2021.08.02 upload

アクションはもちろん、キャラも愛せる伊澤彩織の主演映画『ベイビーわるきゅーれ』公開!

Actress

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スタントウーマンとして今もっともアツい伊澤彩織が主演する映画『ベイビーわるきゅーれ』が公開された。女子高生の殺し屋2人が学校を卒業して、殺し屋は継続しつつ、表の顔のバイトもして社会人として生きようともがく姿が描かれたこの映画。笑いありアクションありで観るものを魅了する伊澤にインタビューができたのでご紹介する。

ーースタントウーマンという表現でよろしいですか?
はい、それでお願いします。

ーーこの道を進むことになったのはどうして?
本当にいろいろ偶然が重なってなんですけど、日本大学芸術学部の映画学科に在学していたときに転機があったんです。とにかくどこでもいいから撮影現場に行きたくて、何かできる裏方の仕事ないかなって探していたら、初めて行けたのがアクション映画でアクション部としてだったんです。

ーーそれまではアクションは?
まったくです。それまでは2か月間だけキックボクシングのジムに通ってて、それだけを盾にアクション部の仕事をしました。今の自分がその時の自分を見たら現場につれて行きたくないと思うんですけど(笑)。それでアクション部の仕事に出会って、すごく面白い部署があるんだなって思ったのがきっかけですね。アクションを始めたのが20歳の時です。

ーースタント的なことはやられてきた?
すっごい大スタントを重ねてきたわけではないんですけど、ワイヤーで高いところから吊られて飛び降りるとか爆破されて吹っ飛ぶとかはやりました。

ーーフリーランスでそれなりに食べていけるものなんですか?
ありがたいことに、それなりに食べていけてますね。最近はすごくアクションのある作品が増えていているので、スタントマンの需要も高まっているんです。スタントをすることだけがスタントマンの仕事ではないので、そんなに稼げない仕事ではないです。

ーー『ベイビーわるきゅーれ』で演じた役のポイントと映画全体の見所を
深川まひろというキャラクターと自分が重なることが多く、かなり素のまま演じることができました。あてがきなんじゃないかと思ったくらい。昔は人と関わるのがすごく苦手だったので、上手く会話できないまひろの悩みも理解できました。まひろはすごく自分に甘い人間なんですが、同時にストレスを上手く逃す方法を知っていて、できないことに「できないんだもん!」って言える素直な性格なんです。観た人の中にも、社会不適合者のまひろの中に共感できるポイントを見つけられると思います。

作品の見どころは、やっぱりアクションを見てほしいです!スタントパフォーマーが本気でアクションしたらこんなシーンが見れるんだって証明したかった。激しいアクションとゆるい日常の両極端な二面性をジェットコースターみたいに楽しんでもらえたらいいなと思ってます。

ーーメイド喫茶のところも好印象でしたが、どうでしたか?
メイド喫茶のところは、本当に素かもしれないですね(笑)。衣装合わせの時に顔真っ青だったと思うんですよ。「本当にこれ着るんですか? こんな短いやつ」って感じで、恥ずかしかったんですけど、頑張りました。

ーー演じるまひろはバイトで苦労しますが、伊澤さんも、スタントウーマンとしてのお仕事の中には、ツラい仕事も多いんじゃないですか? 辞めたくなったりとか…
ありますよ。(笑) でも、女性のアクション映画にメインでスタントダブルとして1本関わるまではこの仕事は辞めないと決めているので、(笑)。

ーーできたら辞めちゃうんですか?
えーわかんないです。出来たらどうなるかは考えてないですけど、主役のスタントダブルとして1本の映画にしっかり向き合ってみたいです。

ーー自分が主役じゃなくて、スタントダブルでいいんですね
そうですね、主役は今回やらせて頂いたので。
『ベイビーわるきゅーれ2』ができるなら真っ先に参加します!

ーー日本もいいですけど、この作品は世界でもウケると思いますよ。
本当ですか?! 嬉しいです! 世界まで届けー!

ーーありがとうございました。

あらすじ
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。
明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。
突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど
社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。
さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。
そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。
そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。

 

 

『ベイビーわるきゅーれ』
髙石あかり 伊澤彩織
三元雅芸 秋谷百音 うえきやサトシ 福島雪菜 / 本宮泰風
水石亜飛夢 辻凪子 飛永翼(ラバーガール) 大水洋介(ラバーガール) 仁科貴
監督・脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介 音楽:SUPA LOVE
主題歌:KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」
挿入歌:髙石あかり×伊澤彩織「らぐなろっく ベイビーわるきゅーれ feat. Daichi」
エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介 プロデューサー:角田陸、後藤剛 音楽プロデューサー:松原憲 撮影・照明:伊集守忠 美術・装飾:岩崎未来 録音:五十嵐猛吏 スタイリスト:入山浩章 ヘアメイク:赤井瑞希 編集:阪元裕吾
CG・エフェクト:若松みゆき 音響効果:吉田篤史 演出補 工藤渉 制作:吉田浩太
「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会(TOKYO CALLING/ライツキューブ/SUPA LOVE/渋谷プロダクション)
制作プロダクション:シャイカー 配給:渋谷プロダクション ©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会
95分/DCP/ビスタ/ステレオ

テアトル新宿ほかにて公開中  2021年8月20日(金)~ シネ・リーブル梅田 他にて全国公開

公式サイト https://babywalkure.com/
公式Twitter https://twitter.com/babywalkure2021
公式FaceBook https://www.facebook.com/babywl2021/

 

 

 

☆伊澤彩織
現役のスタントウーマン。映画『RE:BORN』の研修生 オーディションに合格し、アクショントレーニングを開始。映画『キングダム』、『るろうに剣心最終章The Final / The Beginning』、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』などで、メインキャストのスタントダブルを担当した。映画「ある用務員」で現役スタントウーマンが女優として出演し話題に。日本テレビ「行列のできる法律相談所」で『いま気になる人』としてコーナーゲスト出演し、現在その知名度が爆上がり中の存在。

Twitter https://twitter.com/izwsaori
Instagram https://www.instagram.com/saoriizawa/

 

 

ヘアメイク 西田美香(atelier ism)

 

 

取材 マンボウ北川
撮影・編集 記者J

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