2018.05.17 upload
<動画コメント>15歳で性被害者となった女性の手記を忠実に映画化!『私は絶対許さない』被害者役の主演女優・平塚千瑛インタビュー
15歳で性犯罪の被害者となった女性の手記を、精神科医の和田秀樹監督が映画化した『私は絶対許さない』が絶賛上映中だ。ただでさえ衝撃的なテーマだが、さらに完全主観撮影をすることにより、よりリアリティのある仕上がりとなっている。今回は、整形後の主人公役で映画初主演を果たした平塚千瑛さんに撮影時の様子などお伺いすることができたのでご紹介する。
■ご本人コメント
■□■TrenVe Channelにて様々なオフショットムービーなど定期的に公開中!■□■
https://www.youtube.com/channel/UCcVHp01xidNaIgiOEDMoxFQ
「雪村葉子/成人」役 平塚千瑛
ーー役が決まったときはどんな感じでしたか?
この作品のオーディションは2016年12月に受けさせて頂き、その後すぐに主演の報告を受けました。初めざっくりした内容しか聞いていなかったので後程原作を読ませて頂き、想像以上の衝撃的な内容でしたが是非挑ませて頂きたいと思いました。
ーー現場の雰囲気とかはどうでしたか?
内容が内容なだけに和気あいあいという感じにはなりませんでした。シーンによっては終始ピリピリした雰囲気でした。こんな緊張感の中で演じるのは初めてだったので途中でメンタルが崩壊して涙が止まらなかった時もありました。
ーー見所をお願いします!
主観と客観の違い、過去の自分と今の自分、なぜこの映画を主観で撮ったのかというのを実際に映画館で観てもらって、感じて頂きたいです。映画館で観てもらうことで主観撮影の迫力や、独特の身体に響く音響が記憶に残ると思います。特に女性の方にはどんな事が起きても生きる事を選択する勇気と強さを持ち続けた雪村葉子さんの壮絶な生き様を見て感じてほしいです。もちろん男性の方にも15歳で集団レイプにあい地獄のような体験をして、その後様々な経験をしながら強く生きてきた雪村さんをどう思うか、もし自分の奥さんや彼女が同じ様な目にあったときは自分はどう接するか、考えてほしいです。是非劇場に足を運んで下さい。
平塚千瑛
公式プロフィール http://mitsue-planning.com/talent.php?id=3
公式ブログ https://ameblo.jp/chiaki-143x
Twitter https://twitter.com/chiaki_Hira2ka
Instagram https://www.instagram.com/chiakiquartz_/
映画『私は絶対許さない』
出演:平塚千瑛、西川可奈子、隆大介、佐野史郎 ほか
監督:和田秀樹、原作:雪村葉子(ブックマン社)、脚本:黒沢久子
テアトル新宿(東京、5/18まで)、第七藝術劇場(大阪)、土浦セントラルシネマズ(茨城) 、仙台セントラルホール(宮城) にて公開中。ほか全国順次公開
公式サイト:http://watashihazettaiyurusanai.com/
STORY
東北地方の田舎で育った中学3年生の葉子(西川可奈子)は、メガネに化粧っ気のない素朴な女の子。
厳格な父(友川カズキ)と、女々しく意地悪な母(美保純)と、優しいがどこか他人事の様に接する祖母(白川和子)と、小さな弟と妹に囲まれて平凡に暮らしていた。
あの日までは……。
年末、若い男達に無理やり輪姦されたのだった。
元旦に全身傷だらけで帰宅した葉子を待ち受けていたものは、冷たく突き放す家族と親戚だけだった。
体のみならず、心もズタズタにされ、天涯孤独の様な気持ちだった。
ひょんなことからレイプ犯の一人である若者の養父・早田(隆大介)と出会い、援助交際という名の契約を交わす。どうせ私は傷物なんだから……。
冬休み明けの学校でも、瞬く間に輪姦された噂は広まり、イジメが始まった。
その間も援助交際でコツコツと大金を稼ぐ葉子。一刻も早くこの地獄から自力で抜け出すために。そしていつか、あの男達に復讐するために……。
高校卒業後、大都会東京へ。
すぐさま全身整形し、昼間は真面目な学生、夜は学費や生活費を稼ぐべく風俗で働いていた。
そんな中、葉子(平塚千瑛)は客としてきた雪村(佐野史郎)に出会う。彼は将来の夫になる人だった……。
しかし、ある日、彼の真実を知ってしまう……。
そんな体験を実際に持つ雪村葉子さんが35歳になって執筆した手記を元に、その半生をたどる衝撃のストーリー。
彼女は日々何を見て、何を感じ、何に対して復讐しているのか。あの男達への思いは……。
取材・編集 記者J