女優をめざしNMB48を卒業した近藤里奈が初映画出演!映画『かば』24日公開!
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2016年惜しまれつつもNMB48を卒業した近藤里奈が女優としてついに始動。初の映画で初ヒロインとなる映画『かば』が公開される。山中アラタ演じるカバ先生ほか教師たちと、過酷な環境の中でも個性豊かな生徒たちのやりとりに心揺さぶられるこの映画。近藤はどのような演技をしたのか? インタビューができたのでご紹介したい。
ーー今回の映画はどうやって出ることになったんですか?
今回はオーディションだったんです。オーディションを受けて、本当に受かると思っていなかったんですけど、受かって出ることが決まりました。
ーーオーディションと撮影はいつ頃?
オーディションは約2年前ですかね。夏頃とかで。撮影が10月ですね。めっちゃ寒いってわけではなかったですね。ちょうどいい気温でした。
ーー卒業してから初めての演技の仕事?
女優として再始動して初めてです。
ーーどうですか、決まった時の感想は?
受かると思ってなかったから、初めは信じられなくって。新幹線に乗っていたんですけど、知らない番号から電話が来て、「『かば』のものです。今回決まりました。」って言われてめっちゃ嬉しかったです。演技のお仕事がしたいって卒業をしたから、やっとこうやって映画でお芝居ができることがめっちゃうれしくって、楽しみでしかなかったです。
ーー事務所に入られたのはいつ頃ですか?
去年の年末です。個人マネージャーさんが付いていた時もあったんですけど、ほとんどフリーでやっていました。
ーー撮影の時の思い出は?
みんなでピザパーティーをしたこと(笑)。
ーーそんなシーンどこにもなかったような…(笑)。他に印象的なことはあったりする?
かば先生(山中アラタ)と自転車を二人乗りするシーンがあるんですが、あれ50回くらい往復してるんですよ、商店街の中を。裏話です、コレ(笑)。でもめっちゃ楽しかったです。かば先生が最後らへんめっちゃ運転がうまくなってるんです(笑)。カメラが追い付かないといけないから、「ちょっと速い」とか「ちょっと遅い」とか言われていたんですけど、最後らへんになったらめっちゃ完璧にカメラに合わせて運転してたから、プロでした(笑)。
ーーちなみにあの彼とはどういう関係?どういう風に知り合ったの?
豊君(徳城 慶太)とは、たぶん合コンじゃないですか? 合コンで知り合って、たぶん連絡先を渡されたんですよね。電話をかけるかかけないかでずっと迷っててっていうシーンですね。その公衆電話の中のシーンの時に、出会いはこうこうこうだけど自分で作ってくれてもいいけどみたいな。
ーーどうですか?演技をやってみて
めっちゃ楽しかったです。苦労したところもなく、悩んだこととかも特になく、ただただ楽しんで撮影できました。楽しんで撮影していいのかなって思ったんですけど、作品に関係なく“演じる”こととか“そういうの”が好きだなって思ったから素直に楽しんで撮影できました。
ーー出身は大阪ではなかったですよね?
滋賀出身です。
ーー西成って言われても謎ですよね?
西成はYouTubeとかで、「西成に行ってみた」とかあるじゃないですか、そういうので西成の存在は知っていました。大阪に通ってたので、土地勘はありました。
ーーNMBに入ったのはいくつくらい?
中学2年生です。
ーー西成に怖いイメージなかった?
ありました。イメージ的に西成のおじさんとかYouTubeでネタとかにするじゃないですか、そういう人本当にいるのかなって思ったんですけどいなかったです。本当に普通の街で過ごしやすそうな街でした。実際どうなのかはわからないですけど、私はそう感じました。
ーー撮影はこのあたりで?
そうです、西成付近ですね。西成もあったと思います。
ーー役的な見どころと映画のみどころを
由貴の見所は、普通の女のコなんですよね。普通の女のコの姿が描かれているんですけど、裏にはこういう悩みがあったっていう…。最後に先生にばーってぶつけるシーンがあるんですけど、女のコとか共感できるシーンがいっぱいあるんです。私も由貴にめっちゃ共感することがあったから演じやすかったし、共感できる部分があるから見て欲しいと思います。
ちょっと前に私も完成した映画を観たんですけど、自分が出ているからとかじゃなく、本当にいい映画だし面白い映画だしいろんな人におすすめしたいなって思ったんです!! 贔屓なしに。涙あり笑いありでさらに考えさせられる映画でもあり、いろんな人に見てもらいたいし、中学校が舞台になっているので特に同世代の中学生の方にもいっぱい見て欲しいなと思います。
ーーいろんな要素が入っている映画なんですかね
そうです! 一人一人の人生を見てて面白いなと思うし、この子にはこの子なりの悩みがあるんだって思って、映画見ている時にめっちゃ泣きそうになりました。あんなに学校でヤンチャしているけど朝がたに新聞配達で先生と話したりする男の子だったりとか、シンナーとか吸ってぼーっとしている男の子とか、一人一人悩みを抱えていて生きているんだなーってなって、本当に面白い映画です。
ーーかば先生を軸に女の子の成長も面白いですね
優等生の裕子を演じるさくら若菜ちゃん。バスのシーンめっちゃ泣きました。バスの運転手さん…やっぱりいい街だなって思いました。見た目だけの判断とかあるけど、そんなシーンを見て西成っていい所やんって思いました。
ーー今後はどうしていかれますか?
今後はやっぱりもっとたくさん演技のお仕事をしたいので、これをきっかけにたくさんの人に知ってもらって色んな作品に出ていけるように頑張りたいです。
ーー具体的に次は決まっていない?
決まっていないですね、演技のお仕事は。
ーーゲームのとかは?
ゲームが好きで、そのゲームは配信しています。
ーーなんのゲーム?
最近「APEX」っていうゲームにハマっていてやっていますね。
ーー荒野行動もやっているの?
荒野行動もやっています。最近APEXばっかりなんですけど、めっちゃ面白いです。
ーーあと特にアピールしたいことは?
色んな人に『かば』を広めてください!
ーーありがとうございました。
あらすじ
阪神タイガースのリーグ制覇に沸く1985年の夏、被差別部落が隣接する西成区北部の中学校。
人々の差別と偏見、貧困など多くの問題を抱えた環境の中で、生徒たちは荒んだ学校生活を送っている。
蒲先生(43歳/山中アラタ)ら教師たちは手を焼いていた。
ある日、臨時教員として加藤 愛先生(23歳/折目真穂)が赴任してくるが、
初日から生徒に受け入れてもらえず自信を喪失。
先輩教師の蒲先生は「今、子どもらは加藤先生を試しとるんや、ただ教師と生徒の関係ではアカンねん」と、
得意の野球で生徒と向き合うことを勧める。
案の定、反発する野球部員は勝負に勝てばコーチとして認めると豪語するもあっさり敗北。
そのうち加藤先生はチャーコという愛称で呼ばれるようになる。
登校拒否になった転校生。家庭を顧みない母親、酒浸りで在日朝鮮人の父と暮らす女生徒。
出身地を恋人に告白することができない卒業生。服役中の父親に代わって家庭を支える野球部主将。
蒲先生ら教師たちは、それぞれの事情を抱えた生徒たちと正面から向き合い、
時には生徒の家庭へ強引に入り込んでまで、彼らの生き方を模索する。
◎映画『かば』
7月24日(土) 新宿 K’s cinema 公開
オフィシャルサイト https://kaba-cinema.com/
Twitter https://twitter.com/kaba_cinema
◎舞台挨拶
【日時】7/24(土) 15:50回 上映後
【登壇者】山中アラタさん 近藤里奈さん さくら若菜さん 松山歩夢さん 川本貴弘監督 司会:笠井信輔さん
【日時】7/25(日) 18:20回 上映後
【登壇者】山中アラタさん 近藤里奈さん 木村知貴さん 牛丸亮さん 石川雄也さん 司会:皷美佳さん
◎近藤里奈
Twitter https://twitter.com/rina_kondo_0223
Instagram https://www.instagram.com/rina_kondo_0223/
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCv4YbwV-Np6Sy12rCa1sfLw
取材・撮影 マンボウ北川
編集 記者J