2024.09.07 upload

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好演が光る桃果がヒロインで出演!映画『マンガ家、堀マモル』絶賛公開中!!

過去に『デスゲームの運営人』(http://trenve.com/actress/24017)でもご紹介し、昨年公開した映画『唄う六人の女』でも好演した、女優の桃果がヒロインとして出演する映画『マンガ家、堀マモル』が公開中だ。本作はスランプに陥っている漫画家の主人公・堀マモル(役・山下幸輝)が過去を振り返りながら本当に書きたいことを見つけていくというストーリー。桃果はその中でもキーとなる役を演じた。そんな作品が出来上がった経緯をインタビューできたのでご紹介する。

ーー今回はどういう風にして出演が決まりましたか?
元々、武監督とsetaさんと私でチームとして何か作品を作りたいねと話していたのがきっかけです。元々、最初にいただいた物語は少し違う話だったのですが、プロデューサーさんや周りの方々が協力して下さることになって、まさかの長編映画になることになり、脚本もすごくガラッと変わって、小さなプロジェクトからあれよあれよと大きくなっていきました。すごく嬉しかったです。

ーー台本を読んだときの感想は覚えていますか?
ホラーではない幽霊が出てくる話と聞いていたので、ちょっとコメディチックな感じを最初は想像していたんですけど、実際読んでみたら全然違って、とても心温まる作品だなと感じました。とにかくあったかくてほっこりするな~と。

ーー春の役が決まって、どんな女のコを演じようと思いましたか?
最初に聞いていた春はもっとまじめでおとなしい役柄でしたが、脚本が変わったあとの春は全然違い、最初はどういう風に演じていこうか戸惑うこともありました。けれど、自分と似ているところが多かったので、思ったまま演じました。

ーーあて書というわけではなく?
どうなんでしょう。でも、すっとわかるというか、気持ちが入りやすいところもありました。

ーー3名の監督さんでしたが、それぞれ違った要望が求められたということはあったんでしょうか?
特によく話し合っていたのが、武監督。年が近いのもあって、自分が思ったことを話したり相談し合って、一緒に作っていく感じでした。自分が思うまま演じるのを見守っていて下さり、ちょっとこうしてほしいという時だけ言って下さったり、自分が演じやすくサポートしてくれるような言葉をかけてくれていました。

ーー俯瞰して春のことを見ると、桃果さん的にはどんな女のコだなと思ったりしますか?
周りから見ると元気で明るくて、ちょっとおちゃめなところがあったり常に元気をくれる春ちゃんなのですが、芯のある強いコなんだなと思いました。

ーー撮影はいつ頃。どこで。
2023年の12月です。いろんなところで撮影しました。場所によって全然違うところでしたね。

ーー印象に残ってる場所はありますか?
やっぱり一番大事なシーンの河川敷です。撮影中も、気持ち的に苦しかった。自分の思いを我慢して、相手のことを思うからこそ言わない、言えないシーンで、辛くて、苦しい気持ちになったのを覚えています。役者としても山下幸輝さんに助けられたり、色んなことに気づかされたこともあったり、本当にありがとうという気持ちです。

ーー他のキャストの方とのエピソードはありますか?
他のキャストの方々と一緒にお芝居するシーンがあまりなくて、基本マモル(役:山下幸輝)と愛ちゃん(役:竹原千代)とお母さん(役:坂井真紀)。だから、子役ちゃんたちともちょっとしか会えなくて、あまり話す機会がなかったです。

ーーお母さん役の坂井真紀さんとの共演はいかがでしたか?
共演シーンがワンシーンのみだったのですが、
大事なシーンというのもあり、お互い最初にあまり話すタイミングがなく。どうなるかなと思ったのですが、撮影が始まると、坂井さんの安心感と包容力で、自然と春のお母さんという空気感を作って下さってすごく居心地がよかったです。素敵な方でした。

ーー主題歌・原作のsetaさん、エンディングが槇原敬之さんですね。
それぞれオープニングとエンディングが全然違っていて、うわーすごくいい曲だなと思って、何回も聞いています。小さい頃から私のお母さんが槙原さんの大ファンで、よく車で曲を流して聞いていました。いつか槇原さんの曲が流れる作品ができたらいいねと話していたので、すごく嬉しかったです。こんな日が来るなんて!と夢のような感覚でしたね!(笑)

ーーご自身の役の見どころと、映画全体の見どころをそれぞれ教えてください。
春ちゃんは、いろんなことを抱えつつも、明るくマモルの背中を押していく。そんな姿に見ている人も救われることもあるんじゃないかなと思っています。春の生き方や強さを見て欲しいですね。
作品としては、誰かに何かを伝えるということは簡単そうに見えてすごく難しいと思います。いつどうなるかもわからないから後悔のないように、大切な人や周りの人たちに「ありがとう」とちゃんと伝えたいなと思っていただけるような作品になっていると思うので、何回も見て、いろんな人にたくさん伝えてもらえたら嬉しいです。

ーーこの記事が出るころには真夏は終わっているじゃないですか?(笑) 夏は何をしていた予定ですか?
夏はちょっと忙しいんですけど、誕生日があるのできっと誰かは祝ってくれると期待してます(笑)。でも、私、誕生日のジンクスで毎回胃腸を壊すんですよ。食べ物とか気を付けているのに何故か食あたりになったり…。誕生日にうどんやそうめんを食べている事が多いです(笑)。今年はちゃんと美味しく食べられたらいいなと思っています。

ーーありがとうございます。

 


▼あらすじ
新人賞を獲って以来、スランプに陥った漫画家・堀マモル。
苦悩するマモルの部屋に突如、幽霊の海・樹・愛が現れ、「漫画を描かせてあげる」と言う。

小学生の海は、自分のために忙しく働く母に「寂しい」と伝えられなかった思いを、中学生の樹は、周りにうまくなじめず孤独を感じていた自分を思ってくれた教師へ素直になれなかった思いを、残る高校生の愛は、一緒に夢をかなえようと誓った友へ伝えられなかった思いを語るが、その話はマモルの、心の奥底にしまっていた扉を開けるものだった。

マンガを描きながらマモルは、大切なひと・春との別れや果たせなかった約束…
マモルが心の奥に閉じ込めていた過去と向き合い始めるー

 

▼キャスト・スタッフ
山下幸輝
桃果 宇陽大輝 斎藤汰鷹 竹原千代
岡部たかし 坂井真紀 三浦貴大
占部房子 竹中直人

監督:榊原有佑 武桜子 野田麗未
原作・主題歌:seta「さよなら僕ら」
エンディングテーマ:槇原敬之「うるさくて愛おしいこの世界に」
脚本:林青維
企画・プロデュース:伊藤主税 尾崎雅之 庄司明弘
プロデューサー:西原一憲 大橋和実 ラインプロデューサー:矢島沙織 共同プロデューサー:西村茉旺
撮影:伊藤弘典 照明:太田周兵 録音:日高成幸 美術:小林蘭 岩本智弘 装飾:渡辺麗子
衣裳:佐野旬 ヘアメイク:岩鎌智美 助監督:副島宏司

制作:and pictures 制作協力:Your Films 配給:NAKACHIKA PICTURES
製作委員会:株式会社バンダイナムコミュージックライブ 株式会社and pictures
株式会社レコチョク ナカチカ株式会社 株式会社NTTドコモ
(C)2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会

新宿ピカデリー他、全国公開中!!

 

☆桃果
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Instagram https://www.instagram.com/momoka_825__/

 

 

インタビュー・撮影・文 記者J

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記者J

地球上すべての美しい女性を求め東奔西走。今で言う推し活をむかーしから実践していた漢

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