと思います。

ーー出来上がった作品を観た率直な感想は?

いつも試写会で初めて観る時は、自分の演技がどう見えているのかが気になってしまうのですが、今回は自分の演技を気にしている暇がないくらい本当に怖くて、初めての体験だったなと思います。

ーー特に現場で大変だったことはどんなことでしょうか?

恐怖に怯える演技には緊張感があって、どのくらいのバランスで演じればいいのかがすごく難しかったです。前半は静かな恐怖がじわじわと迫ってくる感じだったので、呼吸のコントロールが大変でした。ワンシーンではありますが、カットで割られているので、一度100まで上がったエネルギーをまた0に戻して、そこから再び100に上げるという作業が体力的にも大変で、エネルギーの消費が激しかったのが印象に残っています。

ーー永江監督さんから具体的な要求のようなものはありましたか?

永江監督は、初めて顔合わせをした時から「ホラーシーンは全部僕に任せてください」と言ってくださっていたので、心強かったです。
監督が大事にされていたのは“間の取り方”でした。後ろを振り返る時にすぐ振り返るのではなく、「何か後ろにいるかもしれない」という気配を感じて一度驚き、ゆっくり振り向くという“間”を大切にされていました。完成した作品を映画館で観た時、その“間”が観ている方の恐怖を煽るポイントになっていて、ホラー映画ならではの面白さや大事な部分が詰まっているのではないかと思います。

ーー特に共演者の方で印象に残っている方がいれば教えてください。

一番役とのギャップがあったなと思うのは、吉岡優希さんです。ホラーシーンで重要な役の方です。現場では本当に気さくな方で、特殊メイクのまま一緒にお弁当を食べたり、ドアを開けたら目の前にいてびっくりする、ということはよくありました。ただ、カメラが回ると本当に本当に怖くて、そのギャップが一番大きかったのが印象的でした。

ーー改めて、ご自身の役のみどころと、映画全体のみどころを教えてください。

役のみどころとしては、普通の女子大生ではあるのですが、お母さんのために夜勤のアルバイトに入ったり、お母さんを守りたいからこそ苦しい選択もできてしまう、そんな力強い子だなと思っています。目標を成し遂げるためのまっすぐさを感じました。被害に遭う役ではありますが、精神面では一番強いキャラクターなのではないかと思っていて、そこが魅力だと思います。

映画の見どころとしては、原作ゲームの世界観をそのまま映像化していて、前半は観ている皆さんがプレイヤー目線になるようなPOV映像が使われています。実際にゲームをプレイしているかのような没入感があると思いますし、後半からは映画オリジナルのストーリーが展開されていきます。原作ゲームが好きな方にも楽しんでいただける内容になっている点が見どころです。

ーー今後の目標や野望があれば教えてください。

野望はたくさんあって、行きたいところや食べたいもの、もっといろんな人と出会いたいなど、本当にふわっとしたものばかりなのですが、数えきれないほどあります。特に世界一周をしてみたいです。そして、自分がまだ見たことのないものを見てみたいです。

ーーありがとうございます。

▼あらすじ
舞台は、寂れた住宅街の片隅に佇む一軒のコンビニ。
女子大生・田鶴結貴乃(南琴奈)は、古びたアパートで一人暮らしをしながら、高時給に惹かれ夜勤のアルバイトを始める。日付が変わる頃、眠りについた街を抜け、橋を渡って向かう先は、蛍光灯の光だけが頼りの深夜の職場。
店長の指示のもと、品出しや廃棄処理、奇妙な客の対応に追われながらも、静かな夜はいつも通り過ぎていくはずだった。だが、ある夜を境に、店内では説明のつかない“違和感”が現れはじめる。差出人不明の自分宛の謎の配送物、不気味な言葉を残す老婆、誰もいないはずの通路の監視カメラに映る“何か”―
深夜のコンビニが静かに、しかし確実に“何か”に侵食されていく中、結貴乃が目にした“怪異”の正体とは——。

▼予告

▼作品概要
【タイトル】『夜勤事件(The Convenience Store)』
【公開日】2025年2月20日(金)より全国ロードショー
【原作】「夜勤事件」Chilla’s Art
【出演】南琴奈 竹財輝之助 関哲汰 田中俊介 五頭岳夫 櫻井淳子 加藤夏希ほか
【監督】永江二朗
【主題歌】「夜勤事件」Liza
【制作・配給】キャンター
【製作】「夜勤事件」製作委員会(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン / キャンター)
©︎2025「夜勤事件」製作委員会

■2025年2月20日(金)より全国ロードショー

▼オフィシャルURL
サイト https://yakinjiken.com/
X https://x.com/yakin_movie
Instagram https://www.instagram.com/yakinmovie
TikTok https://www.tiktok.com/@yakinjiken_movie
公式ハッシュタグ>#夜勤事件

 

☆南琴奈
2006年6月20日生まれ。埼玉県出身。2020年にMr.Children「Documentary Film」のMVで注目を集め、Official髭男dism、Vaundy、クリープハイプなど数々のアーティストのMVに出演。2023年NETFLIX「舞妓さんちのまかないさん」で連ドラデビューし、映画『アイスクリームフィーバー』(23)、映画『花まんま』(25)、映画『ミーツ・ザ・ワールド』(25)などに出演。2025年7月から放送されたドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(関西テレビ・フジテレビ系)で生徒会副会長・斎藤瑞穂役を演じ、注目を集めた。2026年1月23日公開『終点のあの子』、3月27日『90メートル』が公開となる。

公式プロフィール http://www.box-corporation.com/kotona_minami
Instagram https://www.instagram.com/kotona_minami/

 

ヘアメイク:kanako(TRON)
スタイリスト:hao

<衣装協力>
ドレス¥121,000、 ビスチェ¥49,500/VIVIANO(✉︎info@vivianostudio.com
リング¥22,000/POOLDE(WEB:https://poolde.jp/) シューズ/スタイリスト私物

 

 

インタビュー マンボウ北川
撮影・文 記者J

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記者J

地球上すべての美しい女神を求め東奔西走。今でいう推し活をむかーしから実践していた漢

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