2024.02.28 upload

『2:30am』に何が起こる!?東京女子流*ロングインタビュー!ニューシングル絶賛配信中!

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▲左から、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生

2022年8月にリリースしたアルバム『ノクターナル』(本誌取材:http://trenve.com/music/25658)以来、約1年半ぶりとなるニューシングル『2:30am』が現在配信中のガールズグループ・東京女子流。今年で結成14年となり円熟味の増してきた彼女たちに新曲の聴き所や楽しみ方、周年ライブのお話をインタビューできたのでご紹介する。

ーー新曲が出るということで、ちょっと変わったタイトルですね。正しくはなんと読むんですか?
中江友梨(以下、中江):“トゥーサーティーエーエム”です。

ーーむむむ…
中江:なんて反応ですか?(笑)
庄司芽生(以下、庄司):真夜中の2時半ですね。

ーーすごいタイトルだなって思って。
中江:確かにあまり聞かないですよね。時間も絶妙ですし。

ーーこの時間わりと起きてる感じですか?
中江:女子流は割と夜行性なので、起きてる時もありますよ(笑)。

ーーこの登場人物はどんな関係の2人なのかなって思っちゃいましたけどどうでしょうか?
庄司:聞いて頂いた方に受け取って頂いたまま受け入れて頂いていいのですが、私たちとしては「愛しく思っている人と過ごしている愛しい時間」というのがキーワードになっているのかなって思っています。ライブでパフォーマンスする時も、愛しい時間を思い描いていたりもします。愛しいっていう気持ちを持つと自然と笑みが溢れてくる感じなのかな… というのをメンバーで共有しています。さらに具体的なところはメンバーそれぞれで表現しております。

ーーそうですか、やはり午前2時半に2人っきりでいる仲なんですよね??
中江:日常の中で真夜中の2時半だとすでに寝ちゃってる人もいるし、夜更かししちゃってる人もいるだろうし、絶妙な時間だと思うんです。夜の12時ではなくて、でも朝方の3時とか4時とかでもなく、2時半はみんなが普段考えないような時間。ふとした時に愛が溢れてしまったりとか今日が終わるのが寂しくなってしまったりとか… そんな思い耽ったりする時間なのかなと、自分が大人になってから特に思いました。だからどんな“愛しい人”でも“大切な人”でもいいのですが、2時半に「この人のことを考えている時、こんなに優しい気持ちになってるんだな」っていう気持ちになったことがあるっていうすごく優しい曲です。私たち4人とも、それぞれ感情移入する部分もあるので、皆さんにもそんな気持ちで聞いて欲しいなって思います。

ーー私は端的に「同棲してるカップル」って受け取って問題ないですか?
中江:全然固定イメージじゃないので大丈夫です。2人に囚われなくて大丈夫ですよ。ラブソングにも聞こえたりもするんですけど、それ以外のイメージで聞こえる方がいるんじゃないかなと思うので「これは恋人同士の曲なんです」とは言わないです。

ーー君と僕で午前2時半にほぼ毎日一緒にいるみたいだなと思ってしまって。
中江:そんな風にも捉えられますよねぇ。

ーー後半にいくと別れそうな雰囲気もあるんだなと。
中江:大切な気持ちや愛情というところで「思ってない言葉をぶつけてしまったり」や「大切すぎて迷ってしまったり」とか、「どうやって伝えたらいいかわからない」という気持ちをきなみうみさんがリアルに歌詞にして下さっているので、そんなところにも寄り添ってくれていいなと思います。等身大といいますか。

新井ひとみ(以下、新井):愛しいと思うが故に、終わりを考えてしまう。もしかしたら一生一緒にはいられないかもしれないけど、今の時間を大切に思っている時がすごく愛おしい。という情景を思い浮かべて歌っているとすごくジーンってきます。

ーー「そう遠くない終わりを迎える」って歌詞にショックを受けました。大丈夫なのかって。
中江:胸がキューってなりますよね。
新井:でもそれを考えられるようになる。客観視しているどちらかもすごく大人というか、ある意味客観視して考えられない世の中じゃないですか、今って。だけど、違う方向から自分たちのことを見られてるって、なかなか気づけないところなのに、気付けてるっていうところが素敵だなって感じてます。

ーーどんな理想的なカップルでもいつまでも一緒のはずもないと考えると逆にリアルなのかなっていうことですかね? いや、そうじゃないのか。女性と男性ということすら実はこだわってないみたいな感じですか?
庄司:私たち的には、聞き手の方々への余白は残しておきたい思いがあって、この曲だけじゃなく自分たちの曲全部なんですけど、それぞれ思ってることあると思いますが、細かくはあえて言及しないようにしてます。

ーーそんなに突っ込まれても困りますよね。
庄司:そういうことではないですが…(笑)、そういう捉え方はあるかもしれないし、そうでないかもしれないですよね。「ふふふ」みたいな感じ。

新井:ほんと、余白があることで余裕も生まれるような気がします。パフォーマンスの時もメンバーがそれぞれキチキチに決めてやると圧が生まれてしまう気がするんですけど、ひとつ軸は持ちながらも少し余白を持たせることで、淡い柔らかな雰囲気がパフォーマンスができると思うので、歌だけでなくパフォーマンス全体もぜひ見て欲しいです。

ーー今回はMVはあるんですか?
山邊未夢(以下、山邊):今回はリリックビデオでイラストを私が描きました。ダンスビデオはこれから撮影です(取材時)。

ーーイラストはどんな感じですか?
山邊:クーピーで描いたのですが、人それぞれの愛しい時間や大切な人と過ごす時間を思い浮かべながら曲を聴いて欲しいなと思い、あえて顔は描きませんでした。犬と散歩している時間だったり、大切な人とご飯を食べている時間だったり、大切な人を思いながら寝る時間だったり、それぞれあると思います。歌詞の中にテレビというワードが入っているので、テレビの前で2人が寄り添っている絵もメンバーの意見で最後に足したりしました。

ーー具体的にリリックビデオになるとこの絵をバックに曲が流れるという感じですか?
山邊:(取材時)私も完成されたものはまだ見ていないのですが、どんな感じで歌詞が出てくるんだろうってすごく楽しみです。途中に出てくるテレビの中に文字を映し出して欲しいですね。

ーーしかも、とても古いテレビの絵が描かれているようですね。
山邊:最近のテレビみたいな薄型にしようかなと思ったんですけど、少し歴史を感じる古いテレビの方がこの世界観に合ってるなと思いました。実際に見たことはないけど親近感が湧くのはどっちだろうって思った時に、私は昔のテレビの方がホッとする気がしたので、昔のテレビについて検索して調べながら描かせてもらいました。かなり古いテレビにしました。

ーー前回取材させて頂いたのが2022年なのですが、それから約2年。心境の変化はありましたか?
新井:2018年から始まったワンマンライブが2023年ちょうど100回目ぐらいを迎えまして。今までのライブやこれからのライブについて、より深く考えるようにもなりました。メンバーみんながどうやったら面白くなるかとか、新しい自分ができるパフォーマンスでさらに進化をするにはどうすればいいのかを考えた期間でもあったので、“考える”という面では少しずつですが大人になっていると思います。

庄司:前回インタビューして頂いたノクターナルのリリースが自分たちにとっていい影響をもらったというか、とても可能性を感じて、その延長戦で進化し続ける4人でいたいよねっていうところで、ノクターナルに収録されていた『Viva La 恋心』と『コーナーカット・メモリーズ』を作って下さったきなみうみさんに猛烈アプローチをさせて頂き、今回制作することが出来ました。2023年はライブが中心で、今までで一番ライブをやったんじゃないかなと。ライブ尽くしの一年で、なかなか新曲を届けられるタイミングが難しかったのですが、今回やっと新曲のリリースが決定して、今自分たちが胸を張って自信を持って届けられる曲ができたなと思っています。“東京女子流はこうありたい”という気持ちが4人全員、より統一されて強くなって、それが新曲にもつながっている気がしています。またひとつ東京女子流に対しての思いも強くなったなと思います。

ーー5月4日に14周年記念のワンマンライブありますね。今までも毎年記念ライブが開催出来てきたんですか?
山邊:ありがたいことに、全部開催出来ています。10周年の時が5月に出来なかったので、秋ぐらいに半年遅れぐらいでやらせてもらいました。

ーー今回の周年ライブは具体的にどんなことをやろうとしているのか教えてください。
山邊:これからみんなでどんなライブにしたいのか話し合って固めていくところです。過去のライブでこんなことがあったよねって思って頂けたり、最近ファンになって下さった方や初めてライブに行くよという方たちにも、東京女子流の勢いや未来を感じてもらえるような周年ライブにできたらいいなと思っています。

庄司:やはりアニバーサリーライブとなると歴史を振り返ったりしつつ、最新の私たちを見せるような構成のものが多かったんですけれども、今回は“攻めの姿勢”じゃないけど、いい意味で期待を裏切るようなパフォーマンスや構成にしていけたらいいなと思っております。

新井:みんな一緒に楽しい気持ちでというのは、第一に考えています。ライブって形に残るものじゃないから儚いって表現されると思うんですけど、儚いだけじゃ終わらせない。爪痕を残すという意味でも、15周年に向けて気合を入れたパワフルなものを届けていきたいです。

ーー今回は自分たちでっていう気持ちが大きそうですね。ちなみに今着ていらっしゃる衣装は新曲用ですか?
山邊:この曲というよりは新ビジュアルです!
庄司:新しく東京女子流というグループのビジュアルとして出たのが、この衣装を着ている写真です。

ーー衣装に関しては皆さんそれぞれこだわりがあったりするんですか?
庄司:好きなポイントはそれぞれあると思います。

ーーそれ動画で言ってもらえますか?
全員:わかりました。動画で(笑)。→動画をチェック!![https://youtu.be/v9FNKJkW46Q]

ーー新曲への思いとライブへの意気込みをお一人ずつ教えて下さい。
庄司:今回の新曲は今の私たちが届けられる最大限の魅力を詰め込んでいるので、たくさん聴いて頂いて、聴いて下さった方の日常に溶け込む一曲になったら嬉しいです。振り付けも女性らしさもありつつ、見どころが盛りだくさんになっているので、ぜひ5月4日のライブでも見て頂きたいです。まだまだワクワクすることを皆さんにお届けできるように、この先も新曲の準備などすでに始まっているので、これからの東京女子流も楽しみに応援して頂けたら嬉しいです。

中江:今回の新曲は、私自身も普段から日常で聴いていて、すでに自分自身にも寄り添ってくれている楽曲です。年齢・性別問わず、聴く人にとって優しい曲になっているんじゃないかなと思います。東京女子流にとってファンの皆さんがすごく大切な存在ですので、この曲を通して皆さんの日常の中に東京女子流がもっともっと溶け込んでいってくれたら嬉しいなって思います。5月4日は14周年ライブなので、今までのどの歴史も置いていかずに全部持って行くつもりですし、それ以上に、周年だからということだけではなく、ちゃんと意味のあるライブにするつもりなので、大人の女性になった4人の魅力やそれぞれの個性が光る公演になったら嬉しいので、ぜひ来て頂きたいです。

新井:配信リリースでは歌詞と音楽を味わって頂けるのですが、ライブに来て頂ければダンスのパフォーマンスだったり、表情だったり些細なことにも気づいて頂けると思うので、ぜひライブにも足を運んで頂けたら嬉しいなと思います。14周年ライブ、その先の15周年に向けて、形のあるものや爪痕を残せるように私たちもギアを入れて精一杯全力を尽くしますのでぜひ遊びに来てください。

山邊:私はこの新曲を初めて聴いた時に、陰の部分から始まっている印象を受けたんですけど、歌詞がつくと陽の要素がすごく強くなって、一曲の中でどちらも感じられる面白い曲だなと感じました。自分の解釈で感じて聴いて頂ける面白い曲なので、ファンの方や初めて聴く方には最後までしっかり聴いてほしいなと思います。2月、4月にワンマンライブがあって、ふらっと気軽に来れる会場になってるんですけど、もっとふらっと来れるのはやっぱり5月4日の周年ライブなんじゃないかなと思います。最近東京女子流を見てないなという人も、今の東京女子流を見ればきっと好きになること間違いなしです絶対に!! 新曲も披露するので、5月4日のライブに来て頂けたら嬉しいです。お待ちしております!

ーーありがとうございました。

 

 

▲左から、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生

 

▼新曲情報
東京女子流 NEW SINGLE 「2:30am」
https://avex.lnk.to/230am

Official Lyric Video
https://youtu.be/wkAGHnKd5ec?si=fa59MllvAv75TV6k

 

▼ライブ情報
4月20日 ワンマンライブ @SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
5月4日 14th Anniversary Live @Zepp Shinjuku(TOKYO)

 

 

▼SNS情報
東京女子流*
公式サイト https://tokyogirlsstyle.jp/
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