2022.08.27 upload

話題沸騰中の髙石あかりの繊細な芝居に要注目!映画『とおいらいめい』公開!

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初主演映画『ベイビーわるきゅーれ』や舞台『鬼滅の刃』禰豆子役で話題となり人気急上昇中の髙石あかりが主演する映画『とおいらいめい』が公開となる。隕石が激突して地球滅亡となる直前の世界で、父の納骨で再び集合した腹違いの3姉妹の気持ちの変化を描いた本作で髙石あかりが感じたことや撮影の裏側をインタビューできたのでご紹介したい。

ーー出演はどのようにして決まりましたか?
大橋隆行監督の『かぞくあわせ』という作品を観に行かせて頂いて、そこで大橋監督がいて少しお喋りさせて頂いてその時は何もなくお別れしたんたんですがけど、後日『とおいらいめい』の製作にあたって、大橋監督の頭に私の顔が浮かんだたという嬉しい運命みたいなことがあったのがきっかけです。

ーー撮影はいつ頃だったんでしょうか?『ベイビーわるきゅーれ』より前?
前ですね。2020年の私が17歳の約1年間かけてゆっくりゆっくり撮影していました。岡山冬ロケと岡山夏ロケとまた群馬冬ロケと。

ーー瀬戸内海まで行って。
そうです、岡山まで行って。

ーー役の印象は?
そもそもこの作品の前までずっと舞台が多かったので、初めてに近い映像作品にすごくワクワクしていました。怖いというよりワクワクの方が大きかったんですけど、自分の心の中で感情がうごめいている役なので、あまり発散系ではないというか……。そんな役の女のコだったのですが、自分は意外と表に感情を出すタイプの人間なので、だから自分とは違う役に飛び込んでいった映像作品で演じるのが楽しみで、役を頂いたときに「このコを演じるんだ」ってワクワクしたのを覚えています。台本を頂いた後に、姉役の吹越ともみさんと田中美晴さんの3人と大橋監督でセリフの読み合わせがあったんですけど、私は早くこの3人で岡山に行かせてくれ! と思いましたね。その後はずっと「お姉ちゃん」って呼ぶくらい、家族みたいに信頼させてもらって甘えさせてもらっていました。

ーー実際に撮影に入った時の印象、大変だったことは?
岡山の冬の撮影期間、関係者皆一緒に生活をしていたんです。カメラマンもされている撮影監督の長谷川さんのご実家でスタッフさんと私達全員で暮らして、朝みんなで起きたりとかお風呂の順番を待ったりとか、本当に姉妹3人で生活できていた期間だったので、濃密でした。撮影以外の時間もずっと音ちゃんでいられたしずっと2人の妹でいられて、途切れることがなかったというのはすごく有難いことだったなと思います。

ーーリアルに共同生活をしていたと。
このポスターにある、長回しのシーンで、色々な“音”をひとりずつ言っていくんですよ。途中からセリフはなくて、その時の3人がそれぞれ答えを導き出した答えだと思います。一緒に生活していなかったらきっと出なかった“音”だと思うので、数日間一緒に生活することができてすごくよかったです。

ーーあれは台本上のセリフに書いてあるものではない?
ないです、アドリブなんです。(最初の3つだけ台本に書いてあり、)あとは確か全部アドリブでした。

ーー三人とも“音”を意識したお名前ですもんね。
そうですね。1人が音を挙げると「これもあるな」「こんな音もあるな」ってどんどん繋がっていきました。

ーー原作はしゅはまはるみさんが主演の舞台だそうですけど、なにか参考になるようなものは見れたりしたんですか?
舞台?? 知らなかったです!マジっすか? 今衝撃を受けていますね。見たいですね。そうなんですね~。

ーーじゃあ予備知識として舞台を見たわけではないんですね。
見てないです。感動しています、今。

ーー12分長回しというのは尺は最初から決まっていたんですか?
そんなことはないです。一番最初の冬の最終日と最終日前日の日が沈む2回しか撮るタイミングがなくて、何か間違えたら撮れなくなってしまうという感じでした。始まる前は気が気じゃなくてすごく怖かったんですが、一回目を撮った時にいっぱいアイデアが出てきたんですよ。「次はこういうことを言った方がいいかな」と思っていたら、最終日に2回目を撮りますってなった時にそれが全部吹っ飛んで、頭真っ白になっちゃっいました。とりあえず今目の前にある音、あと3人で生活をした思い出だったりとかをぐるぐるしながら考えるとどんどん蘇ってきて、結果最後音ちゃんが泣くんですよね。それは台本には書かれていなくて勝手に出てきたものなんですが、このシーンは個人的には思い出深いですし大切ですね。

ーーそういうプレッシャーの中で撮影をしたんですね。改めて役の見所と映画全体の見所をお願いします。
音ちゃんって内気な子なんですけど、心にはいっぱい感情があってそれをぶつける相手がこの世界にはいなかったのに、お父さんの納骨がきっかけでお姉ちゃん2人が現れます。途中で2人に心を開くタイミングがあるんですがけど、そのシーンは何回もリテイクしたくらい大切なシーンで、繰り返しているうちに音ちゃんの感情の細かい部分に気づけていったので、そういう音ちゃんの心の変化に注目して見て頂けたら嬉しいなと思います。『とおいらいめい』はコロナ禍の今すごく見ないといけないなと思う作品なんですよね。私はコロナ禍で人との繋がりの大切さをすごく感じていて、この映画を試写で見たときに生命力だったり「生きよう」という気持ちを受け取ったので、皆さんにもスクリーンでそれを感じて頂けたら嬉しいなと思います。

ーーコロナ禍を経験したことによって気持ちにも変化があったということですか?
星野源さんの『うちで踊ろうおうちにいよう』っていう歌がありましたよね、あれで世の中の人がどんどんみんながコラボ動画みたいなのをすごく上げていたときに、こんな状況の中でも誰かを笑顔にさせたくて作っている映像が出回っていて私は、すごく元気を貰いました。そういうのをもらう影響と与える影響がすごいんだなって思いましたし、人との繋がりを改めて意識したので、8月27日に改めて見たいなと私が思える映画でもあるので是非劇場で見てもらいたいです!

ーーありがとうございました。

 

 

 

あらすじ
彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った2020年。小学生だった1999年にノストラダムスの予言を信じ、家出をした長女・絢音と次女・花音と、その後生まれた腹違いの妹・音が、初めて一緒に生活することになる。
絢音は、彗星の衝突を前にシェルターの個室の設計を担当しており、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々。花音は、帰郷を機に、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会。音は、未成年ながらひょんなことから飲み会サークルと出会い、飲んだ帰りに花音が良平にキスするのを目撃。
互いに踏み込めず、すれ違う三姉妹は、世界の終わりを前に、本当の家族になれるのか。

出演:
髙石あかり 吹越ともみ 田中美晴
ミネオショウ 大須みづほ 森徠夢 武井美優
藤田健彦 しゅはまはるみ

企画・製作・配給:ルネシネマ
監督・脚本:大橋隆行
原作:とおいらいめい(2004年上演舞台)
2022年/日本/シネマスコープ/ステレオ/150分 ©ルネシネマ

公式サイト:https://runecinema.com/tooiraimei/
Twitter: https://twitter.com/tooiraimei
Facebook: https://www.facebook.com/rune.tooiraimei/
池袋シネマ・ロサにて
8月27(土)~9月9日(金)19:45~
9月10(土)~9月23日(金)レイトショー上映時間未定

初日舞台挨拶登壇者:髙石あかり、吹越ともみ、田中美晴、長谷川朋史(原作・撮影監督)、大橋隆行 (監督)

 

 

 

☆髙石あかり(Akari Takaishi)
2002年12月19日生まれ。宮崎県出身。
2016年にダンス&ボーカルグループのメンバーとしてデビュー。卒業後、2019年より女優活動を本格化。2020年と2021年に舞台「鬼滅の刃」で竈門禰豆子役に抜擢され話題を集める。映画『ある用務員』がきっかけで、2021年公開の『ベイビーわるきゅーれ』(阪元裕吾監督)で主演を務めた。現在放送中のドラマ「生き残った6人によると」にレギュラー出演中するほか、映画『追想ジャーニー』『終末の探偵』など公開を控えている。7月15日に映画『さよなら、バンドアパート』も公開。

公式プロフィール https://avex-management.jp/artists/actor/AKARI
Twitter https://twitter.com/a_akari1219
Instagram https://www.instagram.com/a_akari1219/

 

 

 

取材 マンボウ北川
撮影・文 記者J

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